特許ウォッチ

公開番号2025014885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117822
出願日2023-07-19
発明の名称商品販売データ処理装置及びプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07G 1/01 20060101AFI20250123BHJP(チェック装置)
要約【課題】操作性の向上を図ることが可能な商品販売データ処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】商品を特定可能な識別情報を取得する第1取得手段と、前記識別情報に基づいて前記商品の登録を行う登録手段と、同一の画面内に、前記登録手段で登録された商品の情報を登録順に配置して表示するとともに、登録の終了を指示する操作子とを表示させる表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記操作子の表示態様を動きを伴うアニメーションで周期的に変化させることで強調表示を行う。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
商品を特定可能な識別情報を取得する第１取得手段と、
前記識別情報に基づいて前記商品の登録を行う登録手段と、
同一の画面内に、前記登録手段で登録された商品の情報を登録順に配置して表示するとともに、登録の終了を指示する操作子とを表示させる表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記操作子の表示態様を動きを伴うアニメーションで周期的に変化させることで強調表示を行う、商品販売データ処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記表示手段は、前記操作子の内部に表されるオブジェクトの位置又は大きさを周期的に変化させて強調表示を行う、請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項３】
前記表示手段は、前記操作子に他のオブジェクトを重畳する表示処理を周期的に行うことで強調表示を行う、請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項４】
前記表示手段は、前記操作子の輪郭線の表示色を周期的に変化させて強調表示を行う、請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項５】
前記表示手段は、前記操作子の大きさ又は形状を周期的に変化させて強調表示を行う、請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項６】
自装置を操作する操作者の状態又は前記商品の登録状況を示す状態情報を取得する第２取得手段を更に備え、
前記表示手段は、前記状態情報に基づき、前記操作子の強調表示を開始する、請求項１～５の何れか一項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項７】
前記第２取得手段は、自装置に対する操作が行われているか否かを示す情報を前記状態情報として取得し、
前記表示手段は、無操作状態が所定時間継続した場合に、前記操作子の強調表示を開始する、請求項６に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項８】
前記第２取得手段は、登録の対象となる商品を載置する載置部に設置された重量センサから重量の計測結果を前記状態情報として取得し、
前記表示手段は、計測された前記重量が閾値以下となった場合に、前記操作子の強調表示を開始する、請求項６に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項９】
前記第２取得手段は、前記操作者を撮像した画像から、当該操作者の動作状態又は心理状態を表した前記状態情報を取得し、
前記表示手段は、前記操作者の動作状態又は心理状態が所定の条件を満たす場合に、前記操作子の強調表示を開始する、請求項６に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項１０】
商品販売データ処理装置のコンピュータを、
商品を特定可能な識別情報を取得する第１取得手段と、
前記識別情報に基づいて前記商品の登録を行う登録手段と、
同一の画面内に、前記登録手段で登録された商品の情報を登録順に配置して表示するとともに、登録の終了を指示する操作子とを表示させる表示手段と、
して機能させ、
前記表示手段は、前記操作子の表示態様を動きを伴うアニメーションで周期的に変化させることで強調表示を行う、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、商品販売データ処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗では、顧客が購入する商品の登録と会計とを行うＰＯＳ（Point of Sales）端末が設けられている。また、近年では、商品の登録や会計に係る操作を顧客自身が行うセルフ型のＰＯＳ端末も存在している。このようなＰＯＳ端末では、商品の登録が行われると、登録された商品をリスト表示した画面（以下、商品登録画面ともいう）を、自装置の操作に係る各種の操作子とともに表示することが行われている。
【０００３】
ところで、上記のＰＯＳ端末では、商品の登録を終了するような場合、操作者は画面表示された操作子に基づき、登録の終了又は会計の開始を指示するための操作（以下、締め操作ともいう）を行うことになる。ＰＯＳ端末では、締め操作を受け付けると、それまでに登録された商品の合計金額に基づき、会計を行うことが可能となっている。
【０００４】
しかしながら、商品登録画面では、登録が行われる毎に登録された商品に関する情報が追加表示されることから表示される情報量が比較的多く、操作者の視線も登録された商品に集中する傾向がある。そのため、操作者にとっては、締め操作を行うための操作子の位置が分かり辛いという問題がある。特に、ＰＯＳ端末の操作に不慣れな顧客にとっては、締め操作を行うための操作子が分かり辛いと、商品の登録を終えた後も商品の会計に進むことができず、円滑な取引の妨げとなる可能性がある。
【０００５】
なお、従来、釣銭額の表示画面等の静的な画面において、操作子を点滅表示させることで操作を促す技術が提案されているが、登録毎に表示される情報が更新される動的な商品登録画面に適用したとしても操作子を効果的に強調することできず、操作性の上で改善の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明が解決しようとする課題は、操作性の向上を図ることが可能な商品販売データ処理装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
実施形態の商品販売データ処理装置は、商品を特定可能な識別情報を取得する第１取得手段と、前記識別情報に基づいて前記商品の登録を行う登録手段と、同一の画面内に、前記登録手段で登録された商品の情報を登録順に配置して表示するとともに、登録の終了を指示する操作子とを表示させる表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記操作子の表示態様を動きを伴うアニメーションで周期的に変化させることで強調表示を行う。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、第１の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末の外観の一例を示す正面図である。
図２は、第１の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図３は、第１の実施形態に係る商品マスタのデータ構成の一例を示す図である。
図４は、第１の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末の機能構成の一例を示す図である。
図５は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末に表示される画面の一例を示す図である。
図６は、第１の強調表示方法を説明するための図である。
図７は、第２の強調表示方法を説明するための図である。
図８は、第３の強調表示方法を説明するための図である。
図９は、第４の強調表示方法を説明するための図である。
図１０は、第５の強調表示方法を説明するための図である。
図１１は、第６の強調表示方法を説明するための図である。
図１２は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末が行う商品販売データ処理の一例を示すフローチャートである。
図１３は、第２の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末の外観の一例を示す正面図である。
図１４は、第２の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図１５は、第２の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末の機能構成の一例を示す図である。
図１６は、変形例１に係る商品登録画面の表示形態の一例を示す図である。
図１７は、第３の強調表示方法の変形例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。実施形態では、セルフ型のＰＯＳ端末（以下、セルフＰＯＳともいう）を商品販売データ処理装置の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００１０】
［第１の実施形態］
図１は、第１の実施形態に係るセルフＰＯＳ端末１の外観の一例を示す正面図である。図１に示すように、セルフＰＯＳ端末１は、例えば縦長の略直方体形状を有し、第１筐体２と第２筐体３とを備える。第１筐体２は、略直方体形状の下段側に位置し、入出金部４を内部に収納する。入出金部４は、後述する制御部１００の制御の下、顧客から預かった金銭を入金し、顧客に払い出す釣銭を出金する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許