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公開番号2025014663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117404
出願日2023-07-19
発明の名称振動モータ
出願人ニデックプレシジョン株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20250123BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】振動モータの信頼性を高めるために、弾性部材の耐久性を向上させる。
【解決手段】一実施の形態の振動モータ1Aは、筐体10と、筐体10に収容され、筐体10の内部で左右方向に往復運動する振動体50と、筐体10の内部で振動体50を左右方向に往復運動可能に支持する一対の弾性部材60とを有する。それぞれの弾性部材60は、振動体50に固定される第1固定部63と、筐体10に固定される第2固定部64とを含む金属板である。第1固定部63及び第2固定部64は、同方向に屈曲して前後方向で互いに対向している。また、第1固定部63及び第2固定部64は、内側に向かって延びる一対の曲げ部を備えており、それら一対の曲げ部は、上下方向で互いに対向している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に収容され、前記筐体の内部で第1方向に往復運動する振動体と、
前記筐体の内部で前記振動体を前記第1方向に往復運動可能に支持する一対の弾性部材と、を有し、
それぞれの前記弾性部材は、前記振動体に固定される第1固定部と、前記筐体に固定される第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部とを繋ぐ中間部とを含む金属板であり、
前記第1固定部および前記第2固定部は、前記中間部に対して同方向に屈曲して前記第1方向と直交する第2方向で互いに対向しており、
前記第1固定部と前記第2固定部との少なくとも一方は、前記第2方向の一方側または他方側に向かって延びる一対の曲げ部を備え、
一対の前記曲げ部は、前記第1方向および前記第2方向と直交する第3方向で互いに対向している、振動モータ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記第1固定部および前記第2固定部が一対の前記曲げ部をそれぞれ備え、
前記第1固定部が備える一対の前記曲げ部は、前記振動体を挟んで対向している、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
一方の前記弾性部材は、前記第1方向で前記振動体の一側に配置され、他方の前記弾性部材は、前記第1方向で前記振動体の他側に配置されている、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項4】
それぞれの前記第1固定部は、前記振動体が備える錘に溶接され、
それぞれの前記第2固定部は、前記筐体に溶接されている、請求項3に記載の振動モータ。
【請求項5】
それぞれの前記第2固定部は、前記錘を取り囲む前記筐体の周壁部に溶接され、
それぞれの前記第1固定部は、前記筐体の前記周壁部と対向する前記錘の側面に溶接され、
それぞれの前記第1固定部が備える一方の前記曲げ部は、前記錘の前記側面に連接する前記錘の下面と重なり、
それぞれの前記第1固定部が備える他方の前記曲げ部は、前記錘の前記側面に連接する前記錘の上面と重なっている、請求項4に記載の振動モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動モータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
今日、スマートフォンやタブレット端末などの各種電子機器に振動モータが内蔵されている。電子機器に内蔵される振動モータの一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている振動モータは、振動体が直線的に振動するリニア型振動モータである。特許文献1に記載されている振動モータの振動体は、筐体に収容されており、かつ、弾性部材によって振動可能に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-176688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
振動モータの信頼性を高めるために、弾性部材の耐久性を向上させることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施の形態に係る振動モータは、筐体と、前記筐体に収容され、前記筐体の内部で第1方向に往復運動する振動体と、前記筐体の内部で前記振動体を前記第1方向に往復運動可能に支持する一対の弾性部材と、を有する。それぞれの前記弾性部材は、前記振動体に固定される第1固定部と、前記筐体に固定される第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部とを繋ぐ中間部とを含む金属板である。前記第1固定部および前記第2固定部は、前記中間部に対して同方向に屈曲して前記第1方向と直交する第2方向で互いに対向している。前記第1固定部と前記第2固定部との少なくとも一方は、前記第2方向の一方側または他方側に向かって延びる一対の曲げ部を備えており、それら一対の曲げ部は、前記第1方向および前記第2方向と直交する第3方向で互いに対向している。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、弾性部材の耐久性の向上が図られた信頼性の高い振動モータが実現される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、振動モータの外観を示す斜視図である。
図2は、振動モータの構造を示す斜視図である。
図3は、振動モータの構造を示す分解斜視図である。
図4は、筐体の構造を示す分解斜視図である。
図5は、弾性部材による振動体の支持状態を示す平面図である。
図6Aは、弾性部材の1つを拡大して示す斜視図である。
図6Bは、弾性部材の他の1つを拡大して示す斜視図である。
図7は、図5中のA-A線に沿う拡大断面図である。
図8は、図5中のB-B線に沿う拡大断面図である。
図9は、弾性部材の配置の一変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全ての図面において、同一または実質的に同一の構成や要素には同一の符号を用いる。また、一度説明した構成や要素については、原則として繰り返しの説明は行わない。
【0009】
<振動モータの概要>
図1は、本実施の形態に係る振動モータ1Aの外観を示す斜視図である。図2は、振動モータ1Aの構造を示す斜視図である。図3は、振動モータ1Aの構造を示す分解斜視図である。
【0010】
振動モータ1Aは、その外郭を形成する筐体10を有している。筐体10は、略長方形の平面形状を有する金属製の箱である。筐体10の内部には、基板30,コイル40,振動体50等の振動モータ1Aの構成要素が収容されている。
(【0011】以降は省略されています)

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