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公開番号2024160338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-13
出願番号2024134574,2020167852
出願日2024-08-09,2020-10-02
発明の名称振動モータ
出願人ニデック株式会社
代理人
主分類B06B 1/04 20060101AFI20241106BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】シャフトを用いない構成としつつ、可動子を安定して稼働させることのできる振動モータを提供する。
【解決手段】振動モータ10は、静止部1と、マグネット部材6、第1方向に振動可能な可動子5と、弾性部材81、82と、を備える。静止部は、通電によりマグネット部材に駆動力を付与するコイル2と、内部に可動子およびコイルを収容するケース3と、を有する。可動子は、マグネット部材の第1方向一方側端部を保持するホルダー部材71、72を有する。弾性部材は、ホルダー部材に連結される。ケースは、ケース切欠き部3A、3B、3C、3Dを有する。ケース切欠き部は、ケースの第1方向一方側端から第1方向他方側へ向かって切欠かれる。ホルダー部材は、第1方向に垂直な第2方向一方側へ向かって切欠かれるホルダー切欠き部71A、72Aを有する。ケース切欠き部とホルダー切欠き部は、第2方向に視て重なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
静止部と、
マグネット部材を有し、かつ第1方向に振動可能な可動子と、
弾性部材と、
を備え、
前記静止部は、通電により前記マグネット部材に駆動力を付与するコイルと、
内部に前記可動子および前記コイルを収容するケースと、
を有し、
前記可動子は、前記マグネット部材の第1方向一方側端部を保持するホルダー部材を有し、
前記弾性部材は、前記ホルダー部材に連結され、
前記ケースは、ケース切欠き部を有し、
前記ケース切欠き部は、前記ケースの第1方向一方側端から第1方向他方側へ向かって切欠かれ、
前記ホルダー部材は、第1方向に垂直な第2方向一方側へ向かって切欠かれるホルダー切欠き部を有し、
前記ケース切欠き部と前記ホルダー切欠き部は、第2方向に視て重なり、
前記ホルダー切欠き部の第1方向および第2方向に垂直な第3方向の幅は、前記ケース切欠き部の第3方向の幅と同一、または前記ケース切欠き部の第3方向の幅よりも短く、
前記ホルダー切欠き部は、前記ケース切欠き部と第1方向に重なる、振動モータ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記マグネット部材は、第1方向に2つ配置されるマグネットと、
前記マグネットにより第1方向に挟まれて配置される磁性体部と、
を有し、
前記マグネットの前記磁性体部と対向する側の磁極は、同極である、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
前記マグネット部材は、単一部材であって、
前記マグネット部材は、第1方向に2つ配置される磁化領域と、
前記磁化領域により第1方向に挟まれて配置される非磁化領域と、
を有し、
前記磁化領域の前記非磁化領域と対向する側の磁極は、同極である、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項4】
前記ホルダー切欠き部における第2方向他方側の内端面と、前記ケース切欠き部における第2方向一方側の内端面は、いずれも第2方向に平行な平面である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項5】
前記弾性部材は、第2方向一方側へ向かって切欠かれる弾性部材切欠き部を有し、
前記弾性部材切欠き部の第1方向および第2方向に垂直な第3方向の幅は、前記ケース切欠き部の第3方向の幅と同一である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項6】
前記ホルダー部材の少なくとも一部は、金属により構成される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項7】
前記ホルダー部材の少なくとも一部は、樹脂部により構成され、
前記弾性部材は、前記樹脂部に直接的または間接的に固定される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項8】
前記ケースの第1方向一方側に配置される蓋部と、緩衝部材と、
を有し、
前記弾性部材は、前記可動子と前記蓋部との間に配置され、
前記緩衝部材は、前記蓋部における前記可動子の第1方向一方側端面と対向する内面に配置される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項9】
前記マグネット部材の外周面と前記コイルの内周面との間に配置される磁性流体を有する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項10】
前記ケースの外周面に取り付けられ、かつ前記ケース切欠き部を覆うカバー部材を有する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の振動モータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動モータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スマートフォン等の携帯機器など各種機器には、振動発生装置として振動モータが備えられている。振動モータは、例えば、着信またはアラーム等を利用者に知らせる機能、あるいはヒューマンインタフェースにおける触覚フィードバックの機能などの用途で用いられる。
【0003】
振動モータは、ケースと、コイルと、弾性部材と、可動子と、を有する。可動子は、マグネットを有する。可動子とケースとは、弾性部材により接続される。コイルに通電して磁界を発生させることにより、可動子は振動する。
【0004】
上記ケースを磁性体で構成する場合、可動子が吸引力によって筐体の内面に引き寄せられて張り付き、可動子が動かなくなる現象が発生する虞があった。なお、筐体を磁性体で構成するのは、磁気回路を構成して磁力を高めるためである。
【0005】
そこで、従来の振動モータには、ケースに固定されるシャフトが設けられる場合がある。この振動モータでは、可動子がシャフトに沿って振動方向に往復移動する。これにより、可動子が筐体の内面に張り付く現象を防止できる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-11984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のようなシャフトが設けられた振動モータには、次のような課題があった。シャフトは可動子の内部を通されて配置されるため、可動子の重量が減少するとともに、マグネット容積の低下による磁力低下が生じる。これにより、振動量が低下する虞があった。さらに、可動子とシャフトとの間の摺動により、騒音および摩耗が生じる虞もあった。
【0008】
上記状況に鑑み、本発明は、シャフトを用いない構成としつつ、可動子を安定して稼働させることのできる振動モータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の例示的な振動モータは、静止部と、マグネット部材を有し、かつ第1方向に振動可能な可動子と、弾性部材と、を備える。前記静止部は、通電により前記マグネット部材に駆動力を付与するコイルと、内部に前記可動子および前記コイルを収容するケースと、を有する。前記可動子は、前記マグネット部材の第1方向一方側端部を保持するホルダー部材を有する。前記弾性部材は、前記ホルダー部材に連結される。前記ケースは、ケース切欠き部を有する。前記ケース切欠き部は、前記ケースの第1方向一方側端から第1方向他方側へ向かって切欠かれる。前記ホルダー部材は、第1方向に垂直な第2方向一方側へ向かって切欠かれるホルダー切欠き部を有する。前記ケース切欠き部と前記ホルダー切欠き部は、第2方向に視て重なる。
【発明の効果】
【0010】
各々の本発明の例示的な振動モータによると、シャフトを用いない構成としつつ、可動子を安定して稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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