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公開番号2024171134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023088042
出願日2023-05-29
発明の名称振動型リニアアクチュエータ、振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造および切断装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B06B 1/04 20060101AFI20241204BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】被固定部の変形を抑制しつつ、固定子の小型化を図ることが可能な振動型リニアアクチュエータ、振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造および切断装置を得る。
【解決手段】振動型リニアアクチュエータ5は、可動子7を駆動させることが可能な固定子6を備えている。この固定子6は、固定子本体61と、固定子本体61に連設されて、他の部品43に形成された被固定部431に固定することが可能な固定部63と、を備えている。また、固定部63は、固定子本体61の一面6111aが下方を向くように固定子6を配置した状態における側面視で、一面6111aから下方に突出して互いに対向する一対の脚部631と、脚部631にそれぞれ連設されて、脚部631が対向する方向の内側に向けて突出する一対の突起部632と、を備えている。
【選択図】図25
特許請求の範囲【請求項１】
第１方向に往復動することが可能な可動子と、前記第１方向に往復動するように前記可動子を駆動させることが可能な固定子と、を備え、他の部品に固定され得る振動型リニアアクチュエータであって、
前記固定子は、
固定子本体と、
前記固定子本体に連設されて、前記他の部品に形成された被固定部に固定することが可能な固定部と、
を備えており、
前記固定部は、
前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記一面から下方に突出して互いに対向する一対の脚部と、
前記脚部にそれぞれ連設されて、前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記脚部が対向する方向の内側に向けて突出する一対の突起部と、
を備えている、
振動型リニアアクチュエータ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記固定部は、前記脚部の突出方向および前記突起部の突出方向と交差する方向に細長い形状をしている、
請求項１に記載の振動型リニアアクチュエータ。
【請求項３】
前記脚部が対向する方向が前記第１方向となっている、
請求項１または請求項２に記載の振動型リニアアクチュエータ。
【請求項４】
前記固定子本体が電磁石部であり、
前記固定部は、前記電磁石部の駆動により生じる磁束の主磁路から外れた位置に形成されている、
請求項１または請求項２に記載の振動型リニアアクチュエータ。
【請求項５】
前記電磁石部がコアを備えており、
前記固定部と前記コアとが一体成形品である、
請求項４に記載の振動型リニアアクチュエータ。
【請求項６】
請求項１または請求項２に記載の振動型リニアアクチュエータと、
前記被固定部が内部に配置されたハウジングと、
前記振動型リニアアクチュエータに接続される可動刃と、
前記可動刃が摺接する固定刃と、
を備える、
切断装置。
【請求項７】
振動型リニアアクチュエータを他の部品に形成された被固定部に固定した振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造であって、
前記振動型リニアアクチュエータは、
第１方向に往復動することが可能な可動子と、
前記第１方向に往復動するように前記可動子を駆動させることが可能な固定子と、
を備えており、
前記固定子は、
固定子本体と、
前記固定子本体に連設されて、前記被固定部に固定することが可能な固定部と、
を備えており、
前記固定部は、
前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記一面から下方に突出して互いに対向する一対の脚部と、
前記脚部にそれぞれ連設されて、前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記脚部が対向する方向の内側に向けて突出する一対の突起部と、
を備えており、
前記被固定部は、一対の突起部により抜け止めがなされた状態で、一対の前記脚部により挟持されている、
振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、振動型リニアアクチュエータ、振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造および切断装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、振動型リニアアクチュエータとして、下記の特許文献１に開示されているように、一方向に往復動することが可能な可動子と、可動子を駆動させることが可能な固定子としてのステータブロックと、を備えるものが知られている。
【０００３】
この特許文献１では、ヘアカッターの可動刃を往復動させる装置として振動型リニアアクチュエータを用いており、この振動型リニアアクチュエータは、ヘアカッターのハウジング（他の部品）に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００５－１８５０６７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
このように、他の部品に固定された状態で使用される振動型リニアアクチュエータにおいては、他の部品に形成された被固定部の変形を抑制しつつ、固定子の小型化を図れるようにするのが好ましい。
【０００６】
そこで、本開示は、被固定部の変形を抑制しつつ、固定子の小型化を図ることが可能な振動型リニアアクチュエータ、振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造および切断装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一態様にかかる振動型リニアアクチュエータは、第１方向に往復動することが可能な可動子と、前記第１方向に往復動するように前記可動子を駆動させることが可能な固定子と、を備え、他の部品に固定され得る振動型リニアアクチュエータであって、前記固定子は、固定子本体と、前記固定子本体に連設されて、前記他の部品に形成された被固定部に固定することが可能な固定部と、を備えており、前記固定部は、前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記一面から下方に突出して互いに対向する一対の脚部と、前記脚部にそれぞれ連設されて、前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記脚部が対向する方向の内側に向けて突出する一対の突起部と、を備えている。
【０００８】
本開示の一態様にかかる切断装置は、上記振動型リニアアクチュエータと、前記被固定部が内部に配置されたハウジングと、前記振動型リニアアクチュエータに接続される可動刃と、前記可動刃が摺接する固定刃と、を備えている。
【０００９】
本開示の一態様にかかる振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造は、振動型リニアアクチュエータを他の部品に形成された被固定部に固定した振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造であって、前記振動型リニアアクチュエータは、第１方向に往復動することが可能な可動子と、前記第１方向に往復動するように前記可動子を駆動させることが可能な固定子と、を備えており、前記固定子は、固定子本体と、前記固定子本体に連設されて、前記被固定部に固定することが可能な固定部と、を備えており、前記固定部は、前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記一面から下方に突出して互いに対向する一対の脚部と、前記脚部にそれぞれ連設されて、前記固定子本体の一面が下方を向くように前記固定子を配置した状態における側面視で、前記脚部が対向する方向の内側に向けて突出する一対の突起部と、を備えており、前記被固定部は、一対の突起部により抜け止めがなされた状態で、一対の前記脚部により挟持されている。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、被固定部の変形を抑制しつつ、固定子の小型化を図ることが可能な振動型リニアアクチュエータ、振動型リニアアクチュエータの被固定部への固定構造および切断装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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