TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025014651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117384
出願日2023-07-19
発明の名称回転電機の固定子、及びそれを備えた回転電機
出願人日立Astemo株式会社,株式会社松尾製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類H02K 11/25 20160101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本発明は固定子コイルの温度検出精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明の固定子コイル220は、第1レイヤー221と第2レイヤー222が近づく底部223を有してU字状に形成され、第1レイヤー221と第2レイヤー222は固定子コア211の周方向においてそれぞれ異なるスロット212に挿入される。スロット212には、径方向に沿って複数の固定子コイル220が配置される。
スロット212の径方向に沿って配置された複数の固定子コイル220のうち、第1レイヤー221が最内周に位置する固定子コイル220aの底部223には、固定子コイル220aの温度を検出するサーミスタ270を挟持して固定する折返し部226を接続する。第2レイヤー222には、周方向に向かって屈曲した第1屈曲部227を備える。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
径方向に沿って伸びて形成され、周方向に並んだ複数のスロットを有する固定子コアと、前記複数のスロットに挿入される複数の固定子コイルと、を備えた回転電機の固定子において、
前記固定子コイルは、第1レイヤーと第2レイヤーが近づく底部を有してU字状に形成され、前記第1レイヤーと前記第2レイヤーは前記固定子コアの周方向においてそれぞれ異なるスロットに挿入され、
前記スロットには、径方向に沿って複数の固定子コイルが配置され、
前記スロットの径方向に沿って配置された複数の固定子コイルのうち、前記第1レイヤーが最内周に位置する固定子コイルの前記底部には、前記固定子コイルの温度を検出する温度検出素子を挟持して固定する折返し部を接続し、
前記第2レイヤーには、周方向に向かって屈曲した第1屈曲部を備えたことを特徴とする回転電機の固定子。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転電機の固定子において、
前記第2レイヤーには、径方向に向かって屈曲した第2屈曲部を備えたことを特徴とする回転電機の固定子。
【請求項3】
請求項2に記載の回転電機の固定子において、
前記折返し部、前記第1屈曲部、および前記第2屈曲部は、樹脂で覆ったことを特徴とする回転電機の固定子。
【請求項4】
請求項3に記載の回転電機の固定子において、
前記第1屈曲部を覆う部分の前記樹脂には、周方向に膨出した膨出部を備えたことを特徴とする回転電機の固定子。
【請求項5】
固定子と、前記固定子の内周側に隙間を介して回転可能に保持された回転子を備えた回転電機において、
前記固定子は、請求項1乃至4の何れかであることを特徴とする回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機の固定子、及びそれを備えた回転電機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、回転電機のみによって走行する電気自動車や、エンジンと回転電機の双方によって駆動されるハイブリッド型の電気自動車が普及している。回転電機の固定子には、固定子コイルの温度を検出するためにサーミスタ等の温度検出素子が設けられている。固定子にサーミスタを設けた技術として、例えば特許文献1に記載の技術が提案されている。
【0003】
特許文献1では、固定子コアのスロットに配置されたセグメント導体を複数有し、セグメント導体の端部同士が接合してコイルを形成している。セグメント導体は、断面が矩形状であり、第1面と第2面を持ち、第1面が径方向と平行になるようにスロットに配置されている。それぞれのスロット内には、互いの第2面同士が対向するようにセグメント導体が複数配置されている。複数のセグメント導体は、第1面同士が対向するように、それぞれの端部において接合されている。複数組の接合されている2つの端部のうち少なくとも1つの組において、いずれか一方の端部である水平部は、他方の端部である鉛直部から突出するように延伸して形成された延伸部を有している。そして、この延伸部に、コイルの温度を検出するサーミスタを接触して取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-214011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術においては、延伸部にサーミスタを接触させるようにしているので、発熱している固定子コイル温度が延伸部まで伝達される時間が必要であることからサーミスタの感度が劣り、固定子コイルの温度検出精度が低下するといった課題があった。
【0006】
また、固定子コイルは1つのスロット内において径方向に並んで複数配置されるが、径方向の最も内側に位置する固定子コイルの温度が、他の箇所に位置する固定子コイルの温度よりも高い傾向にある。しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、径方向に並んで配置される固定子コイルのうち、温度が高い固定子コイルを選定してサーミスタを配置する点については全く考慮されていなかった。このため、特許文献1では、固定子コイルの温度検出精度が低下するといった課題があった。
【0007】
本発明の目的は、前記課題を解決し、固定子コイルの温度検出精度を向上させる回転電機の固定子、及びこれを備えた回転電機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために本発明は、径方向に沿って伸びて形成され、周方向に並んだ複数のスロットを有する固定子コアと、前記複数のスロットに挿入される複数の固定子コイルと、を備えた回転電機の固定子において、前記固定子コイルは、第1レイヤーと第2レイヤーが近づく底部を有してU字状に形成され、前記第1レイヤーと前記第2レイヤーは前記固定子コアの周方向においてそれぞれ異なるスロットに挿入され、前記スロットには、径方向に沿って複数の固定子コイルが配置され、前記スロットの径方向に沿って配置された複数の固定子コイルのうち、前記第1レイヤーが最内周に位置する固定子コイルの前記底部には、前記固定子コイルの温度を検出する温度検出素子を挟持して固定する折返し部を接続し、前記第2レイヤーには、周方向に向かって屈曲した第1屈曲部を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、固定子コイルの温度検出精度を向上させる回転電機の固定子、及びこれを備えた回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例に係る回転電機を搭載したハイブリッド型電気自動車の概略構成を示す図である。
図1の電力変換装置の回路図である。
図1の回転電機を軸方向に沿って切断した断面図である。
図3をIV-IV線で断面した断面図である。
本発明の実施例に係る固定子の斜視図である。
固定子の一部を切り取った概略図である。
本発明の実施例に係る固定子を径方向内側から見た部分拡大図である。
本発明の実施例に係るサーミスタを備えた固定子コイルを径方向内側から見た外観斜視図である。
本発明の実施例に係るサーミスタを備えた固定子コイルを径方向外側から見た外観斜視図である。
図9のX部拡大図である。
本発明の実施例に係るサーミスタを備えた固定子コイル220を径方向内側から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社東光高岳
開閉装置
19日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
20日前
株式会社デンソー
モータ
6日前
日産自動車株式会社
ロータ
20日前
住友ベークライト株式会社
ロータ
13日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
26日前
富士電機株式会社
電源装置
13日前
日産自動車株式会社
ロータ
26日前
アズビル株式会社
配線確認システム
26日前
スワン電器株式会社
電源装置
13日前
住友電装株式会社
電気接続箱
6日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
26日前
富士電機株式会社
電力変換装置
20日前
東洋電装株式会社
駆動制御装置
13日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
13日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
5日前
富士電機株式会社
電力変換装置
13日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
13日前
東芝ライテック株式会社
電源装置
2日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
26日前
株式会社デンソートリム
モータ制御装置
14日前
株式会社ミツバ
電動モータ
20日前
株式会社日立製作所
回転電機
14日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
5日前
日新電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
2日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
5日前
キヤノン株式会社
受電装置および送電装置
6日前
愛知電機株式会社
電動シュレッダとその駆動方法
6日前
株式会社アイシン
車載充電装置
5日前
株式会社アイシン
車載充電装置
5日前
ニチコン株式会社
スイッチングレギュレータ
19日前
株式会社TMEIC
電力変換装置
5日前
株式会社日立製作所
電力変換装置
26日前
木谷電器株式会社
監視システム及び監視方法
5日前
株式会社マキタ
電動作業機
26日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
続きを見る