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公開番号2025013130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024016010,2023113373
出願日2024-02-05,2023-07-11
発明の名称セキュリティドア構造体、及び、セキュリティドア構造体を有する壁状構造体
出願人株式会社小見山家具製作所
代理人個人
主分類E06B 3/32 20060101AFI20250117BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】隠し扉の存在が管理者以外の者に知得された場合でも、その隠し扉の開放を最大限の範囲で阻止することができるようにする。
【解決手段】外枠と、外枠の前側に開閉自在となるよう取り付けられる第1のセキュリティドアと、外枠の後側に開閉自在となるよう取り付けられる第2のセキュリティドアと、第1のセキュリティドア及び第2のセキュリティドアの少なくとも一方を、外枠に対して施錠及び解錠するための錠前装置とを備える。第1のセキュリティドアは、外枠の前面の枠形状に対応する枠形状を有するフレームと、フレームにより包囲される内側部を遮蔽すると共に、少なくとも内部空間を外側から視認自在とする機能を有する遮蔽部材とを含む。照明装置が、第1のセキュリティドアと前記第2のセキュリティドアとの間に形成される内部空間を照明する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外枠と、
前記外枠の前側に開閉自在となるよう取り付けられる第1のセキュリティドアと、
前記外枠の後側に開閉自在となるよう取り付けられる第2のセキュリティドアと、
前記第1のセキュリティドア及び前記第2のセキュリティドアの少なくとも一方を、前記外枠に対して施錠及び解錠するための錠前装置とを備え、
前記第1のセキュリティドアは、前記外枠の前面の枠形状に対応する枠形状を有するフレームと、前記フレームにより包囲される内側部を遮蔽すると共に、少なくとも前記内部空間を外側から視認自在とする機能を有する遮蔽部材とを含み、
更に、
前記第1のセキュリティドアと前記第2のセキュリティドアとの間に形成される内部空間を照明するための照明装置を備えることを特徴とするセキュリティドア構造体。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記錠前装置は、前記第1のセキュリティドアに設けられる第1の錠前装置を含み、
前記第1の錠前装置は、電磁式錠前装置からなり、
前記電磁式錠前装置は、前記外枠の前端に固定される電磁吸着ブロック体と、前記第1のセキュリティドアのフレームの内面において前記電磁吸着ブロック体と対向する位置に取り付けられるストライクプレートと、前記電磁吸着ブロック体の電磁吸着動作を制御するための制御装置とを有し、
前記電磁式錠前装置の制御装置は、常には、前記電磁吸着ブロック体による電磁吸着力の発生を維持すると共に、所定の検知領域内に進入した物体を非接触で検知して、前記電磁吸着ブロック体による電磁吸着力の発生を停止するものであり、
前記電磁式錠前装置の制御装置は、前記外枠の外部に設けられる閉鎖空間領域であって、前記機能性鏡板により遮蔽されて暗部としての機能を常に維持する常暗部空間領域の所定の位置に、位置変更自在に配置されることを特徴とする請求項1記載のセキュリティドア構造体。
【請求項3】
前記錠前装置は、前記第2のセキュリティドアに設けられる第2の錠前装置を含み、
前記第2の錠前装置は、機械式錠前装置からなり、
前記機械式錠前装置は、前記第2のセキュリティドアの背板の後面の所定位置に固定される棒状キー型シリンダー錠と、前記棒状キー型シリンダー錠を施錠及び解錠する棒状キーとからなり、前記棒状キー型シリンダー錠のシリンダー部の鍵穴に前記棒状キーを挿通するためのキー挿通孔を、前記第2のセキュリティドアの背板において前記シリンダー部が配置される位置に形成し、
前記照明装置は、前記外枠内の内部空間において所定の照明範囲を有すると共に、前記照明範囲の照明限界が、前記外枠の内部空間において、前記背板の前面よりも所定距離だけ前方の位置となるような光学特性に設定されていることを特徴とする請求項1記載のセキュリティドア構造体。
【請求項4】
請求項1に記載のセキュリティドア構造体を少なくとも一部に備え、建築物の部屋の室内空間において、一対の壁と当該一対の壁部分に対応する天井及び床との間に形成される空間を完全に遮蔽するよう、前記一対の壁の間に固定して配置されることを特徴とする壁状構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はセキュリティドア構造体、及び、セキュリティドア構造体を有する壁状構造体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、防犯目的や貴重品保管目的等で、建築物の室内の特定の部屋に隣接して、当該特定の部屋から隠蔽された隠蔽空間としての秘密の部屋(「隠し部屋」又は「セキュリティルーム」と呼ばれることもある。)を設けることがある。この場合、前記特定の部屋と前記秘密の部屋とは、例えば、間仕切り壁により二分して区画される。また、その間仕切り壁には、前記特定の部屋から前記秘密の部屋に入退室するための秘密の扉(「隠し扉」又は「セキュリティドア」と呼ばれることもある。)を開閉自在に設け、当該秘密の部屋の存在を知る特定の人(例えば、当該秘密の部屋の管理者等)のみが、前記秘密の扉を介して、前記秘密の部屋に入室し、当該秘密の部屋の内部の貴重品等を管理できるようにしている。
【0003】
ここで、このような秘密の部屋及び秘密の扉に関する発明として、従来、特許文献1に記載の引き戸による間仕切り構造、又は、特許文献2に記載の建物が提案されている。
【0004】
特許文献1の間仕切り構造は、和室の壁に形成された出入口等の開口部に隣接して押入を設け、前記開口部と押入の収納口を開閉する開閉戸を、前記開口部と収納口との間を移動可能な引き違い戸で構成し、この引き違い戸を、押入の収納口と和室の開口部との両方を開閉自在に仕切る共用の戸として使用することにより、押入に隣接した壁を納戸への出入口として有効利用する(特許文献1の要約参照)。
【0005】
特許文献1によれば、この引き違い戸は、和室内からは押入を開閉する戸として見えるので、和室としての雰囲気を壊すことなく、和室に隣接させて納戸を設けることができ、また、この納戸は隠し部屋的なものとなる、とのことである(特許文献1の段落[0016]参照)。
【0006】
特許文献2の建物は、下階(発明の実施形態では、1階)と上階(発明の実施形態では、2階)とを連絡する階段と、上階(2階)において階段を挟んで位置する第1部屋(発明の実施形態では寝室)及び第2部屋(発明の実施形態では、シアタールーム)と、階段の下り口と第1部屋(寝室)及び第2部屋(シアタールーム)とに通ずる通路と、階段の下り口とは反対側に位置しており、第1部屋(寝室)と第2部屋(シアタールーム)とを連絡する書斎と、を備える(特許文献2の要約、及び、段落[0020]、「0021」、及び[0024]参照)。また、特許文献2の建物では、書斎と寝室とを繋ぐ出入口は、寝室と階段とを仕切る第1間仕切り壁に形成され、書斎とシアタールームとを繋ぐ出入口は、シアタールームと階段とを仕切る第2間仕切り壁に形成され、書斎の出入口にはそれぞれ建具が設けられている(特許文献2の段落[0024]参照)。また、特許文献2の建物では、寝室側の建具は、出入口を閉じた状態において寝室に面する第1本棚を有し、第1間仕切り壁の寝室側の面には、第2本棚が作り付けられて、建具が閉じた状態の第1本棚及び第2本棚は、全体で1つの本棚を構成するように形状や色彩が統一されている(特許文献2の段落[0025]参照)。
【0007】
特許文献2によれば、書斎と寝室及びシアタールームとの出入口に建具が設けられているため、寝室又はシアタールームを使用している使用者にとっては、建具が閉じられた状態では、書斎が見えない一方、建具が開けられると、通常は通路があると思える場所に書斎が見えるので、面白みをより強く感じることができる、とのことである(特許文献2の段落[0030]参照)。また、特許文献2によれば、寝室側の建具は、出入口を閉じた状態において寝室に面する第1本棚を有しており、出入口が開口する第1間仕切り壁の寝室側の面には、第2本棚が作り付けられているため、寝室側の建具が閉じられた状態では、第1本棚と第2本棚とが前後方向に沿って並ぶことにより、第1本棚と第2本棚の全体で一つの本棚のような構成となり、建具の存在が認識できなくなるので、書斎が隠し部屋的な感覚になり、このため、寝室を使用している使用者は、書斎の存在を感じず、また、書斎を使用するにあたり、隠し部屋に入るような高揚感を感じることができる、とのことである(特許文献2の段落[0031]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平8-105222号公報
特開2023-10282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記の特許文献1に記載の間仕切り構造は、隠し部屋を提供するために、和室の壁の開口部に設ける引き違い戸を、和室内からは(隠し部屋的な納戸ではなく)押入れを開閉する戸として見えるようにすることで、隠し部屋(即ち、この場合、納戸)の存在を、和室内の人から隠すように構成されている。即ち、この場合、この引き違い戸が、いわゆる秘密の扉(即ち、隠し扉又はセキュリティドア)として機能するよう構成されている。そして、この引き違い戸が秘密の扉であることを知る者(例えば、その納戸の管理者である家人等)のみが、その引き違い戸を介して隠し部屋としての納戸に入退室できるようにしている。
【0010】
また、特許文献2に記載の建物は、隠し部屋を提供するために、(隠し部屋となる)書斎の一方に位置する寝室側の建具には、当該建具により出入口を閉じた状態において寝室に面する(即ち、寝室側に露出する)第1本棚を設けると共に、寝室と階段とを仕切る第1間仕切り壁には、寝室に面する(即ち、寝室側に露出する)第2本棚を作り付け、更に、当該(寝室側の)建具により出入口を閉じた状態で、第1本棚及び第2本棚が、全体で1つの本棚を構成するように形状や色彩を統一することで、隠し部屋(即ち、この場合、書斎)の存在を、寝室内の人から隠すように構成されている。即ち、この場合、この寝室側の建具が、いわゆる秘密の扉(即ち、隠し扉又はセキュリティドア)として機能するよう構成されている。そして、この寝室側の建具が秘密の扉であることを知る者(例えば、その建物の管理者である家人等)のみが、その寝室側の建具を介して隠し部屋としての書斎に入退室できるようにしている。
(【0011】以降は省略されています)

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