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公開番号
2025012214
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114898
出願日
2023-07-13
発明の名称
冷却衣服
出願人
株式会社サンエス
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A41D
13/005 20060101AFI20250117BHJP(衣類)
要約
【課題】送風機によって服本体内に空気を取り込み、首や顔に対する冷却効果を高める冷却衣服を提供する。
【解決手段】襟5を、空気が通過しにくい布で形成された外襟5aと、この外襟5aの内側に設けた多孔体(メッシュ状)よりなる内襟5bとにより構成している。内襟5bと、外襟5a間には通風路9を形成するとともに、内襟5bの上端は、外襟5aの上端よりも上方に立ち上がった後に、外襟5aの上端部側に下降し、この外襟5aの上端部に固定された構成としている。服本体1の裏面側には、上下方向に配置された筒形状の空気捕集路13、14、15を設けている。この空気捕集路13、14、15の下部は、空気流入口10、11、12への空気供給口13b、14b、15bよりも水平方向に広い空気捕集口13c、14c、15cとしている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
服本体を、少なくとも、前身頃、後身頃及び襟によって形成するとともに、前記服本体には、この服本体外の空気を前記服本体内に供給する送風機を取り付ける送風機取付部を設けた冷却衣服であって、
前記襟は、外襟と、この外襟の内側に設けた多孔体よりなる内襟と、により構成し、
この内襟と、前記外襟間には通風路を形成するとともに、前記内襟の上端は、前記外襟の上端よりも上方に立ち上がり、前記外襟の上端部側に向けて折り返され、この外襟に固定された構成とし、前記内襟の下端部側には、空気流入口を設けた冷却衣服。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記服本体の裏面側には、上下方向に配置された筒形状の空気捕集路を設け、この空気捕集路の上部は、前記内襟の前記空気流入口に連通した空気供給口とし、前記空気捕集路の下部は、前記空気供給口よりも水平方向に広い空気捕集口とした請求項1に記載の冷却衣服。
【請求項3】
前記空気捕集路は、前記服本体の裏面と、この服本体の裏面側において前記服本体の裏面を覆う網体により構成し、
前記網体の開口度を、前記内襟の開口度よりも大きくした請求項2に記載の冷却衣服。
【請求項4】
前記内襟をダブルラッセル生地によって形成した請求項3に記載の冷却衣服。
【請求項5】
前記内襟の前記空気流入口が、前記後身頃側に、少なくとも1か所、前記前身頃側に、左右に、少なくとも2か所設けられた請求項1から4のいずれか一つに記載の冷却衣服。
【請求項6】
前記前身頃は、左前身頃と、右前身頃により構成し、これら左前身頃と、右前身頃間は上下方向に配置されたファスナーによって開閉自在とし、
前記左前身頃と、前記右前身頃の一方には、前記ファスナーを構成する第1の結合体、
前記左前身頃と、前記右前身頃の他方には、前記第1の結合体に選択的に結合されて前記ファスナーを構成する複数の第2の結合体を設け、
前記複数の第2の結合体は、水平方向に所定間隔離された状態で、それぞれ上下方向に配置され、
これら複数の第2の結合体のうち、前記第1の結合体に近い側の上端は、前記襟の下端よりも上方まで配置され、
前記複数の第2の結合体のうち、前記第1の結合体とは離れた側の上端は、前記襟の下端よりも下方に配置された構成とした請求項5に記載の冷却衣服。
【請求項7】
前記複数の第2の結合体が設けられた前記左前身頃、または前記右前身頃の裏面側で、前記第1の結合体とは離れた側の前記第2の結合体の、前記第1の結合体とは反対側に、筒形状の前記空気捕集路を上下方向に設け、この空気捕集路の、それに近接する前記第2の結合体側の上下部分は、前記服本体の裏面側において、前記第2の結合体の裏面側に沿って固定した請求項2または請求項3に従属する請求項5に従属する請求項6に記載の冷却衣服。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風機によって服本体内に空気を取り込む冷却衣服に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のこの種、冷却衣服においては、首周りの冷却効果を高めるものが提案されている。
具体的には、服本体を、少なくとも、前身頃、後身頃、襟によって形成するとともに、前記服本体には、この服本体外の空気を服本体内に供給する送風機を取り付ける送風機取付部を設けた構成としている。
また、前記襟は、外襟と、この外襟の内側に設けた多孔体よりなる内襟と、により構成し、この内襟と、前記外襟間には通風路を形成し、内襟内の多孔部分から、首部分に空気を供給する構成となっている(これに類似する先行文献としては、下記特許文献1が存在する)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-154470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例では、内襟内の多孔部分から、首部分に空気を供給する構成となっているので、首部分の冷却をすることは出来る。
しかしながら、内襟内の多孔部分からだけ空気を噴出させるものでは、首部分との距離が狭いので、空気抵抗が大きくなり、その結果として、首部分に十分な空気を供給することが出来ず、冷却効果の低さが問題となる。
【0005】
そこで、本発明は、冷却効果を高めることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして、この目的を達成するために本発明の冷却衣服は、服本体を、少なくとも、前身頃、後身頃、襟によって形成するとともに、前記服本体には、この服本体外の空気を服本体内に供給する送風機を取り付ける送風機取付部を設ける。
また、前記襟は、外襟と、この外襟の内側に設けた多孔体よりなる内襟と、により構成し、
この内襟と、前記外襟間には通風路を形成するとともに、前記内襟の上端は、前記外襟の上端よりも上方に立ち上がった後に、前記外襟の上端部側に下降し、この外襟に固定された構成とし、前記内襟の下端部側には、空気流入口を設けた。
また、本発明の冷却衣服における、服本体の裏面側には、上下方向に配置された筒形状の空気捕集路を設け、この空気捕集路の上部は、前記内襟の空気流入口に連通した空気供給口とし、前記空気捕集路の下部は、前記空気供給口よりも水平方向に広い空気捕集口とした。
さらに、本発明の冷却衣服における空気捕集路は、服本体の裏面と、この服本体の裏面側において、前記服本体の裏面を覆う網体により構成し、前記網体の開口度を、前記内襟の開口度よりも大きくした。
また、本発明の冷却衣服における内襟はダブルラッセル生地によって形成した。
さらに、本発明の冷却衣服における内襟の空気流入口は、前記後身頃側には、少なくとも1か所、前記前身頃側には、左右に、少なくとも2か所設けた。
さらに、本発明の冷却衣服における前身頃は、左前身頃と、右前身頃により構成し、これら左前身頃と、右前身頃間は上下方向に配置されたファスナーによって開閉自在とし、前記左前身頃と、右前身頃の一方には、前記ファスナーを構成する第1の結合体、前記左前身頃と、右前身頃の他方には、前記第1の結合部に選択的に結合される複数の第2の結合体を設け、前記複数の第2の結合体は、水平方向に所定間隔離された状態で、それぞれ上下方向に配置され、これら複数の第2の結合体のうち、第1の結合体に近い側の上端は、前記襟の下端よりも上方まで配置され、前記複数の第2の結合体のうち、第1の結合体とは離れた側の上端は、前記襟の下端よりも下方に配置された構成とした。
また、本発明の冷却衣服において、複数の第2の結合体が設けられた左前身頃、または右前身頃の裏面側で、第1の結合体とは離れた側の第2の結合体の、前記第1の結合体とは反対側に、筒形状の空気捕集路を上下方向に設け、この空気捕集路の、それに近接する第2の結合体側の上下部分は、前記服本体の裏面側において、第2の結合体の裏面側に沿って固定した。
【発明の効果】
【0007】
以上のように本発明の冷却衣服は、襟を、外襟と、この外襟の内側に設けた多孔体よりなる内襟と、により構成し、この内襟と、前記外襟間には通風路を形成するとともに、前記内襟の上端は、前記外襟の上端よりも上方に立ち上がった後に、前記外襟の上端部側に下降し、この外襟に固定された構成とし、前記内襟の下端部側には、空気流入口を設けたものであるので、冷却効果を高めることができる。
【0008】
すなわち、本発明においては、服本体内を上昇し、内襟の下端部側の空気流入口から、内襟と、外襟間の通風路に進入した空気が、内襟の多孔部分から首に向けて供給されるだけでなく、この内襟の上端から襟上の顔部にも吹き付けられることとなり、冷却効果が高く、また使用者としての爽快感も高いものとなる。
また、内襟で、外襟の上端を超える位置にも通気口が存在することとなるので、通気抵抗が小さくなり、その結果、送風機からの風量も増加し、これによっても冷却効果は、高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかる冷却衣服の正面図
同冷却衣服の背面図
同冷却衣服でファスナー上部を開いた正面図
同冷却衣服でファスナー上部を開いた要部拡大正面図
同冷却衣服の裏面側を説明するための展開正面図
同冷却衣服の要部拡大正面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態1)
図1~図3は本実施形態にかかる冷却衣服の服本体1を示している。
この服本体1は前身頃2、後身頃3、脇身頃4、襟5、袖6により構成されている。
脇身頃4には、服本体1外の空気を、服本体1内に供給する送風機(図示せず)を取り付ける円形開口よりなる送風機取付部7が形成されている。
なお、送風機取付部7は後身頃3に設けられることもある。
(【0011】以降は省略されています)
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