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公開番号2025011396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113487
出願日2023-07-11
発明の名称チームワーク可視化システム
出願人METATEAM株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/0639 20230101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】 共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、チーム目標の達成につながる行動成果を可視化することのできるチームワーク可視化システムを提供する。
【解決手段】 チームワーク可視化システム1のサーバ装置2は、サーベイ回答依頼を対象チームのチームメンバーの端末装置3に送信し、端末装置3からサーベイ回答を受信する。サーバ装置2は、サーベイ回答の中にチームワークに関連付けられるサーベイ回答が含まれている場合には、サーベイ回答に基づいてそのチームメンバーのチームワークのスコアを算出し、全チームメンバーの各々のチームワークのスコアを集計して、対象チームのチームワークのスコアを求める。一方、サーベイ回答の中にチームワークに関連付けられるサーベイ回答が含まれていない場合には、そのチームメンバーについてのチームワークのスコアを最低ポイントとして算出する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、前記チーム目標の達成につながる行動成果を前記対象チームのチームワークとして可視化するチームワーク可視化システムであって、
前記チームワーク可視化システムは、
前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼を、前記対象チームのチームメンバーが操作する端末装置に送信する送信部と、
前記サーベイ回答依頼に対する前記チームメンバーの回答として前記端末装置で入力されたサーベイ回答を、前記端末装置から受信する受信部と、
前記対象チームに含まれるチームメンバーの人数の情報を取得するチーム人数取得部と、
前記端末装置から受信したサーベイ回答の中に、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれているか否かを判定する判定部と、
前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていると判定された場合に、前記端末装置から受信したサーベイ回答に基づいて、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを算出するスコア算出部と、
前記対象チームに含まれる全チームメンバーの各々の前記チームワークのスコアを集計して、前記対象チームについての前記チームワークのスコアを求めるスコア集計部と、
を備え、
前記スコア算出部は、
前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていないと判定された場合に、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを最低ポイントとして算出する、チームワーク可視化システム。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記スコア算出部は、前記チームワークの度合いを、
チームメンバー同士が互いに信頼できているかの関係性を示すリレーションの度合いと、
チームメンバー同士が互いに信頼し合うために必要な相互理解を示すコミュニケーションの度合いと、
チームが達成すべき目標、目的、または、達成までの道筋を含む、チームの方向性を示すディレクションの度合いと、
チームの目標達成に必要な役割が与えられている程度、または、その役割が実行されている程度を示すロールの度合いと、
チームワーク向上により創出される相乗効果を示すシナジーの度合いと、
に基づいて算出する、請求項1に記載のチームワーク可視化システム。
【請求項3】
前記送信部は、ウェルビーイングに関連付けられたサーベイ回答依頼を、前記対象チームのチームメンバーが操作する端末装置に送信し、
前記チームワーク可視化システムは、
前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていると判定された場合に、前記端末装置から受信したサーベイ回答の中に、前記ウェルビーイングに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれているか否かを判定する第2判定部と、
前記第2判定部での判定の結果、前記ウェルビーイングに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていると判定された場合に、前記端末装置から受信したサーベイ回答に基づいて、当該チームメンバーについての前記ウェルビーイングのスコアを算出する第2スコア算出部と、
前記対象チームに含まれる全チームメンバーの各々の前記ウェルビーイングのスコアを集計して、前記対象チームについての前記ウェルビーイングのスコアを求める第2スコア集計部と、
を備え、
前記第2スコア算出部は、
前記第2判定部での判定の結果、前記ウェルビーイングに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていないと判定された場合に、当該チームメンバーについての前記ウェルビーイングのスコアを最低ポイントとして算出する、請求項1に記載のチームワーク可視化システム。
【請求項4】
前記第2スコア算出部は、前記ウェルビーイングの度合いを、
チームメンバーの職場における対人関係の幸福度を示すピープルの度合いと、
チームメンバーの職場におけるキャリアの幸福度を示すキャリアの度合いと、
チームメンバーの肉体面または精神面における健康の幸福度を示すウェルネスの度合いと、
に基づいて算出する、請求項3に記載のチームワーク可視化システム。
【請求項5】
共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、前記チーム目標の達成につながる行動成果を前記対象チームのチームワークとして可視化するチームワーク可視化システムで実行される方法であって、
前記方法は、
前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼を、前記対象チームのチームメンバーが操作する端末装置に送信する送信ステップと、
前記サーベイ回答依頼に対する前記チームメンバーの回答として前記端末装置で入力されたサーベイ回答を、前記端末装置から受信する受信ステップと、
前記対象チームに含まれるチームメンバーの人数の情報を取得するチーム人数取得ステップと、
前記端末装置から受信したサーベイ回答の中に、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップでの判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていると判定された場合に、前記端末装置から受信したサーベイ回答に基づいて、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを算出するスコア算出ステップと、
前記対象チームに含まれる全チームメンバーの各々の前記チームワークのスコアを集計して、前記対象チームについての前記チームワークのスコアを求めるスコア集計ステップと、
を含み、
前記スコア算出ステップは、
前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていないと判定された場合に、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを最低ポイントとして算出するステップを含む、方法。
【請求項6】
共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、前記チーム目標の達成につながる行動成果を前記対象チームのチームワークとして可視化するチームワーク可視化システムで実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、前記チームワーク可視化システムに、
前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼を、前記対象チームのチームメンバーが操作する端末装置に送信する送信処理と、
前記サーベイ回答依頼に対する前記チームメンバーの回答として前記端末装置で入力されたサーベイ回答を、前記端末装置から受信する受信処理と、
前記対象チームに含まれるチームメンバーの人数の情報を取得するチーム人数取得処理と、
前記端末装置から受信したサーベイ回答の中に、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれているか否かを判定する判定処理と、
前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていると判定された場合に、前記端末装置から受信したサーベイ回答に基づいて、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを算出するスコア算出処理と、
前記対象チームに含まれる全チームメンバーの各々の前記チームワークのスコアを集計して、前記対象チームについての前記チームワークのスコアを求めるスコア集計処理と、
を実行させ、
前記スコア算出処理は、
前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていないと判定された場合に、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを最低ポイントとして算出する処理を含む、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チーム目標の達成につながる行動成果を可視化するチームワーク可視化システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
現在、日本には多くの社会課題があり、その中でも特に顕著なのが、仕事への満足度や労働生産性が低いという課題である。この課題は、日本の経済や社会の持続的な発展にとって非常に深刻な問題である。仕事への満足度が低いということは、従業員のモチベーションが低下し、生産性や業績に悪影響を与える。また、労働生産性が低いということは、日本企業の競争力が低下し、海外企業に取って代わられる可能性が高まる。
【0003】
こうした課題を解決するためには、個人の力だけでは限界があるが、チームの力を活用することで、単に人数を足した分以上の生産性を発揮することができ、少ない人数でもより多くのことを成し遂げることが可能になる。その場合、単に同じ組織や団体に属するメンバーでチームを構成するのではなく、共通のチーム目的を有する任意のメンバー(チームメンバー)でチームを構成することが有効である。そして、そのようなチームの力を活かすためにはチームマネジメントが重要である。
【0004】
ただ、チームマネジメントは働き方の多様化によって難易度が上昇し続けており、たとえ同じ組織や団体に属するメンバーで構成されたチームの場合であっても、成果を出せるマネージャーかどうかは属人化してしまっており、明確な基準を策定できず後進育成が仕組み化できないという課題が生じている。このような課題を解決するためには、チーム目標の達成につながる行動成果(チームワーク)を可視化し、継続的にチームの改善活動を支援する必要がある。特に、同じ組織や団体に属するメンバーで構成されたチームでない場合、例えば、共通のチーム目的を有する任意のメンバーで構成されたチームの場合には、チームワークを可視化し、継続的にチームの改善活動を支援する必要性が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-018152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、チーム目標の達成につながる行動成果をチームワークとして可視化し、継続的にチームの改善活動を支援するシステムは、これまで提案されていない。
【0007】
例えば、従来、現場や人事が自ら組織を強化し開発していくことを支援するシステムが提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この従来のシステムでは、チームが同じ組織に属しないメンバーで構成されるような場合について、まったく考慮されていない。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、チーム目標の達成につながる行動成果を可視化し、継続的にチームの改善活動を支援することのできるチームワーク可視化システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のチームワーク可視化システムは、共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、前記チーム目標の達成につながる行動成果を前記対象チームのチームワークとして可視化するチームワーク可視化システムであって、前記チームワーク可視化システムは、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼を、前記対象チームのチームメンバーが操作する端末装置に送信する送信部と、前記サーベイ回答依頼に対する前記チームメンバーの回答として前記端末装置で入力されたサーベイ回答を、前記端末装置から受信する受信部と、前記対象チームに含まれるチームメンバーの人数の情報を取得するチーム人数取得部と、前記端末装置から受信したサーベイ回答の中に、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれているか否かを判定する判定部と、前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていると判定された場合に、前記端末装置から受信したサーベイ回答に基づいて、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを算出するスコア算出部と、前記対象チームに含まれる全チームメンバーの各々の前記チームワークのスコアを集計して、前記対象チームについての前記チームワークのスコアを求めるスコア集計部と、を備え、前記スコア算出部は、前記判定部での判定の結果、前記チームワークに関連付けられたサーベイ回答依頼に対するサーベイ回答が含まれていないと判定された場合に、当該チームメンバーについての前記チームワークのスコアを最低ポイントとして算出する。
【0010】
この構成によれば、共通のチーム目的を有する任意のチームメンバーによって構成される対象チームについて、チーム目標の達成につながる行動成果をチームワークとして可視化し、継続的にチームの改善活動を支援することができる。また、現状うまくいっているチームに関しても定期的にチームワーク(行動成果)を観測することで、異常が起きた際でも早期発見することが可能になり修正が容易になる。本発明によれば、あらゆるチームにおけるチームワーク(目標達成の行動成果)を可視化することができ、チームマネジメントを支援することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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