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公開番号2025011270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024181268,2020159187
出願日2024-10-16,2020-09-23
発明の名称液体試料処理装置
出願人株式会社PROVIGATE
代理人個人
主分類G01N 1/10 20060101AFI20250116BHJP(測定;試験)
要約【課題】血液などの体液、その他の微量の液体を収集し、かつその検査のための前処理を行うシステムにおいて、装置の小型化、さらに微量な検体を効率的に前処理する、又は測定を邪魔する不純物を除去又は分離できるようにすること。
【解決手段】液体を採取する装置であって、液体を一端から取得し、前記取得した液体を収容することができる流路を有する流路部材110と、内部空間121に処理溶液を収容しているタンク120であって、前記流路部材の少なくとも一端を受け入れ、前記内部空間で、前記タンクに収容された前記処理溶液と前記流路に収容された前記液体とで混合が開始されるように構成されたタンクと、前記タンクから混合された溶液を排出させるポンプと、前記混合溶液に含まれる一部の成分を分離するフィルタ160と、を備える装置が提供される。
【選択図】図1G
特許請求の範囲【請求項1】
液体を採取する装置であって、
液体を一端から取得し、前記取得した液体を収容することができる流路を有する流路部材と、
内部空間に処理溶液を収容しているタンクであって、前記流路部材の少なくとも一端を受け入れ、前記内部空間で、前記タンクに収容された前記処理溶液が前記流路に収容された前記液体と接触し、前記処理溶液と前記液体との混合が開始されるように構成されたタンクと、
前記タンクに配置された、前記処理溶液と前記液体との混合溶液を排出するための排出チャネルと、
前記タンクから混合された液を排出させるポンプと、
前記排出チャネルに配置され、前記混合溶液に含まれる一部の成分を分離するフィルタと、
を備える装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記液体は、血液又は唾液である、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記流路は、少なくとも前記液体を取得する前記一端に毛細管を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記毛細管は、スリット状に形成されている、
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記流路は、所定の量の液体を取得し収容するように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記タンクは、タンク本体と密封部材とを有し、それらが前記タンクの内部を規定し、
前記処理溶液は、前記タンクに密封されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記密封部材は、少なくとも2つの密封部材を備え、
第一の密封部材は、前記流路部材を受け入れるように構成され、
第二の密封部材は、前記タンクから混合された溶液を排出するように構成された、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記密封部材は、ビーズを含み、前記タンク本体の内壁に機械的に取り外し可能に固定されている、
請求項6又は7に記載の装置。
【請求項9】
前記密封部材は、破壊可能なフィルムを含む、
請求項6又は7いずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記ポンプは、圧力をかけ、前記流路内及び前記タンク内にある混合溶液を、前記排出チャネルから外部に排出するように構成された、
請求項1に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体試料を処理するための装置、例えば液体試料を処理液と混合し、処理された液体を取得するための装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
血液などの体液、その他の微量の液体を収集し、かつその検査のための前処理を行うシステムにおいて、装置の小型化が求められている。それらは、ポイントオブケア検査でも有効である。それらは、微量な検体の検査にも望まれている。サイズが制限された装置において、さらに、微量な検体を効率的に前処理する、又は測定を邪魔する不純物を除去又は分離するなどの性能が求められている。
【発明の概要】
【0003】
ここでは、例えば非限定的に、液体を効率良く収集し、前処理し、前処理された液体を効率よく取り出すための必要性が認識される。
【0004】
本開示のいくつかの実施形態では、液体採取器(装置又はデバイス)が提供される。いくつかの実施形態では、液体採取装置は、液体を採取し又は収集する。いくつかの実施形態では、液体採取装置は、流路部材を備える。流路部材は、流路を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、液体採取装置は、流路を備える。いくつかの実施形態では、流路は、その一端から液体を取得するように構成されている。いくつかの実施形態では、流路は、取得した液体を収容することができる。いくつかの実施形態では、液体採取装置は、タンクを備えている。いくつかの実施形態では、タンクはその内部に処理溶液を収容している。いくつかの実施形態では、タンクは、その一部又は一端で流路部材を受けいれるように構成されている。いくつかの実施形態では、タンクは、その内部空間で、タンクに収容されていた処理溶液と流路に収容された液体とが混合されるように構成されている。混合は内部空間で少なくとも開始されてもよい。いくつかの実施形態では、液体採取装置は、タンクから混合液(以下、混合溶液とも呼ぶ場合がある。)を排出させるポンプを備えている。いくつかの実施形態では、液体採取装置は、フィルタを備えている。フィルタは、混合溶液に含まれる一部の成分を分離するように構成されていてもよい。
【0005】
上記の実施形態によれば、例えば、比較的少量の液体を採取し、採取した液体に対して前処理を行う一連のプロセスを効率化することができる。
【0006】
本開示のさらなる態様および利点は、本開示の例示的な実施形態のみが示され説明される以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるであろう。理解されるように、本開示は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、本開示から逸脱することなく、様々な明白な点で修正が可能である。したがって、図面および説明は、本質的に例示と見なされるべきであり、限定と見なされるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係る液体採取装置の使用プロセスを示す断面図である。
ある実施形態に係るフィルタ流路を示す断面図である。
ある実施形態に係るフィルタ流路を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
いくつかの実施形態では、液体は、対象者から分泌される体液であってもよく、体液以外の液体であってもよい。体液以外の液体は、対象物に付着している液体であってもよく、対象物に付着していない液体であってもよい。対象物に付着していない液体は、対象物に収容された液体であってもよい。
【0009】
収集対象となる液体は、溶液であってもよい。液体は、体液でもよく、体液由来の溶液でもよく、体液の希釈液であってもよい。液体は、体液でない(非体液由来)溶液でもよく、体液又は体液由来の溶液と非体液由来の溶液の混合溶液であってもよい。溶液は、サンプル測定に使用される溶液であってもよく、校正用の測定に使用される溶液であってもよい。例えば、溶液は、標準液や校正液であってもよい。測定対象となる試料は、検体であってもよい。
【0010】
体液は、リンパ液であってもよく、組織間液、細胞間液、間質液などの組織液であってもよく、体腔液、漿膜腔液、胸水、腹水、心嚢液、脳脊髄液(髄液)、関節液(滑液)、眼房水(房水)であってもよい。体液は、唾液、胃液、胆汁、膵液、腸液などの消化液であってもよく、汗、涙、鼻水、尿、精液、膣液、羊水、乳汁であってもよい。体液は、動物の体液であってもよく、ヒトの体液であってもよい。「体液」は溶液であってもよい。溶液は、測定対象物質を含む、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)やN-トリス(ヒドロキシメチル)メチル-2-アミノエタンスルホン酸緩衝液(TES)などの生理緩衝液を含んでいてもよい。溶液は測定対象物質が含まれていれば特に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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