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公開番号
2025010855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113120
出願日
2023-07-10
発明の名称
産業車両
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60T
8/17 20060101AFI20250116BHJP(車両一般)
要約
【課題】回生制動力と機械制動力とを併用し得る産業車両において、回生制動力を利用できない場合の制動力の減少を抑制することを目的とする。
【解決手段】産業車両1は、回生制動力を生じる走行モータ5と、機械制動力を生じる油圧式のサービスブレーキ8dと、を備える。産業車両1は、サービスブレーキ8dを動作させる油圧が所定の第1油圧となるように構成された作動油の油圧経路である低圧経路11と、サービスブレーキ8dを動作させる油圧が第1油圧よりも高い所定の第2油圧となるように構成された作動油の油圧経路である高圧経路12と、回生制動力を利用できる場合に第1油圧でサービスブレーキ8dを動作させ、回生制動力を利用できない場合に第2油圧でサービスブレーキ8dを動作させるように、油圧経路を切り替える油圧切替部10と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回生制動力を生じる走行モータと、機械制動力を生じる油圧式のサービスブレーキと、を備える産業車両であって、
前記サービスブレーキを動作させる油圧が所定の第1油圧となるように構成された作動油の油圧経路である低圧経路と、
前記サービスブレーキを動作させる油圧が前記第1油圧よりも高い所定の第2油圧となるように構成された作動油の油圧経路である高圧経路と、
前記回生制動力を利用できる場合に前記第1油圧で前記サービスブレーキを動作させ、前記回生制動力を利用できない場合に前記第2油圧で前記サービスブレーキを動作させるように、前記油圧経路を切り替える油圧切替部と、を備える、産業車両。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記低圧経路は、減圧弁を有し、
前記高圧経路は、前記減圧弁をバイパスするように前記低圧経路の上流と下流とを接続し、非通電時に作動油の流通を許容する常時開型の電磁弁を有し、
前記油圧切替部は、前記回生制動力を利用できる場合に前記電磁弁に通電し、前記回生制動力を利用できない場合に前記電磁弁に通電しない、請求項1に記載の産業車両。
【請求項3】
前記低圧経路は、減圧弁を有し、
前記高圧経路は、前記減圧弁をバイパスするように前記低圧経路の上流と下流とを接続し、電磁弁を有し、
前記油圧切替部は、前記回生制動力を利用できる場合に前記電磁弁を閉弁させ、前記回生制動力を利用できない場合に前記電磁弁を開弁させるコントローラを有する、請求項1又は2に記載の産業車両。
【請求項4】
前記低圧経路は、前記第1油圧を発生させる第1マスターシリンダと、作動油の流通を許容するか否かを切り替える第1切替弁と、を有し、
前記高圧経路は、前記第2油圧を発生させる第2マスターシリンダと、作動油の流通を前記第1切替弁とは逆となるように切り替える第2切替弁と、を有し、
前記油圧切替部は、前記回生制動力を利用できる場合に前記第1マスターシリンダを用いて前記サービスブレーキを動作させ、前記回生制動力を利用できない場合に前記第2マスターシリンダを用いて前記サービスブレーキを動作させるように、前記第1切替弁及び前記第2切替弁を制御するコントローラを有する、請求項1に記載の産業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、産業車両の制動に関する技術として、回生制動力を生じる走行モータと、流体圧により作動して機械制動力を生じる機械ブレーキと、を制動部として備える産業車両が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-125603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような制動部を備える産業車両では、回生制動力を利用できる場合に回生制動力と機械制動力とを併用して、全体として所定の制動力を得ることがある。このような産業車両では、一般的に、回生制動力と機械制動力との併用時を基準として機械制動力の出方が決められている。しかしながら、回生制動力を利用できない場合、併用時と比較して、全体としての制動力が減少し得る。
【0005】
本発明は、回生制動力と機械制動力とを併用し得る産業車両において、回生制動力を利用できない場合の制動力の減少を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、回生制動力を生じる走行モータと、機械制動力を生じる油圧式のサービスブレーキと、を備える産業車両であって、サービスブレーキを動作させる油圧が所定の第1油圧となるように構成された作動油の油圧経路である低圧経路と、サービスブレーキを動作させる油圧が第1油圧よりも高い所定の第2油圧となるように構成された作動油の油圧経路である高圧経路と、回生制動力を利用できる場合に第1油圧でサービスブレーキを動作させ、回生制動力を利用できない場合に第2油圧でサービスブレーキを動作させるように、油圧経路を切り替える油圧切替部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る産業車両では、油圧切替部による油圧経路の切替えに応じて、回生制動力を利用できる場合に第1油圧でサービスブレーキが動作し、回生制動力を利用できない場合に第1油圧よりも高い第2油圧でサービスブレーキが動作する。これにより、第2油圧に応じて機械制動力が大きくなり、回生制動力を利用できず減少した制動力を補うことができる。よって、回生制動力と機械制動力とを併用し得る産業車両において、回生制動力を利用できない場合の制動力の減少を抑制することが可能となる。
【0008】
一実施形態において、低圧経路は、減圧弁を有し、高圧経路は、減圧弁をバイパスするように低圧経路の上流と下流とを接続し、非通電時に作動油の流通を許容する常時開型の電磁弁を有し、油圧切替部は、回生制動力を利用できる場合に電磁弁に通電し、回生制動力を利用できない場合に電磁弁に通電しなくてもよい。例えば、回生制動力を利用できる場合、油圧切替部によって通電された電磁弁が閉弁して高圧経路の作動油の流通を遮るため、作動油が低圧経路の減圧弁を通って減圧される。回生制動力を利用できない場合、油圧切替部によって通電されないことで常時開型の電磁弁が開弁して高圧経路の作動油の流通を許容するため、作動油が高圧経路を通って減圧弁をバイパスする。このようにして、回生制動力を利用できる場合に第1油圧でサービスブレーキが動作し、回生制動力を利用できない場合に第1油圧よりも高い第2油圧でサービスブレーキが動作するように、油圧経路を切り替えることができる。
【0009】
一実施形態において、低圧経路は、減圧弁を有し、高圧経路は、減圧弁をバイパスするように低圧経路の上流と下流とを接続し、電磁弁を有し、油圧切替部は、回生制動力を利用できる場合に電磁弁を閉弁させ、回生制動力を利用できない場合に電磁弁を開弁させるコントローラを有してもよい。例えば、回生制動力を利用できる場合、コントローラが閉弁させた電磁弁が高圧経路の作動油の流通を遮るため、作動油が低圧経路の減圧弁を通って減圧される。回生制動力を利用できない場合、コントローラが開弁させた電磁弁が高圧経路の作動油の流通を許容するため、作動油が高圧経路を通って減圧弁をバイパスする。このようにして、回生制動力を利用できる場合に第1油圧でサービスブレーキが動作し、回生制動力を利用できない場合に第1油圧よりも高い第2油圧でサービスブレーキが動作するように、油圧経路を切り替えることができる。
【0010】
一実施形態において、低圧経路は、第1油圧を発生させる第1マスターシリンダと、作動油の流通を許容するか否かを切り替える第1切替弁と、を有し、高圧経路は、第2油圧を発生させる第2マスターシリンダと、作動油の流通を第1切替弁とは逆となるように切り替える第2切替弁と、を有し、油圧切替部は、回生制動力を利用できる場合に第1マスターシリンダを用いてサービスブレーキを動作させ、回生制動力を利用できない場合に第2マスターシリンダを用いてサービスブレーキを動作させるように、第1切替弁及び第2切替弁を制御するコントローラを有してもよい。例えば、回生制動力を利用できる場合、コントローラは、第1マスターシリンダを用いて第1油圧でサービスブレーキを動作させるように、第1切替弁及び第2切替弁を制御する。回生制動力を利用できない場合、コントローラは、第2マスターシリンダを用いて第2油圧でサービスブレーキを動作させるように、第1切替弁及び第2切替弁を制御する。このようにして、回生制動力を利用できる場合に第1油圧でサービスブレーキが動作し、回生制動力を利用できない場合に第1油圧よりも高い第2油圧でサービスブレーキが動作するように、油圧経路を切り替えることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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