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公開番号
2025010737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112890
出願日
2023-07-10
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
個人
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
G06F
16/38 20190101AFI20250116BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の思考を複数のペルソナに関連付けて、それらを多重で扱う。
【解決手段】情報処理装置は、第1のルールツリーで話題となっている第1のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けし、マーク付けされた第1のエレメントと同じ及び類似するエイリアスを有する第2のエレメントが存在する場合、第2のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けし、マーク付けした第1のエレメントに関連付けられる第1のルールツリー及びマーク付けした第2のエレメントに関連付けられる第2のルールツリーのそれぞれについて、トップノードからターゲットエレメントの間に存在するエレメントが全てマーク付けされているかどうかを判定し、全てマーク付けされていない場合、第1のルールツリーのマーク付けされていないエレメント及び第2のルールツリーのマーク付けされていないエレメントのうち、所定の基準に基づいて特定されるエレメントを次の話題として選択する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のルールツリー上で話題となっている第1のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けし、
マーク付けされた前記第1のエレメントと同じ及び類似のエイリアスを有する第2のエレメントが存在するかどうかを判定するために問い合わせを行い、
前記第2のエレメントが存在するという条件で、前記第2のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けし、
マーク付けした前記第1のエレメントに関連付けられる第1のルールツリー及びマーク付けした前記第2のエレメントに関連付けられる第2のルールツリーのそれぞれについて、トップノードからターゲットエレメントの間に存在するエレメントが全てマーク付けされているかどうかを判定し、
全てマーク付けされていないという条件で、前記第1のルールツリーのマーク付けされていないエレメント及び前記第2のルールツリーのマーク付けされていないエレメントのうち、所定の基準に基づいて特定されるエレメントを次の話題として選択する
ように構成された情報処理装置。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
次の話題として選択されたエレメントに関連付けられるプログラムを実行し、
前記選択されたエレメントに関連付けられるバリュー値をユーザに提供し、
前記ユーザからバリュー値を取得して、前記選択されたエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けする
ようにさらに構成される、請求項1の情報処理装置。
【請求項3】
前記トップノードからターゲットエレメントの間に存在するエレメントが全てマーク付けされているという条件で、前記ターゲットエレメントに関連付けられるバリュー値をユーザに提供し、
前記ターゲットエレメントと同じ及び類似するエイリアスを有する第3のエレメントが存在するかどうかを判定するために問い合わせを行い、存在するという条件で前記第3のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けする
ようにさらに構成される、請求項1の情報処理装置。
【請求項4】
第1のルールツリー上で話題となっている第1のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けし、
マーク付けされた前記第1のエレメントと同じ及び類似するエイリアスを有する第2のエレメントが存在するかどうかを判定するために問い合わせを行い、
前記第2のエレメントが存在しないという条件で、第1のルールツリーのマーク付けされていないエレメントのうち、所定の基準に基づいて特定されるエレメントを次の話題として選択する
ように構成される、情報処理装置。
【請求項5】
プロセッサと、
複数の事例データ及び複数のルールツリーを格納する記憶部と、
を備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
第1のルールツリーを生成するための第1の事例データと、第2のルールツリーを再生成するための第2の事例データとを取得することであって、前記第1の事例データ及び前記第2の事例データは、共通エレメントを含んでいる、ことと、
前記第1の事例データに基づいて前記第1のルールツリーを生成することと、
前記第2の事例データに基づいて前記第2のルールツリーを再生成することと
を実行するように構成される、情報処理装置。
【請求項6】
ユーザによって選択されたペルソナに関連付けられるRTCコンテンツテーブルを生成することと、
選択された前記ペルソナを含むペルソナ群の全てのエレメント及びエレメントバリューを取得することと、
取得したエレメント及びエレメントバリューに基づいて、前記RTCコンテンツテーブルに入力されたユーザ入力を分析することにより、関連するエレメント及びエレメントバリューを特定することと、
特定したエレメント及びエレメントバリューがターゲットエレメント及びターゲットエレメントバリューであるという条件で、前記ターゲットエレメント及び前記ターゲットエレメントバリュー、並びに前記RTCコンテンツテーブルに入力された全てのユーザ入力に対する変換処理を行うことと、
前記ユーザに提示するために、変換結果を前記RTCコンテンツテーブルに出力することと
を実行するように構成される、情報処理装置。
【請求項7】
特定したエレメント及びエレメントバリューがターゲットエレメント及びターゲットエレメントバリューではないという条件で、特定したエレメント及びエレメントバリューに基づいて自然言語生成処理を行って、生成された自然言語表現を前記ユーザに提示するために前記RTCコンテンツテーブルに入力することをさらに実行するように構成される、請求項6の情報処理装置。
【請求項8】
ペルソナ群のそれぞれのペルソナに関連付けられる全てのエレメント及びエレメントバリューを第1のエレメント及び第1のエレメントバリューとして取得することと、
前記ペルソナを生成する際に、ペルソナのエレメントとして選択されなかったエレメント及びエレメントバリューを第2のエレメント及び第2のエレメントバリューとして取得することと、
事例の元データからの入力データが取得した第1のエレメント及び第1のエレメントバリュー並びに第2のエレメント及び第2のエレメントバリューのいずれに対応するかを判定し、判定結果としてのエレメント及び事例の組み合わせを記憶することと
を実行するように構成される、情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置によって実行される方法であって、
第1のルールツリー上で話題となっている第1のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けすることと、
マーク付けされた前記第1のエレメントと同じ及び類似するエイリアスを有する第2のエレメントが存在するかどうかを判定するために問い合わせを行うことと、
前記第2のエレメントが存在するという条件で、前記第2のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けすることと、
マーク付けした前記第1のエレメントに関連付けられる第1のルールツリー及びマーク付けした前記第2のエレメントに関連付けられる第2のルールツリーのそれぞれについて、トップノードからターゲットエレメントの間に存在するエレメントが全てマーク付けされているかどうかを判定することと、
全てマーク付けされていないという条件で、前記第1のルールツリーのマーク付けされていないエレメント及び前記第2のルールツリーのマーク付けされていないエレメントのうち、所定の基準に基づいて特定されるエレメントを次の話題として選択することと
を備える方法。
【請求項10】
情報処理装置によって実行される方法であって、
第1のルールツリー上で話題となっている第1のエレメントをバリュー値取得済としてマーク付けすることと、
マーク付けされた前記第1のエレメントと同じ及び類似するエイリアスを有する第2のエレメントが存在するかどうかを判定するために問い合わせることと、
前記第2のエレメントが存在しないという条件で、第1のルールツリーのマーク付けされていないエレメントのうち、所定の基準に基づいて特定されるエレメントを次の話題として選択することと
を備える方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。より詳細に言えば、本発明は、複数の思考を複数のペルソナ(ルールツリー)にそれぞれ関連付けて、それらを多重で扱えるように制御し、また、生成系AIなどの変換機能を介してより自然な言語の出力結果を提供する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。また、本発明は、新たな入力データから導き出せるエレメント及びエレメントバリューの組み合わせを事例データに追加して、ペルソナをブラッシュアップし、エンドユーザに関連付けられる入力データに基づくペルソナを生成する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
人工知能の技術分野におけるエキスパートシステム(特許文献1)は、特定のテーマについてエレメント(条件属性)とエレメントバリュー(条件属性値)を登録し、さらに、ターゲットエレメント(結論属性)とターゲットエレメントバリュー(結論属性値)を登録することにより決定木を生成する。エキスパートシステムは、決定木を利用してユーザに対して特定のテーマについてのコンサルティングを行うことができる。
【0003】
決定木を生成する技術として、ペルソナ化システム(特許文献2)も知られている。ペルソナ化システムは、事例学習・機械学習ツールを備えている。このツールは、入力データに基づく事例をエレメント(条件属性)及びターゲットエレメント(結論属性)の組で表現し、また、事例を元に観測されたエレメントバリュー(条件属性値)からターゲットエレメントバリュー(結論属性値)を推定するルールを学習して決定木(以下、「ルールツリー」と言う)を生成する。このツールは、予め設定された質問項目(エレメント)の応答の仕方(エレメントバリュー)に基づいて自動的にルールツリーを辿ることによって、ターゲットバリューを出力する(オートコンサルティング)。特許文献2は、複数のルールツリーの間を行き来する技術を開示しているが、これは、呼び出すルールツリーのアドレスをキー情報として任意のエレメントに設定することによって行われている。
【0004】
近年、人工知能の分野において生成系AIと呼ばれる技術が登場している。生成系AIは、発展途上の技術ではあるものの、入力情報と予め学習した情報とに基づいて、文章、画像、音楽などを新たに生成して出力する機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5572615号公報
特許第7216449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現代社会の様々な問題は複合的である。人が抱えている問題は、一見して特定のテーマに分類できるように見える場合もあるが、実際には色々な要素が混ざり合い、様々な原因が重なることにより問題が生じていることがある。あるテーマや問題について人間同士で会話をする際、特定のキーワードが登場したら別のテーマや問題に話題が変わることもある。このようなケースでは、特定の分野の専門家だけでコンサルティングを行うことができず、他の分野の専門家の協力を得なければならない。
【0007】
従来技術は、特定のテーマや問題についてユーザにコンサルティングを行うために予めルールツリーを生成しておく。このようにして生成されたルールツリーを利用したとしても、複合的なテーマや問題に対するコンサルティングを適切に行うことは困難である。複数のテーマや問題を扱えるようにするためには、複数の思考に対処できるルールツリーを生成する必要がある。しかしながら、ユーザに対して様々な問題に対するコンサルティングを行うためには、複数の思考を1つにまとめた巨大なルールツリーを生成しておかなければならない。
【0008】
図1は、従来技術において1つの巨大なルールツリーを生成する過程を説明する図である。巨大なルールツリーは、様々な問題に対するコンサルティングができるように様々なエレメントと事例に基づいて生成される。巨大なルールツリーは、複数の思考に対処可能というメリットはあるものの、
(1)生成する際に多くの事例を必要とするため完成させるまでに膨大な時間がかかること、
(2)様々なテーマや問題に派生する可能性を考慮すると、1つの事例に対して必要な情報(エレメント)が多くなってしまうこと、及び
(3)必要な要素(エレメント)が事後的に不足していると分かった場合、あるいは事後的に増えた場合、全ての事例について要素を追加する必要が出てくること、
といったデメリットがある。
【0009】
特定のテーマや問題から別のテーマや問題に話題が移行する場合には、特許文献2に開示されているように、呼び出すルールツリーのアドレスをキー情報として任意のエレメントに設定する必要があった。図2は、呼び出すルールツリーのアドレスをキー情報として任意のエレメントに設定する概念を説明する図である。図2において、塗りつぶされたエレメントには、呼び出し先のルールツリーのアドレスが設定されている。このような従来技術では、どのエレメントにどのアドレスを設定するのかについて決定することは困難であり、場合によっては、ルールツリーが硬直的なものとなる恐れがあった。
【0010】
従来のルールツリーを用いたコンサルティングでは、ユーザ対話の結果辿られたツリーのターゲットエレメントバリューがそのまま出力されていたため、不自然な言語表現の出力結果となることがあった。
(【0011】以降は省略されています)
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