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公開番号
2025009711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023200077
出願日
2023-11-27
発明の名称
低ホウ素球状化剤の調製方法
出願人
禹州市恒利来新材料股フン有限公司
代理人
弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類
C21C
1/10 20060101AFI20250109BHJP(鉄冶金)
要約
【課題】本発明は低ホウ素球状化剤の調製方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の低ホウ素球状化剤の調製方法は、各種原料を一定の割合で混合し、ここで、必要とする原料には、マグネシウムインゴット、金属カルシウム、フェロシリコン、鉄スクラップ、希土類、アルミニウムなどが含まれ、自動バッチングシステムにより配合し、混合するステップ1と、準備された原料を、搬送システムにより製錬炉内に輸送して製錬するステップ2と、製錬炉で原料を製錬する過程で、炉内の温度を継続的に測定し、監視するステップ3を含む。本願の球状化剤の製造方法を採用することにより、ホウ素含有量が40ppm以下の低ホウ素球状化剤を製造できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
各種原料を一定の割合で混合し、ここで、必要とする原料には、マグネシウムインゴット、金属カルシウム、フェロシリコン、鉄スクラップ、希土類及びアルミニウムが含まれ、自動バッチングシステムにより配合し、混合するステップ1と、
配合された原料を、搬送システムにより製錬炉内に輸送して製錬するステップ2と、
製錬炉で原料を製錬する過程で、炉内の温度を継続的に測定し、監視するステップ3と、
製錬完了後、鋳造し造塊するステップ4と、
造塊完了後、密閉型無酸素急速凝縮装置を用いて適時に冷却させて、金属インゴット内の無効なマグネシウムを削減し、製品の品質をより安定させ、制御できるステップ5と、
金属インゴットの造塊冷却後、粉砕装置を使用して一定の粒子サイズに粉砕し、具体的には、粒径のサイズを顧客のニーズに応じて粉砕できるステップ6と、
粉砕が完了後、製品の品質を確保するために検査するステップ7と、
検査完了後、製品を使用するまでバッチ別に保存するステップ8を含むことを特徴とする低ホウ素球状化剤の調製方法。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
製錬炉内に多量のホウ素が含まれないようにするために、前記製錬炉の準備方法が、
(1)まず、製錬炉材料と接着剤とを混合し、
(2)炉に内張りを構築し、
(3)二酸化炭素で15分間硬化促進し、
(4)炉本体を6~8時間乾燥すること、
であることを特徴とする請求項1に記載の低ホウ素球状化剤の調製方法。
【請求項3】
前記製錬炉の材質は中性材料であり、前記中性材料のPH値は7であることを特徴とする請求項2に記載の低ホウ素球状化剤の調製方法。
【請求項4】
前記各種原料を用いて調製された球状化剤に含まれる元素には、ケイ素、マグネシウム、希土類、カルシウム、アルミニウム及びホウ素が含まれることを特徴とする請求項1に記載の低ホウ素球状化剤の調製方法。
【請求項5】
前記球状化剤に含まれる各原料の部数は、ケイ素40~50部、マグネシウム5~8部、希土類0.5~2部、カルシウム0.8~2部、アルミニウム0.3~1部、ホウ素<40ppm部であることを特徴とする請求項4に記載の低ホウ素球状化剤の調製方法。
【請求項6】
前記球状化剤に含まれる各原料の部数は、ケイ素40部、マグネシウム5部、希土類0.5部、カルシウム0.8部、アルミニウム0.3部、ホウ素<40ppm部であることを特徴とする請求項5に記載の低ホウ素球状化剤の調製方法。
【請求項7】
前記球状化剤に含まれる各原料の部数は、ケイ素50部、マグネシウムは8部、希土類は2部、カルシウムは2部、アルミニウムは1部、ホウ素<40ppm部であることを特徴とする請求項5に記載の低ホウ素球状化剤の調製方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は球状化剤の技術分野に関し、特に低ホウ素球状化剤の調製方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
球状化剤とは、球状黒鉛鋳鉄を得るために溶鉄に添加される特定の金属又は合金のことである。中国で一般的に使用されているのはフェロシリコン希土類マグネシウム球状化剤である。球状化剤の調製プロセスには、熱法再溶錬、低シリコン造粒などが含まれる。球状化剤中のさまざまな元素が球状化に及ぼす影響に応じて、合理的な配分、生産プロセスの最適化、及びダクタイル鋳鉄の品質の向上は、鋳造技術者が常に研究している課題であり、顧客の製品品質に対する要求が高まる中、現在市販されている球状化剤ではホウ素含有量が多く、特殊ダクタイル鋳鉄の調製に対応できなくなっている。現在市販の球状化剤のホウ素含有量は一般的に60ppm以上であり、特殊ダクタイル鋳鉄の調製要件を満たすことができない。球状化剤中の微量元素、例えば、球状化剤中のホウ素元素は、黒鉛やマトリックス構造に及ぼす影響など、球状化の品質に大きな影響を与えるため、球状化剤中のホウ素含有量を管理する必要があり、ホウ素含有量が50ppm以下の球状化剤を調製することは、技術的課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この点に鑑み、本発明は、既存の技術ではホウ素含有量50ppm以下の球状化剤を調製できないという課題を解決するために、低ホウ素球状化剤の調製方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的課題を解決するため、本発明が提供する低ホウ素球状化剤の調製方法は、以下の構成を含む。
低ホウ素球状化剤の調製方法であって、
各種原料を一定の割合で混合し、ここで、必要とする原料には、マグネシウムインゴット、金属カルシウム、フェロシリコン、鉄スクラップ、希土類及びアルミニウムが含まれ、自動バッチングシステムにより配合し、混合するステップ1と、
配合された原料を、搬送システムにより製錬炉内に輸送して製錬するステップ2と、
製錬炉で原料を製錬する過程で、炉内の温度を継続的に測定し、監視するステップ3と、
製錬完了後、鋳造し造塊するステップ4と、
造塊完了後、密閉型無酸素急速凝縮装置を用いて適時に冷却させて、金属インゴット内の無効なマグネシウムを削減し、製品の品質をより安定させ、制御できるステップ5と、
金属インゴットの造塊冷却後、粉砕装置を使用して一定の粒子サイズに粉砕し、具体的には、粒径のサイズを顧客のニーズに応じて粉砕できるステップ6と、
粉砕が完了後、製品の品質を確保するために検査するステップ7と、
検査完了後、製品を使用するまでバッチ別に保存するステップ8を含む。
【0005】
更に、製錬炉内に多量のホウ素が含まれないようにするために、前記製錬炉の準備方法は次のとおりである。
(1)まず、製錬炉材料と接着剤とを混合し、
(2)炉内張りを構築し、
(3)二酸化炭素で15分間硬化促進し、
(4)炉本体を6~8時間乾燥させる。
【0006】
更に、前記製錬炉の材質は中性材料であり、前記中性材料のPH値は7である。
【0007】
更に、上記の各種原料を用いて調製された前記球状化剤に含まれる元素には、ケイ素、マグネシウム、希土類、カルシウム、アルミニウム、ホウ素が含まれる。
【0008】
更に、前記球状化剤に含まれる各原料の部数は、ケイ素40~50部、マグネシウム5~8部、希土類0.5~2部、カルシウム0.8~2部、アルミニウム0.3~1部、ホウ素<40ppm部である。
【0009】
更に、前記球状化剤に含まれる各原料の部数は、ケイ素40部、マグネシウム5部、希土類0.5部、カルシウム0.8部、アルミニウム0.3部、ホウ素<40ppm部である。
【0010】
更に、前記球状化剤に含まれる各原料の部数は、ケイ素50部、マグネシウムは8部、希土類は2部、カルシウムは2部、アルミニウムは1部、ホウ素<40ppm部である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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