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公開番号
2024173183
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091419
出願日
2023-06-02
発明の名称
高炉の羽口および高炉の操業方法
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C21B
7/16 20060101AFI20241205BHJP(鉄冶金)
要約
【課題】微粉炭吹込ランスと水素系還元ガス吹込ランスを備える羽口および当該羽口を用いた高炉の操業方法において、羽口内面への微粉炭の付着をより抑制し、閉塞を防止可能な高炉の羽口および高炉の操業方法を提供する。
【解決手段】微粉炭を羽口内に吹き込む微粉炭吹込ランスと、水素系還元ガスを前記羽口内に吹き込む水素系還元ガス吹込ランスと、を備える高炉の羽口であって、前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から50mm~100mmの位置にあり、前記水素系還元ガス吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から60mm~120mmの位置にあり、前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記水素系還元ガス吹込ランスの先端よりも高炉の炉内側にあることを特徴とする高炉の羽口。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
微粉炭を羽口内に吹き込む微粉炭吹込ランスと、水素系還元ガスを前記羽口内に吹き込む水素系還元ガス吹込ランスと、を備える高炉の羽口であって、
前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から50mm~100mmの位置にあり、
前記水素系還元ガス吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から60mm~120mmの位置にあり、
前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記水素系還元ガス吹込ランスの先端よりも高炉の炉内側にあることを特徴とする高炉の羽口。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記水素系還元ガス吹込ランスは、前記羽口に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の高炉の羽口。
【請求項3】
前記水素系還元ガス吹込ランスの先端を、前記羽口の内面の位置に配置することを特徴とする請求項2に記載の高炉の羽口。
【請求項4】
前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から50mm~80mmの位置にあることを特徴とする請求項1に記載の高炉の羽口。
【請求項5】
羽口の先端から50mm~100mmの位置から微粉炭を微粉炭吹込ランスで前記羽口内に吹き込み、
前記羽口の先端から60mm~120mmの位置から水素系還元ガスを水素系還元ガス吹込ランスで前記羽口内に吹き込み、
微粉炭を吹き込む位置が、水素系還元ガスを吹き込む位置よりも高炉の炉内側であることを特徴とする高炉の操業方法。
【請求項6】
前記水素系還元ガス吹込ランスは、前記羽口に組み込まれていることを特徴とする請求項5に記載の高炉の操業方法。
【請求項7】
前記水素系還元ガス吹込ランスの先端を、前記羽口の内面の位置に配置することを特徴とする請求項6に記載の高炉の操業方法。
【請求項8】
室温を超える温度に加熱された水素系還元ガスを、前記羽口に組み込まれた前記水素系還元ガス吹込ランスから吹き込むことを特徴とする請求項6又は7に記載の高炉の操業方法。
【請求項9】
前記羽口の先端から50mm~80mmの位置から微粉炭を前記微粉炭吹込ランスで吹き込むことを特徴とする請求項5に記載の高炉の操業方法。
【請求項10】
微粉炭を70kg/t-pig以上吹き込むことを特徴とする請求項5に記載の高炉の操業方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高炉の羽口および高炉の操業方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高炉の操業において、塊コークスより安価な微粉炭を銅製の羽口から吹き込んで、塊コークスの使用量を削減することが行われている。さらに、高炉の還元材比低減と排出CO
2
量削減のため、水素を含む気体還元材を羽口から吹き込む操業が検討されている。
【0003】
微粉炭と気体還元材とを羽口から吹き込む操業方法として、例えば特許文献1の方法が提案されている。特許文献1では、気体還元材吹込み用ランスの吹込み口を羽口の先端部から0~50mmの位置とすることが記載されている。また、微粉炭を吹き込む固体還元材吹込み用ランスの吹込口を気体還元材吹込み用ランスの吹込み口より送風方向上流側に配置することや、固体還元材吹込み用ランスの吹込み口を羽口先端部から200mmの範囲内に配置することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4997734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の方法により、気体還元材や固体還元材を吹き込む位置を適切な位置に設定することで、羽口やブローパイプにおける圧損等を抑制して、還元効率を低下させることなく、気体還元材や固体還元材を効果的に利用できるとしている。
【0006】
しかし、特許文献1の方法では固体還元材である微粉炭が羽口内面に付着して堆積する場合がある。
【0007】
そこで本発明は、微粉炭吹込ランスと水素系還元ガス吹込ランスを備える羽口および当該羽口を用いた高炉の操業方法において、羽口内面への微粉炭の付着をより抑制し、閉塞を防止可能な高炉の羽口および高炉の操業方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その発明の要旨は以下の通りである。
【0009】
(1) 微粉炭を羽口内に吹き込む微粉炭吹込ランスと、水素系還元ガスを前記羽口内に吹き込む水素系還元ガス吹込ランスと、を備える高炉の羽口であって、
前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から50mm~100mmの位置にあり、
前記水素系還元ガス吹込ランスの先端が、前記羽口の先端から60mm~120mmの位置にあり、
前記微粉炭吹込ランスの先端が、前記水素系還元ガス吹込ランスの先端よりも高炉の炉内側にあることを特徴とする高炉の羽口。
【0010】
(2) 前記水素系還元ガス吹込ランスは、前記羽口に組み込まれていることを特徴とする上記(1)に記載の高炉の羽口。
(【0011】以降は省略されています)
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