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公開番号2025009344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112283
出願日2023-07-07
発明の名称蓄電装置、蓄電装置用端子および蓄電装置の製造方法
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/564 20210101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1導電部材と第2導電部材との接続部の信頼性が高い端子およびそれを備えた蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、電極体10と、ケース20と、負極端子40と、負極集電部材14とを備えている。負極端子40は、第1導電部材41と、第2導電部材42とを含んでいる。第1導電部材41は、第1面41aに凹部41rを有している。第1導電部材41は、締結部43と、金属接合部45とを有している。第2導電部材42は、フランジ部42fと、接続部42cとを有している。接続部42cの先端は、拡径部42eを有している。拡径部42eは、負極集電部材14に接続されている。フランジ部42fの一部は、第1導電部材41の凹部41rに配置されている。第1導電部材41の外周縁41oと、フランジ部42fの外周縁42foは、フランジ部42fの径方向において、略同じ位置にある。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
第1電極と、前記第1電極とは極性が異なる第2電極を含む電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記第1電極と電気的に接続され、前記ケースに取り付けられた端子と、
前記ケース内に配置され、前記第1電極と前記端子とを電気的に接続する集電部材と
を備え、
前記端子は、第1金属からなる第1導電部材と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材と、を含み、
前記第1導電部材は、第1面に凹部を有し、
前記第2導電部材の一部は、前記凹部内に配置され、
前記第1導電部材は、前記第2導電部材と機械的に締結された締結部と、前記第2導電部材と金属接合された金属接合部を有し、
前記第1導電部材において、前記締結部は、前記金属接合部よりも外周側に位置する、
蓄電装置であって、
前記第2導電部材は、フランジ部と、前記フランジ部の一方の面に形成された接続部を有し、
前記接続部の先端は拡径部を有し、前記拡径部が前記集電部材に接続され、
前記フランジ部の一部が前記凹部内に配置され、
前記第1導電部材の外周縁と、前記フランジ部の外周縁が、前記フランジ部の径方向において、略同じ位置にある、
蓄電装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1導電部材は、前記接続部が延びる方向に見たとき、前記拡径部と重なる領域である第1領域と、前記第1領域よりも内側に位置する第2領域とを有し、
前記第2領域に前記金属接合部が形成されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第1領域と、前記第2領域との間には、環状のリブが形成されている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
外部導電部材を備え、
前記外部導電部材は前記環状のリブに溶接接合されている、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第1領域の厚みをT1、前記第2領域の厚みをT2、としたとき、0.8<T1/T2<1.2を満たす、請求項2~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
第1金属からなる第1導電部材と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材と、を含み、
前記第1導電部材は、第1面に凹部を有し、
前記第2導電部材の一部が前記凹部内に配置され、
前記第1導電部材は、前記第2導電部材と機械的に締結された締結部と、前記第2導電部材と金属接合された金属接合部を有し、
前記第1導電部材において、前記締結部は、前記金属接合部よりも外周側に位置する、
蓄電装置用端子であって、
前記第2導電部材は、フランジ部と、前記フランジ部の一方の面に形成された接続部を有し、
前記接続部の先端は拡径部を有し、
前記フランジ部の一部が前記凹部内に配置され、
前記第1導電部材の外周縁と、前記フランジ部の外周縁が、前記フランジ部の径方向において、略同じ位置にある、
蓄電装置用端子。
【請求項7】
第1電極と、前記第1電極とは極性が異なる第2電極を含む電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記第1電極と電気的に接続され、前記ケースに取り付けられた端子と、
前記ケース内に配置され、前記第1電極と前記端子とを電気的に接続する集電部材と
を備え、
前記端子は、第1金属からなる第1導電部材と、前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材と、を含み、
前記第1導電部材は、第1面に凹部を有し、
前記第2導電部材の一部が前記凹部内に配置され、
前記第1導電部材は、前記第2導電部材と機械的に締結された締結部と、前記第2導電部材と金属接合された金属接合部を有し、
前記第1導電部材において、前記締結部は、前記金属接合部よりも外周側に位置する、蓄電装置の製造方法であって、
前記第2導電部材は、フランジ部と、前記フランジ部の一方の面に形成された接続部を有し、
前記接続部の先端は拡径部を有し、前記拡径部が前記集電部材に接続され、
前記フランジ部の一部が前記凹部内に配置され、
前記第1導電部材の外周縁と、前記フランジ部の外周縁が、前記フランジ部の径方向において、略同じ位置にあり、
前記第2導電部材の前記接続部を、前記集電部材の開口に挿入する挿入工程と、
前記挿入工程の後、前記接続部を前記集電部材上にカシメるカシメ工程と
を備える、蓄電装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置、蓄電装置用端子および蓄電装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-049726号公報には、プレート状の金属製の第1部材と、当該第1部材の一方の表面に超音波溶接された金属製の第2部材とを備えた端子が開示されている。第1部材では、第2部材が溶接された表面とは反対側の表面に凹部が形成されている。当該凹部において、第1部材と第2部材とが超音波溶接されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-049726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、複数の部材が接続された蓄電装置用端子において、各部材の接続部の信頼性をより向上させたいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここで開示される蓄電装置は、電極体と、電極体を収容するケースと、端子と、集電部材とを備えている。電極体は、第1電極と、第1電極とは極性が異なる第2電極を含んでいる。ケースは、電極体を収容する。端子は、第1電極と電気的に接続され、ケースに取り付けられている。集電部材は、ケース内に配置され、第1電極と端子とを電気的に接続する。端子は、第1金属からなる第1導電部材と、第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材と、を含んでいる。第1導電部材は、第1面に凹部を有している。第2導電部材の一部は、凹部内に配置されている。第1導電部材は、第2導電部材と機械的に締結された締結部と、第2導電部材と金属接合された金属接合部を有している。第1導電部材において、締結部は、金属接合部よりも外周側に位置している。第2導電部材は、フランジ部と、フランジ部の一方の面に形成された接続部を有している。接続部の先端は、拡径部を有している。拡径部は、集電部材に接続されている。フランジ部の一部は、凹部内に配置されている。第1導電部材の外周縁と、フランジ部の外周縁が、フランジ部の径方向において、略同じ位置にある。
【0006】
かかる蓄電装置は、第1導電部材と第2導電部材との接続部の信頼性が高い蓄電装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、蓄電装置100の斜視図である。
図2は、図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。
図3は、封口板24にとり付けられた負極端子40を示す断面図である。
図4は、組電池200を示す斜視図である。
図5は、締結工程において締結される前の第1導電部材41と第2導電部材42を示す断面図である。
図6は、締結工程において締結された後の第1導電部材41と第2導電部材42を示す断面図である。
図7は、カシメ工程を示す模式図である。
図8は、他の実施形態にかかる負極端子140の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ここで開示される技術の一実施形態について図面を参照して説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略される。以下の説明において、図面中の符号L、R、F、Rr、U、Dは、左、右、前、後、上、下を表し、図面中の符号X、Y、Zは、蓄電装置の長辺方向、短辺方向、高さ方向を、それぞれ表すものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、蓄電装置の設置形態を何ら限定するものではない。
【0009】
なお、本明細書において「蓄電装置」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電装置全般を指す用語である。蓄電装置には、電解質を介して一対の電極(正極と負極)の間で電荷担体が移動することによって繰り返し充放電可能な二次電池の他、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ等も含まれる。以下、蓄電装置の製造方法について、リチウムイオン二次電池を対象とした場合の実施形態について説明する。
【0010】
<蓄電装置100>
図1は、蓄電装置100の斜視図である。図2は、図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。図2では、ガスケット50およびインシュレータ60の図示は省略されている。図3は、封口板24にとり付けられた負極端子40を示す断面図である。図4は、組電池200を示す斜視図である。図4では、ここで開示される蓄電装置100を単電池として、複数の蓄電装置100がバスバー90を介して直列に接続された形態が図示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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