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公開番号2025009336
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112268
出願日2023-07-07
発明の名称リダクション高速化プログラム、リダクション高速化方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06F 8/41 20180101AFI20250110BHJP(計算;計数)
要約【課題】リダクションを含む処理を高速化できる。
【解決手段】処理部12は、ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出する。処理部12は、複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類する。処理部12は、第2の種類のタスクよりも第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報をソースプログラムに設定する。処理部12は、第1の種類のタスクにおける複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文をソースプログラムに挿入する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出し、
前記複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、前記複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび前記第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類し、
前記第2の種類のタスクよりも前記第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報を前記ソースプログラムに設定し、
前記第1の種類のタスクにおける前記複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文を前記ソースプログラムに挿入する、
処理を実行させるリダクション高速化プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記複数のタスクの抽出では、前記ソースプログラムに記述されるタスク指示文に基づいて前記複数のタスクを抽出する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のリダクション高速化プログラム。
【請求項3】
前記データ依存関係は、前記第1の種類のタスクに分類される第1のタスクの処理結果を、前記第2の種類のタスクに分類される第2のタスクで使用する関係を含む、
請求項1記載のリダクション高速化プログラム。
【請求項4】
前記優先度情報の設定では、前記ソースプログラムに記述される、前記複数のタスクそれぞれのタスク指示文に、当該タスクの分類先に応じたプライオリティ節を追加する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のリダクション高速化プログラム。
【請求項5】
前記優先度情報および前記並列化指示文を含む前記ソースプログラムに基づいて目的プログラムを生成する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のリダクション高速化プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出し、
前記複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、前記複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび前記第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類し、
前記第2の種類のタスクよりも前記第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報を前記ソースプログラムに設定し、
前記第1の種類のタスクにおける前記複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文を前記ソースプログラムに挿入する、
リダクション高速化方法。
【請求項7】
ソースプログラムを記憶する記憶部と、
前記ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出し、前記複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、前記複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび前記第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類し、前記第2の種類のタスクよりも前記第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報を前記ソースプログラムに設定し、前記第1の種類のタスクにおける前記複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文を前記ソースプログラムに挿入する処理部と、
を有する情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータに、
ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出し、
前記複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、前記複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび前記第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類し、
前記第2の種類のタスクよりも前記第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報を前記ソースプログラムに設定する、
処理を実行させるリダクション高速化プログラム。
【請求項9】
コンピュータに、
ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出し、
前記複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、前記複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび前記第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類し、
前記第1の種類のタスクにおける前記複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文を前記ソースプログラムに挿入する、
処理を実行させるリダクション高速化プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はリダクション高速化プログラム、リダクション高速化方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータソフトウェアの開発現場では、開発者はプログラミング言語としてC言語などの高水準言語を使用することが多い。高水準言語で記述されたソースプログラムは、コンパイラにより、プロセッサが実行可能な目的プログラムに変換される。
【0003】
例えば、ソースプログラムを並列計算機用の目的プログラムに翻訳する並列化コンパイラの提案がある。提案の並列化コンパイラは、交換法則及び結合法則の成立する演算子であって、同種のものに基づいて、ある配列データから単一の結果を求める操作であるリダクションの構文を、ソースプログラムから検出する。提案の並列化コンパイラは、検出されたリダクションを並列実行が可能なループに変換する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-319722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ソースプログラムには、リダクションなどの演算を含む複数のタスクが記述され得る。リダクション演算を含むタスクは、当該タスクが実行時に並列処理されるように所定の構文により予め記述されることがある。また、タスク同士の並列化を制御するため、あるタスクの出力が他のタスクの入力になるなど、タスク間のデータ依存関係がソースプログラムに予め記述されることがある。コンパイラがソースプログラム内のこれらの記述に従って目的プログラムを生成する場合、目的プログラムに基づく処理の高速化を十分に図れないことがある。
【0006】
1つの側面では、本発明は、リダクションを含む処理の高速化を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、リダクション高速化プログラムが提供される。リダクション高速化プログラムは、コンピュータに次の処理を実行させる。コンピュータは、ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出する。コンピュータは、複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類する。コンピュータは、第2の種類のタスクよりも第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報をソースプログラムに設定する。コンピュータは、第1の種類のタスクにおける複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文をソースプログラムに挿入する。
【0008】
また、1つの態様では、リダクション高速化プログラムが提供される。コンピュータは、コンピュータに次の処理を実行させる。コンピュータは、ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出する。コンピュータは、複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類する。コンピュータは、第2の種類のタスクよりも第1の種類のタスクの実行の優先度を上げることを示す優先度情報をソースプログラムに設定する。
【0009】
また、1つの態様では、リダクション高速化プログラムが提供される。コンピュータは、ソースプログラムからデータ依存関係を有する複数のタスクを抽出する。コンピュータは、複数のタスクそれぞれのステートメントに基づいて、複数のタスクそれぞれを、複数のサブタスクにより並列処理されるリダクション演算を含む第1の種類のタスクおよび第1の種類のタスク以外の第2の種類のタスクに分類する。コンピュータは、第1の種類のタスクにおける複数のサブタスクそれぞれについて、当該サブタスクを分割して並列処理することを示す並列化指示文をソースプログラムに挿入する。
【0010】
また、1つの態様ではコンピュータが実行するリダクション高速化方法が提供される。また、1つの態様では記憶部と処理部とを有する情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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