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公開番号2025009034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111749
出願日2023-07-06
発明の名称保冷庫
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 81/18 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】蓄冷剤による冷却効果を向上させることが可能な保冷庫を提供する。
【解決手段】この保冷庫100は、断熱箱体20の内部に設けられた保冷室1と、保冷室1の内側表面に配置される蓄冷剤2と、保冷室1の内側表面において蓄冷剤2に当接するベース部4と、ベース部4から保冷室1の中心側に突出する突出部5とを含み、保冷室1内の空気との伝熱面積を拡大するための金属製の伝熱部材3と、保冷室1の内側表面において伝熱部材3を支持するように設けられ、保冷室1内の中心側に形成されるとともに突出部5を露出させる第1開口部12を含む支持部10と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
断熱箱体の内部に設けられた保冷室と、
前記保冷室の内側表面に配置される蓄冷剤と、
前記保冷室の前記内側表面において前記蓄冷剤に当接するベース部と、前記ベース部から前記保冷室の中心側に突出する突出部とを含み、前記保冷室内の空気との伝熱面積を拡大するための金属製の伝熱部材と、
前記保冷室の前記内側表面において前記伝熱部材を支持するように設けられ、前記保冷室内の中心側に形成されるとともに前記突出部を露出させる第1開口部を含む支持部と、を備える、保冷庫。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記支持部は、前記第1開口部の周囲において、前記ベース部における前記突出部が設けられていない範囲を支持するベース支持部分をさらに含む、請求項1に記載の保冷庫。
【請求項3】
前記支持部は、前記保冷室の内側上面に設けられ、
前記伝熱部材の前記ベース部の下面が前記伝熱部材の自重によって前記支持部に当接することにより、前記伝熱部材が前記支持部に支持される、請求項1に記載の保冷庫。
【請求項4】
前記支持部は、前記蓄冷剤と前記ベース部とを収容する収容部と、前記第1開口部とは異なる方向に開口するとともに前記収容部に前記蓄冷剤および前記伝熱部材を挿入可能な第2開口部とをさらに含む、請求項1に記載の保冷庫。
【請求項5】
前記保冷室の前記内側上面には、シート状の第1シート部材が設けられ、
前記支持部は、シート状の第2シート部材を含み、
前記第2シート部材は、前記保冷室の前記内側上面の前記第1シート部材に固定されている、請求項3に記載の保冷庫。
【請求項6】
前記支持部は、前記第1シート部材と前記第2シート部材との間に設けられ、前記第2シート部材よりも強度が強い第3シート部材をさらに含み、
前記第3シート部材は、前記第1シート部材に縫い付けられて固定され、
前記第2シート部材は、前記第3シート部材を介して前記第1シート部材に縫い付けられて固定されている、請求項5に記載の保冷庫。
【請求項7】
前記支持部は、前記第2開口部を開閉可能な蓋部をさらに含む、請求項4に記載の保冷庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、保冷庫に関し、特に、保冷室と蓄冷剤とを備える保冷庫に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、保冷室と蓄冷剤とを備える保冷庫が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、内部に積載物を収容する収容空間(保冷室)を有するパネル容器(保冷庫)が開示されている。パネル容器は、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとを含む。天面パネルの内表面には、蓄熱材収納部が取り付けられている。蓄熱材収納部は、内部に蓄熱材(蓄冷剤)を収納できる隙間を有している。上記特許文献1には、蓄熱材収納部は、蓄熱材からの冷気や熱を収容空間に伝えやすくするため、隙間が多数設けられた布地やメッシュ構造材などにより形成することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-142572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のパネル容器(保冷庫)では、蓄熱材収納部が設けられる収容空間(保冷室)は積載物を収容するための空間であるため、収容空間において蓄熱材収納部のための広いスペースを確保しにくい。よって、蓄熱材収納部に蓄熱材(蓄冷剤)を多く収納することができないため、収容空間を十分に冷却できない場合がある。そこで、保冷庫における蓄冷剤による冷却効果の向上が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、蓄冷剤による冷却効果を向上させることが可能な保冷庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による保冷庫は、断熱箱体の内部に設けられた保冷室と、保冷室の内側表面に配置される蓄冷剤と、保冷室の内側表面において蓄冷剤に当接するベース部と、ベース部から保冷室の中心側に突出する突出部とを含み、保冷室内の空気との伝熱面積を拡大するための金属製の伝熱部材と、保冷室の内側表面において伝熱部材を支持するように設けられ、保冷室内の中心側に形成されるとともに突出部を露出させる第1開口部を含む支持部と、を備える。
【0008】
この発明の一の局面による保冷庫では、上記のように、蓄冷剤に当接するベース部と、ベース部から保冷室の中心側に突出する突出部とを含み、保冷室内の空気との伝熱面積を拡大するための金属製の伝熱部材と、伝熱部材を支持するように設けられ、保冷室内の中心側に形成されるとともに突出部を露出させる第1開口部を含む支持部とを備える。これにより、ベース部と突出部とを含み、保冷室内の空気との伝熱面積を拡大するための金属製の伝熱部材を備えることにより、伝熱部材の表面積を突出部により拡大することができるので、蓄冷剤の量を増やすことなく、蓄冷剤と保冷室内の空気との熱交換量を増加させることができる。また、保冷室の内側表面において伝熱部材を支持するように設けられ、突出部を露出させる第1開口部を含む支持部を備えることにより、伝熱面積を拡大するための突出部を第1開口部から保冷室内の中心側に露出させた状態で、伝熱部材を支持部により支持することができる。これらの結果、保冷庫において蓄冷剤による冷却効果を向上させることができる。
【0009】
上記一の局面による保冷装置において、好ましくは、支持部は、第1開口部の周囲において、ベース部における突出部が設けられていない範囲を支持するベース支持部分をさらに含む。このように構成すれば、突出部を第1開口部から保冷室内の中心側に露出させながら、ベース部をベース支持部分により確実に支持することができる。
【0010】
上記一の局面による保冷装置において、好ましくは、支持部は、保冷室の内側上面に設けられ、伝熱部材のベース部の下面が伝熱部材の自重によって支持部に当接することにより、伝熱部材が支持部に支持される。このように構成すれば、支持部が保冷室の内側上面に設けられることにより、蓄冷剤が自重により伝熱部材のベース部に当接しやすくなる。そのため、蓄冷剤から伝熱部材への熱伝達性能を向上させることができる。また、支持部が保冷室の内側上面に設けられることにより、自然対流によって、冷たい保冷庫内気流が保冷室の上部から下部に向かって略垂直下向きに形成される。そのため、蓄冷剤による冷却効果をより向上させることができる。また、自重によってベース部の下面は支持部に自然に当接されるため、ベース部の下面を支持部に容易に当接させることができるとともに、当接させるための部材を別途設ける必要がない。そのため、支持部により伝熱部材を容易にかつ部品点数を増やすことなく支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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