特許ウォッチ

公開番号2025031315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137459
出願日2023-08-25
発明の名称パネル構造、電気機器収納設備
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20250228BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】パネル構造において、剛性を高めつつ軽量化を図る。
【解決手段】パネル構造11は、厚さ方向に凹又は凸となり、面方向に沿って帯状に延びる凹凸帯12が形成されている。凹凸帯12は、曲げ加重を受けて湾曲する曲げ方向に沿って延びている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
厚さ方向に凹又は凸となり、面方向に沿って帯状に延びる凹凸帯が形成されていることを特徴とするパネル構造。
続きを表示（約 510 文字）【請求項２】
交差する複数の前記凹凸帯が形成されていることを特徴とする請求項１に記載のパネル構造。
【請求項３】
一方の前記凹凸帯が優先して延び、他方の前記凹凸帯が分断されていることを特徴とする請求項２に記載のパネル構造。
【請求項４】
厚さ方向に貫通した開口部が形成され、前記開口部の周囲に前記凹凸帯が形成されていることを特徴とする請求項１に記載のパネル構造。
【請求項５】
曲げ加重を受けて湾曲する曲げ方向に沿って前記凹凸帯が延びていることを特徴とする請求項１に記載のパネル構造。
【請求項６】
複数の前記凹凸帯が帯状に並んで配置されていることを特徴とする請求項１に記載のパネル構造。
【請求項７】
複数の前記凹凸帯が千鳥配置されていることを特徴とする請求項６に記載のパネル構造。
【請求項８】
複数の前記凹凸帯が等間隔に配置されていることを特徴とする請求項６に記載のパネル構造。
【請求項９】
請求項１～８の何れか一項に記載のパネル構造を採用し、内部に電気機器が収納されている電気機器収納設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、パネル構造、電気機器収納設備に関するものである。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載されたパネル構造は、交互に配置された凹凸形状を面方向の全域に形成することで、剛性を高めることを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開ＷＯ２０１２／０９８７８７号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
凹凸形状を面方向の全域に形成すると、重量が増加してしまう。
本発明の目的は、パネル構造において、剛性を高めつつ軽量化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の一態様に係るパネル構造は、厚さ方向に凹又は凸となり、面方向に沿って帯状に延びる凹凸帯が形成されている。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、凹凸形状を面方向の全域に形成するわけではないため、剛性を高めつつ軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第一実施形態のパネル構造を示す図である。
電気機器収納設備を示す図である。
変形例を示す図である。
第二実施形態のパネル構造を示す図である。
変形例を示す図である。
第三実施形態のパネル構造を示す図である。
第四実施形態のパネル構造を示す図である。
変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【０００９】
《第一実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、縦方向、幅方向、及び厚さ方向とする。
図１は、第一実施形態のパネル構造１１を示す図である。
図中の（ａ）は、パネル構造１１を、幅方向の一方、縦方向の一方、及び厚さ方向の一方から見た状態を示している。図中の（ｂ）は、パネル構造１１を、厚さ方向の一方から見た状態を示している。パネル構造１１は、金属製で幅方向及び縦方向に沿った面材であり、幅方向の両端側が、厚さ方向の一方に向かって略直角に折り曲げられ、縦方向から見て略コ字状に形成されている。
【００１０】
パネル構造１１には、厚さ方向に凹又は凸となり、面方向のうち縦方向に沿って帯状に延びる凹凸帯１２が形成されている。凹凸帯１２は、エンボスであり、厚さ方向の一方から見ると手前に向かって凸となる凸形状であり、厚さ方向の他方から見ると奥に向かって凹となる凹形状である。凹凸帯１２の断面形状は、例えば凸形状の頂面に向かって又は凹形状の底面に向かって寸法が小さくなる台形である。凹凸帯１２は、パネル構造１１が曲げ荷重を受けて湾曲する曲げ方向に沿って延びており、幅方向の中央で縦方向の一端側から他端側まで延びている。曲げ荷重は、幅方向から見て縦方向の両端側を厚さ方向の一方及び他方のいずれかに曲げようとする荷重である。パネル構造１１は、凹凸帯１２の配置、短手方向の幅、長手方向の長さ、厚さ方向の高さを調整することで、任意の剛性が実現される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許