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公開番号
2025008768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111235
出願日
2023-07-06
発明の名称
トロンボポエチン受容体(Mpl)ノックアウト免疫不全げっ歯類動物
出願人
公益財団法人実中研
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
A01K
67/027 20240101AFI20250109BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】ヒト血小板等が分化し、増加する免疫不全げっ歯類動物の提供。
【解決手段】トロンボポエチン(TPO)受容体(Mpl)遺伝子がノックアウトされた免疫不全げっ歯類動物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トロンボポエチン(TPO)受容体(Mpl)遺伝子がノックアウトされた免疫不全げっ歯類動物。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
マウスである、請求項1記載の免疫不全げっ歯類動物。
【請求項3】
SCID変異マウス、RAG1ノックアウトマウス、RAG2ノックアウトマウスまたはNOD/SCIDマウスである請求項2に記載の免疫不全げっ歯類動物。
【請求項4】
NOGマウスであり、正式系統名はNOD.Cg-Prkdc
scid
Il2rg
tm1Sug
Mpl
em1
/Jicと表される、請求項3記載のマウスMpl遺伝子ノックアウト免疫不全げっ歯類動物。
【請求項5】
さらに、W41変異マウスである、請求項3記載の免疫不全げっ歯類動物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のげっ歯類動物にヒト造血幹細胞を移植して得られる、ヒト血小板が分化し増加するヒト化げっ歯類動物。
【請求項7】
さらに、移植されたヒト造血幹細胞が生着して増加する請求項6記載のヒト化げっ歯類動物。
【請求項8】
さらに、ヒト顆粒球およびヒト巨核球が分化し増加し維持されている、請求項6記載のヒト化げっ歯類動物。
【請求項9】
請求項1~5のいずれか1項に記載のげっ歯類動物にヒト造血幹細胞を移植して得られる、ヒト赤血球が分化し増殖するヒト化げっ歯類動物。
【請求項10】
免疫不全げっ歯類動物のトロンボポエチン(TPO)受容体(Mpl)遺伝子をノックアウトし、さらに該げっ歯類動物にヒト造血幹細胞を移植することを含む、ヒト血小板が分化し増加するヒト化げっ歯類動物の作製方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒトの血小板等が分化し、増加するげっ歯類動物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
非常に優れた免疫不全マウスとして、NOGマウスが知られている(特許文献1)。NOGマウスにヒトの細胞や組織を移植してヒト化NOGマウスが作製されている。
【0003】
免疫不全マウス(NSGW41マウス)を用いてヒト造血幹細胞を移植しヒト血小板が増加したという報告があった(非特許文献1)。
【0004】
トロンボポエチン(TPO)受容体(Mpl)は、血小板、巨核球、造血幹細胞などに発現する1回膜貫通型受容体であり、細胞質ドメインにチロシンキナーゼ活性を持たないが、細胞内のJAK2によりチロシンリン酸化を通してTPOシグナルを伝達する。
【0005】
免疫不全マウスにヒトTPO遺伝子をノックインし、ヒト造血幹細胞を移植したところ、ヒト血小板は増加せず、ヒト造血幹細胞が増殖したという報告があった(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第WO2002/043477号
【非特許文献】
【0007】
Rahmig et al., Stem Cell reports, 2016 Oct 11;7(4); 591-601
Rongvaux et al., PNAS, february 8, 2011, vol.108, no.6, 2378-2383
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、ヒト血小板等が分化し、増加する免疫不全げっ歯類の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ヒト血小板が増加する免疫不全マウスについての報告はあった。本発明者らは、ヒト血小板をより効率的に増加し得るげっ歯類の作出について鋭意検討を行った。その結果、免疫不全げっ歯類のトロンボポエチン受容体(Mpl)遺伝子をノックアウトし、該マウスにヒト造血幹細胞を移植することにより、ヒト血小板が増加し維持され、かつ巨核球、顆粒球、赤血球、造血幹細胞が増加するヒト化げっ歯類動物を作製できることを見出し本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1] トロンボポエチン(TPO)受容体(Mpl)遺伝子がノックアウトされた免疫不全げっ歯類動物。
[2] マウスである、[1]の免疫不全げっ歯類動物。
[3] SCID変異マウス、RAG1ノックアウトマウス、RAG2ノックアウトマウスまたはNOD/SCIDマウスである[2]の免疫不全げっ歯類動物。
[4] NOGマウスであり、正式系統名はNOD.Cg-Prkdc
scid
Il2rg
tm1Sug
Mpl
em1
/Jicと表される、[3]のマウス遺伝子ノックアウト免疫不全げっ歯類動物。
[5] さらに、W41変異マウスである、[3]の免疫不全げっ歯類動物。
[6] [1]~[5]のいずれかのげっ歯類動物にヒト造血幹細胞を移植して得られる、ヒト血小板が分化し増加するヒト化げっ歯類動物。
[7] さらに、移植されたヒト造血幹細胞が生着して増加する[6]のヒト化げっ歯類動物。
[8] さらに、ヒト造血幹細胞の生着が向上し、ヒト顆粒球およびヒト巨核球が分化し増加し維持されている、[6]または[7]のヒト化げっ歯類動物。
[9] [1]~[5]のいずれかのげっ歯類動物にヒト造血幹細胞を移植して得られる、ヒト赤血球が分化し増殖するヒト化げっ歯類動物。
[10] 免疫不全げっ歯類動物のトロンボポエチン(TPO)受容体(Mpl)遺伝子をノックアウトし、さらに該げっ歯類動物にヒト造血幹細胞を移植することを含む、ヒト血小板が分化し増加するヒト化げっ歯類動物の作製方法。
[11] げっ歯類動物がマウスである、[10]のヒト化げっ歯類動物の作製方法。
[12] マウスがNOGマウスであり、正式系統名はNOD.Cg-Prkdc
scid
Il2rg
tm1Sug
Mpl
em1
/Jicと表される、[11]のヒト化げっ歯類動物の作製方法。
[13] マウスがさらに、W41変異マウスである、[11]のヒト化げっ歯類動物の作製方法。
[14] [1]~[5]のいずれかのげっ歯類動物に、ヒト造血幹細胞を移植することを含む、ヒト血小板を増加させる方法。
[15] さらに、げっ歯類動物にヒトトロンボポエチンを投与することを含む、[14]の方法。
[16] [1]~[5]のいずれかのげっ歯類動物に、ヒト造血幹細胞を移植することを含む、ヒト赤血球を増殖させる方法。
[17] さらに、げっ歯類動物にヒトトロンボポエチンを投与することを含む、[16]の方法。
[18] [6]~[8]および[10]~[13]のいずれかの方法で作製されたヒト化げっ歯類動物のヒト造血系腫瘍PDXモデルとしての使用。
[19] [6]~[8]および[10]~[13]のいずれかの方法で作製されたヒト化げっ歯類動物に、患者由来造血系腫瘍細胞を移植することより作製されるヒト造血系腫瘍PDX。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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