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公開番号
2025007991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023109789
出願日
2023-07-04
発明の名称
太陽電池パネルの製造方法および太陽電池パネル製造装置
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H10F
19/00 20250101AFI20250109BHJP()
要約
【課題】太陽電池セル群の位置決めの精度を向上可能な太陽電池パネルの製造方法および太陽電池パネル製造装置を提供する。
【解決手段】回転可能な保持部3を用いて太陽電池セル群90を保持する。保持部3によって保持された太陽電池セル群90をシート99の上方に搬送する。シート99の上方において太陽電池セル群90の位置決めを行う。保持部3は、保持部3の回転軸Aから離間している係合部60を有している。太陽電池セル群90の位置決めを行う工程において、係合部60に対応する被係合部29を係合部60に係合させることによって、保持部3の回転方向θにおける保持部3の移動を規制する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
受光面と、前記受光面の反対側にある接着面とを有する太陽電池セル群の前記接着面に接着剤を塗布する工程と、
前記接着面に前記接着剤を塗布する工程の後に、回転可能な保持部を用いて前記太陽電池セル群を保持する工程と、
前記保持部によって保持された前記太陽電池セル群をシートの上方に搬送する工程と、
前記シートの上方において前記太陽電池セル群の位置決めを行う工程と、
前記接着面において前記太陽電池セル群を前記シートに接触させることによって前記接着剤を用いて前記太陽電池セル群と前記シートとを接着する工程とを備え、
前記保持部は、前記保持部の回転軸から離間している係合部を有し、
前記太陽電池セル群の位置決めを行う工程において、前記係合部に対応する被係合部を前記係合部に係合させることによって、前記保持部の回転方向における前記保持部の移動を規制する、太陽電池パネルの製造方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記シートの上方において前記太陽電池セル群の位置決めを行う工程において、前記被係合部が前記係合部に係合した状態を維持しつつ前記被係合部を移動させることによって、前記回転方向における前記太陽電池セル群の位置を制御する、請求項1に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項3】
前記シートの上方において前記太陽電池セル群の位置決めを行う工程において、前記回転方向における前記太陽電池セル群の位置を制御した後に、前記回転軸に垂直な面内における前記太陽電池セル群の位置を制御する、請求項2に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項4】
前記シートの上方において前記太陽電池セル群の位置決めを行う工程において、前記被係合部が前記係合部に係合させた後、且つ前記回転方向における前記太陽電池セル群の位置を制御する前に、前記シートにおいて設けられているアライメントマーカーを用いて、前記太陽電池セル群と前記シートとの間の位置ずれ量を測定する、請求項2または請求項3に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項5】
前記接着面において前記太陽電池セル群を前記シートに接触させることによって前記接着剤を用いて前記太陽電池セル群と前記シートとを接着する工程の後に、前記保持部による前記太陽電池セル群の保持を解除する工程と、
前記太陽電池セル群の保持を解除した前記保持部を前記シートの上方から退避させる工程と、
前記太陽電池セル群の保持を解除した前記保持部を前記シートの上方から退避させる工程の後に、前記係合部と前記被係合部との係合を解除する工程とをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項6】
前記太陽電池セル群の前記接着面に前記接着剤を塗布する工程の前に、ステージ上に前記太陽電池セル群を供給する工程と、
前記太陽電池セル群を構成している複数の太陽電池セルを前記ステージ上で整列する工程とをさらに備え、
前記ステージ上に前記太陽電池セル群を供給する工程において、前記受光面が前記ステージに対向するように前記太陽電池セル群が供給される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項7】
前記太陽電池セル群は、
一列に並べられている複数の太陽電池セルを有し、
且つ第1端部と、前記複数の太陽電池セルの並ぶ方向において前記第1端部の反対側にある第2端部とを有し、
前記シートの上方において前記太陽電池セル群の位置決めを行う工程前において、前記第1端部の位置と前記第2端部の位置とが入れ替わるように、前記保持部を用いて前記回転方向に沿って前記太陽電池セル群を回転させる工程をさらに備えている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項8】
前記太陽電池セル群の前記接着面に前記接着剤を塗布する工程の後に、前記接着面の位置と前記受光面の位置とが入れ替わるように前記太陽電池セル群を反転させる工程をさらに備え、
前記回転可能な前記保持部を用いて前記太陽電池セル群を保持する工程において、前記保持部は、前記受光面を吸着することによって前記太陽電池セル群を保持する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の太陽電池パネルの製造方法。
【請求項9】
太陽電池セル群を有する太陽電池パネルを製造する太陽電池パネル製造装置であって、
前記太陽電池セル群を保持する保持部と、
前記保持部を回転させる回転駆動部と、
前記回転駆動部から離間している位置補正部とを備え、
前記保持部は、前記回転駆動部の回転軸から離間している係合部を有し、
前記位置補正部は、前記係合部に対応する被係合部を有し、
前記位置補正部は、前記被係合部を前記係合部に係合させることによって、前記保持部の回転方向における前記保持部の移動を規制する、太陽電池パネル製造装置。
【請求項10】
前記位置補正部は、前記被係合部が前記係合部に係合している状態を維持しつつ前記被係合部を移動可能である、請求項9に記載の太陽電池パネル製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池パネル製造装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、人工衛星の小型化および量産化が進められている。小型化および量産化された人工衛星は、たとえば衛星コンステレーションに用いられる。人工衛星は、太陽電池パネルを有している。人工衛星に用いられる太陽電池パネルには、軽量であって且つ大電力を供給できることが求められる。このため、人工衛星の量産化に伴って、軽量であって且つ大電力を供給できる太陽電池パネルの量産が求められている。従って、高効率に太陽電池パネルを製造する方法および高効率に太陽電池パネルを製造可能な製造装置が求められている。具体的には、太陽電池パネルの製造方法および太陽電池パネル製造装置には、均一な品質の太陽電池パネルを短い工期で製造可能であることが求められている。
【0003】
太陽電池パネルを製造する際に、シート上に複数の太陽電池セル群が配置される。一般的な太陽電池パネルと比較して、人工衛星に使用される太陽電池パネルにおいて、複数の太陽電池セル群が並べられる間隔は狭い。言い換えれば、一般的な太陽電池パネルと比較して、人工衛星に使用される太陽電池パネルにおいて、複数の太陽電池セル群が高密度に配置される。
【0004】
太陽電池パネルを製造する際に、太陽電池セル群が配置されるシートの面に垂直な方向に沿って延びる直線を中心として、太陽電池セル群を回転させることがある。太陽電池セル群の回転方向における太陽電池セル群の位置決めが行われる。回転方向における太陽電池セル群の位置がずれている場合、シート上における太陽電池セル群の理想の位置と、太陽電池セル群の実際の位置とがずれる。特に、回転軸から離れるにつれて、太陽電池セル群の位置ずれ量は大きくなる。結果として、複数の太陽電池セル群の各々が互いに干渉することがある。従って、シート上に太陽電池セル群を配置する際に、回転方向において、太陽電池セル群を高い精度で位置決めすることが求められる。
【0005】
特開2010-34134号公報(特許文献1)には、集光型太陽光発電装置の製造装置が記載されている。特許文献1に記載の集光型太陽光発電装置の製造装置は、回転制御機構部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-34134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に記載されている集光型太陽光発電装置の製造装置によれば、回転制御機構部は、レンズ群プレートの回転を制御する。高精度に回転を制御する機構として、たとえば高分解能のモータ、バックラッシュが小さい減速機および高精度に駆動可能なロボットなどがある。しかしながら、これらの機構を用いても、回転方向において、高い精度で太陽電池セル群を位置決めすることは困難である。
【0008】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽電池セル群の位置決めの精度を向上可能な太陽電池パネルの製造方法および太陽電池パネル製造装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る太陽電池パネルの製造方法は、以下の工程を備えている。受光面と、受光面の反対側にある接着面とを有する太陽電池セル群の接着面に接着剤を塗布する。接着面に接着剤を塗布する工程の後に、回転可能な保持部を用いて太陽電池セル群を保持する。保持部によって保持された太陽電池セル群をシートの上方に搬送する。シートの上方において太陽電池セル群の位置決めを行う。接着面において太陽電池セル群をシートに接触させることによって接着剤を用いて太陽電池セル群とシートとを接着する。保持部は、保持部の回転軸から離間している係合部を有している。太陽電池セル群の位置決めを行う工程において、係合部に対応する被係合部を係合部に係合させることによって、保持部の回転方向における保持部の移動を規制する。
【発明の効果】
【0010】
本開示に係る太陽電池パネルの製造方法によれば、被係合部を係合部に係合させることによって、保持部の回転方向における保持部の移動を規制する。このため、回転方向において、保持部および太陽電池セル群の位置がずれることを抑制できる。これによって、太陽電池セル群の位置決めの精度を向上可能な太陽電池パネルの製造方法および太陽電池パネル製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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