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公開番号2025007722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109309
出願日2023-07-03
発明の名称車室構造
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】後席用吹出口を後席乗員への対向に適した高さ位置に安定して設置できることと、バッテリ容量を損なうことなく、フロアパネルの上方における、バッテリケースの設置箇所の床面高さの抑制とを両立すること。
【解決手段】フロアパネル1の上方には、後席用センタコンソール部70の内部に収容されるとともに、前端部44Fが左右の後席座部30C,31C間から前方へ延びるバッテリケース44を備え、左右の前席座部27C,28C間に配置される前席用センタコンソール部50の後部において、後席乗員に前方側から対向するように設けられた後席用吹出し口60を、バッテリケース44の前端部44Fより後方かつ上方に配置した。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
車室の床面を形成し、左右の前席と左右の後席が前後各側に設置されるフロアパネルと、
左右の前記前席の座部間に配置され、物品収納部および、該物品収納部より後方において後席乗員に前方側から対向するように設けられた後席用吹出口を有する前席用センタコンソール部と、
該前席用センタコンソール部の内部において前後方向に配索され、車室前部のエアコンユニットの吐出風を前記後席用吹出口まで導くダクトと、
左右の前記後席の座部間に配置され、左右の前記後席の前記座部を仕切る後席用センタコンソール部と、を備えた車室構造であって、
前記フロアパネルの上方には、前記後席用センタコンソール部の内部に収容されるとともに、前端部が前記物品収納部の後端部に近接するまで左右の前記後席の前記座部間から前方へ延びる駆動用バッテリケースを備え、
前記後席用吹出口が、前記駆動用バッテリケースの前記前端部より後方かつ上方に配置された
車室構造。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記物品収納部は、底壁と、該底壁の左右両サイドから立ち上がる側壁とを備えた有底筒状に形成され、
前記ダクトは、前記前席用センタコンソール部の側面部と前記物品収納部の前記側壁との間の空間に配索された
請求項1に記載の車室構造。
【請求項3】
前記ダクトは、
前記物品収納部の前方から前記底壁の直下へと配索され、前記物品収納部の直下において後方へ配索される後方配索部と、
前記空間において、前記後方配索部の後端部から前記物品収納部の前記側壁に沿って前記後席用吹出口に相当する高さまで鉛直上方または後方ほど上方へ配索される上方配索部とを有した
請求項2に記載の車室構造。
【請求項4】
前記物品収納部には上方に開口する開口部が設けられるとともに、前記開口部を開閉するリッドを備え、
前記開口部の側辺部には、前後方向に沿って延びる軸を介して前記リッドを枢着する枢着部が設けられ、
前記側辺部の直下に位置する前記空間に、前記ダクトが配索された
請求項3に記載の車室構造。
【請求項5】
前記上方配索部は、前記物品収納部の車幅方向の両側に配設され、
前記後方配索部は、前記後端部が車幅方向の両外側へ分岐して車幅方向の両側の前記上方配索部の下端部に夫々連結された
請求項3または4に記載の車室構造。
【請求項6】
前記上方配索部の上端部は、前記駆動用バッテリケースの前記前端部よりも前方に位置し、
前記ダクトには、前記駆動用バッテリケースの上端部より上方において、前記上方配索部の前記上端部から前記後席用吹出口まで後方向へ配索する上側後方配索部を備えた
請求項3に記載の車室構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、車室の床面を形成し、左右の前席と左右の後席が前後各側に設置されるフロアパネルと、左右の前席の座部間に配置され、後席乗員に前方側から対向するように後面に後席用吹出口が設けられた前席用センタコンソール部と、を備えた車室構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車や電気自動車等の車両において、フロアパネルの上方に駆動用バッテリを搭載する車室構成においては、駆動用バッテリに備えられた駆動用バッテリケースを、特許文献1に例示されるように荷室のリヤフロアの上方にレイアウトするものや、特許文献2に例示されるように後席座部の下方領域にレイアウトするものが提案されている。
【0003】
しかし、駆動用バッテリケースを、駆動用バッテリのバッテリ容量を損なうことなくフロアパネルの上方にレイアウトしようとすると、駆動用バッテリケースを搭載した箇所の床面が高くなるため、車室内空間が不足するという課題が生じる。
【0004】
一方、特許文献3に例示されるように、左右の前席の座部間に配置された前席用センタコンソール部の内部に、車室前部のエアコンユニットの吐出風を前席用センタコンソール部の後端に設けられた後席用吹出口まで導く延長ダクトが前後方向に配索された構成が知られている。
【0005】
後席用吹出口は、後席乗員への対向に適した高さ位置において、例えば、後席乗員が後席用吹出口からの風向きや風量を調節するために後席用吹出口に備えたルーバーにアクセスすることが可能に安定して設置することが望ましい。
【0006】
しかしながら後席用吹出口や、該後席用吹出口に後端が接続される延長ダクトの後部を所定の高さで支持するためのブラケットを例えば、フロアパネルの上面から立設した場合は、構造が大掛かりとなるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-71759号公報
特開2009-29159号公報
特開2008-81024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、後席用吹出口を後席乗員への対向に適した高さ位置に安定して設置できることと、バッテリ容量を損なうことなく、フロアパネルの上方における、駆動用バッテリケースの設置箇所の床面高さの抑制とを両立できる車室構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、車室の床面を形成し、左右の前席と左右の後席が前後各側に設置されるフロアパネルと、左右の前記前席の座部間に配置され、物品収納部および、該物品収納部より後方において後席乗員に前方側から対向するように設けられた後席用吹出口を有する前席用センタコンソール部と、該前席用センタコンソール部の内部において前後方向に配索され、車室前部のエアコンユニットの吐出風を前記後席用吹出口まで導くダクトと、左右の前記後席の座部間に配置され、左右の前記後席の前記座部を仕切る後席用センタコンソール部と、を備えた車室構造であって、前記フロアパネルの上方には、前記後席用センタコンソール部の内部に収容されるとともに、前端部が前記物品収納部の後端部に近接するまで左右の前記後席の前記座部間から前方へ延びる駆動用バッテリケースを備え、前記後席用吹出口が、前記駆動用バッテリケースの前記前端部より後方かつ上方に配置されたことを特徴とする。
【0010】
前記構成によれば、後席用吹出口を後席乗員への対向に適した高さ位置に安定して設置できることと、前方に延長することにより高さが嵩むことなく容量を確保した駆動用バッテリケースの設置とを両立できる。
(【0011】以降は省略されています)

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