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公開番号
2025006325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107044
出願日
2023-06-29
発明の名称
カテーテルハンドルおよびそれを備えたカテーテル
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
A61M
25/092 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】スライダーの変位範囲を細かく調整することができるカテーテルハンドルとそれを備えたカテーテルを提供する。
【解決手段】カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、ハンドル本体2と、ハンドル本体2の内腔に配置され、長手方向に変位可能に設けられたスライダー3と、遠位部がチューブの内腔に配置され、近位部がスライダー3に接続された線状部材とを備え、ハンドル本体2の内面には第1保持部11Aと第2保持部11Bが設けられ、第1保持部11Aと第2保持部11Bの少なくとも一方にストッパー21が保持され、スライダー3は第1当接部4Aと第2当接部4Bを有し、第1当接部4Aと第2当接部4Bは長手方向にずれて配置され、スライダー3は、第1当接部4Aと第2当接部4Bのいずれか一方が第1保持部11Aまたは第2保持部11Bに保持されたストッパー21に当接することにより、近位側への変位が制限される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、
近位側から遠位側に長手方向に延びる内腔を有するハンドル本体と、
前記ハンドル本体の内腔に配置され、前記長手方向に変位可能に設けられたスライダーと、
遠位部が前記チューブの内腔に配置され、近位部が前記スライダーに直接または間接的に接続された線状部材とを備え、
前記ハンドル本体の内面には、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第1保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第2保持部が設けられ、
前記第1保持部は、前記第2保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第1保持部と前記第2保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記スライダーは、前記第1保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第1当接部と、前記第2保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第2当接部を有し、
前記第1当接部と前記第2当接部は、前記第1保持部と前記第2保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記スライダーは、前記第1当接部と前記第2当接部のいずれか一方が前記第1保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第2保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、近位側への変位が制限されるカテーテルハンドル。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、
近位側から遠位側に長手方向に延びる内腔を有するハンドル本体と、
前記ハンドル本体の内腔に配置され、前記長手方向に変位可能に設けられたスライダーと、
遠位部が前記チューブの内腔に配置され、近位部が前記スライダーに直接または間接的に接続された線状部材とを備え、
前記ハンドル本体の内面には、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第3保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第4保持部が設けられ、
前記第3保持部は、前記第4保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第3保持部と前記第4保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記スライダーは、前記第3保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第3当接部と、前記第4保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第4当接部を有し、
前記第3当接部と前記第4当接部は、前記第3保持部と前記第4保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記スライダーは、前記第3当接部と前記第4当接部のいずれか一方が前記第3保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第4保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、遠位側への変位が制限されるカテーテルハンドル。
【請求項3】
カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、
近位側から遠位側に長手方向に延びる内腔を有するハンドル本体と、
前記ハンドル本体の内腔に配置され、前記長手方向に変位可能に設けられたスライダーと、
遠位部が前記チューブの内腔に配置され、近位部が前記スライダーに直接または間接的に接続された線状部材とを備え、
前記ハンドル本体の内面には、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第1保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第2保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第3保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第4保持部が設けられ、
前記第1保持部は、前記第2保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第3保持部は、前記第4保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第1保持部と前記第2保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記第3保持部と前記第4保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記スライダーは、前記第1保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第1当接部と、前記第2保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第2当接部と、前記第3保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第3当接部と、前記第4保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第4当接部を有し、
前記第1当接部と前記第2当接部は、前記第1保持部と前記第2保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記第3当接部と前記第4当接部は、前記第3保持部と前記第4保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記スライダーは、前記第1当接部と前記第2当接部のいずれか一方が前記第1保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第2保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、近位側への変位が制限され、前記第3当接部と前記第4当接部のいずれか一方が前記第3保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第4保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、遠位側への変位が制限されるカテーテルハンドル。
【請求項4】
前記第1保持部と前記第2保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチは0.5mm以上4.0mm以下である請求項1または3に記載のカテーテルハンドル。
【請求項5】
前記第3保持部と前記第4保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチは0.5mm以上4.0mm以下である請求項2または3に記載のカテーテルハンドル。
【請求項6】
前記ハンドルは、前記長手方向に延びる回転軸を有し、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられた回転ノブを有しており、
前記回転ノブは前記長手方向に延びる内腔を有し、当該内腔に前記スライダーの一部が配置され、
前記スライダーの外面に第1係合部が設けられ、前記回転ノブの内面に前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、
前記第1係合部と前記第2係合部の少なくとも一方が、らせん状に延びるように配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテルハンドル。
【請求項7】
前記ハンドルは、前記長手方向に延びる回転軸を有し、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられた回転ノブを有しており、
前記スライダーは前記長手方向に延びる内腔を有し、当該内腔に前記回転ノブの一部が配置され、
前記スライダーの内面に第1係合部が設けられ、前記回転ノブの外面に前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、
前記第1係合部と前記第2係合部の少なくとも一方が、らせん状に延びるように配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテルハンドル。
【請求項8】
前記ハンドルは、前記長手方向の垂直方向に延びる回転軸を有する回転部材を有しており、
前記スライダーに第1係合部が設けられ、前記回転部材の外面に前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、
前記第1係合部を有する前記スライダーがラックとして機能し、前記第2係合部を有する前記回転部材がピニオンとして機能する請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテルハンドル。
【請求項9】
請求項1~3のいずれか一項に記載のカテーテルハンドルと、
前記カテーテルハンドルの遠位側に設けられたチューブとを有するカテーテル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カテーテルに用いられるハンドルと、それを備えたカテーテルに関するものである。
続きを表示(約 5,900 文字)
【背景技術】
【0002】
カテーテルは、通常、血管や消化管や尿管などの体腔に挿入するためのチューブと、チューブの近位側に設けられたハンドルとから構成されている。カテーテルには、手元側のハンドルを操作してチューブの遠位端部を屈曲できるように構成されたものが知られている。このようなカテーテルは、チューブの内腔にワイヤが配され、ワイヤの遠位端部がチューブの遠位端部に固定され、ワイヤの近位端部がハンドルの内部に配置され、ハンドルを操作することによりチューブの遠位端部を屈曲できるようになっている。例えば、ハンドルの内部にスライダーが配置され、スライダーにワイヤが接続され、ハンドルを操作してスライダーをハンドルの長手方向に変位させることにより、チューブの内腔に配置されたワイヤを近位側に引いたり遠位側に押し込むことができ、これによりチューブの遠位端部を屈曲させることができる。
【0003】
このようなカテーテルハンドルとして、例えば特許文献1には、第1のワイヤと第2ワイヤを含むカテーテルの末端のたわみを制御するためのカテーテルハンドルであって、スライド室を有するスライドベースと、スライドベースに回転可能に結合され、内腔に内側右ねじと内側左ねじが形成された調整ノブと、スライド室内に配置され、第1のワイヤが結合し、外側右ねじが形成された第1のスライドと、スライド室内に配置され、第2のワイヤが結合し、外側左ねじが形成された第2のスライドとを有し、調整ノブの内側ねじがスライドの外側ねじと係合し、調整ノブの回転によって第1のスライドと第2のスライドがスライド室内で互いに反対方向に変位するように構成されたカテーテルハンドルが開示されている。
【0004】
特許文献2には、先端部がカテーテルの先端領域に結合された2つの制御ワイヤを備えたカテーテルハンドルであって、ハウジングと、ハウジング内に配置され、ハウジング内で直線的に並進するように構成された摺動アセンブリと、ハウジングに対して回転自在に設けられた制御ノブを有し、前記2つの制御ワイヤの基端部がハウジング内に配置され、摺動アセンブリを直線的に並進させることによって摺動アセンブリが2つの制御ワイヤのそれぞれを別個に操作するように構成され、制御ノブを第1の回転方向へ回転させることによって、摺動アセンブリが先端側へ変位して2つの制御ワイヤの一方に張力をかけ、それによりカテーテルが第1の偏向方向に偏向し、制御ノブを第2の回転方向へ回転させることによって、摺動アセンブリが基端側へ変位して2つの制御ワイヤの他方に張力をかけ、それによりカテーテルが第2偏向方向に偏向するように構成されたカテーテルハンドルが開示されている。
【0005】
特許文献3には、カテーテルのチューブの先端可撓部分を操作するためのカテーテルハンドルであって、ハウジングと、ハウジングの軸方向を中心に回転可能に設けられた回転操作部と、ハウジングの内部に配置され、前記軸方向に移動可能な第1スライダーと第2スライダーと、第1スライダーと接離可能に配置され、チューブの先端部分を第1方向に偏向させるための第1操作用ワイヤの基端部が固定され、前記軸方向に移動可能な第1アンカーと、第2スライダーと接離可能に配置され、チューブの先端部分を第2方向に偏向させるための第2操作用ワイヤの基端部が固定され、前記軸方向に移動可能な第2アンカーと、回転操作部の回転運動を、第1スライダーおよび第2スライダーを互いに反対の前記軸方向へ等しい距離移動させる直線運動に変換する送り機構とを有するカテーテルハンドルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-187606号公報
特表2015-523892号公報
特開2018-99480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
カテーテルでは、ハンドルを操作してチューブの遠位端部の動きを適切に制御できることが望ましい。例えば特許文献1~3に開示されたカテーテルであれば、チューブの内腔にワイヤが配され、ワイヤの遠位端部がチューブの遠位端部に固定され、ワイヤの近位端部がハンドルの内部に設けられたスライダーに接続されているが、スライダーの変位範囲を細かく調整できることが望ましい。これにより、ハンドルを操作して、チューブの遠位端部の動きを適切に制御することができるようになる。その結果、カテーテルによってより正確な施術が可能となり、またカテーテルを体腔に挿入して使用する際に、不用意に体腔を傷つけたりすることを防ぐことができる。
【0008】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部にスライダーを備えたカテーテルハンドルであって、スライダーの変位範囲を細かく調整することができるカテーテルハンドルとそれを備えたカテーテルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決することができた本発明のカテーテルハンドルおよび当該カテーテルハンドルを備えたカテーテルは、下記の通りである。
[1] カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、
近位側から遠位側に長手方向に延びる内腔を有するハンドル本体と、
前記ハンドル本体の内腔に配置され、前記長手方向に変位可能に設けられたスライダーと、
遠位部が前記チューブの内腔に配置され、近位部が前記スライダーに直接または間接的に接続された線状部材とを備え、
前記ハンドル本体の内面には、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第1保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第2保持部が設けられ、
前記第1保持部は、前記第2保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第1保持部と前記第2保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記スライダーは、前記第1保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第1当接部と、前記第2保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第2当接部を有し、
前記第1当接部と前記第2当接部は、前記第1保持部と前記第2保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記スライダーは、前記第1当接部と前記第2当接部のいずれか一方が前記第1保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第2保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、近位側への変位が制限されるカテーテルハンドル。
[2] カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、
近位側から遠位側に長手方向に延びる内腔を有するハンドル本体と、
前記ハンドル本体の内腔に配置され、前記長手方向に変位可能に設けられたスライダーと、
遠位部が前記チューブの内腔に配置され、近位部が前記スライダーに直接または間接的に接続された線状部材とを備え、
前記ハンドル本体の内面には、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第3保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第4保持部が設けられ、
前記第3保持部は、前記第4保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第3保持部と前記第4保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記スライダーは、前記第3保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第3当接部と、前記第4保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第4当接部を有し、
前記第3当接部と前記第4当接部は、前記第3保持部と前記第4保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記スライダーは、前記第3当接部と前記第4当接部のいずれか一方が前記第3保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第4保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、遠位側への変位が制限されるカテーテルハンドル。
[3] カテーテルのチューブを操作するためのハンドルであって、
近位側から遠位側に長手方向に延びる内腔を有するハンドル本体と、
前記ハンドル本体の内腔に配置され、前記長手方向に変位可能に設けられたスライダーと、
遠位部が前記チューブの内腔に配置され、近位部が前記スライダーに直接または間接的に接続された線状部材とを備え、
前記ハンドル本体の内面には、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第1保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第2保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第3保持部と、前記長手方向に交互に並んだ凹部と凸部から構成された第4保持部が設けられ、
前記第1保持部は、前記第2保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第3保持部は、前記第4保持部に対して、前記ハンドル本体の内面の周方向の異なる位置に設けられており、
前記第1保持部と前記第2保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記第3保持部と前記第4保持部の少なくとも一方の前記凹部にストッパーが保持され、
前記スライダーは、前記第1保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第1当接部と、前記第2保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第2当接部と、前記第3保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第3当接部と、前記第4保持部に保持された前記ストッパーと当接可能な第4当接部を有し、
前記第1当接部と前記第2当接部は、前記第1保持部と前記第2保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記第3当接部と前記第4当接部は、前記第3保持部と前記第4保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチよりも短い長さで、前記長手方向にずれて配置され、
前記スライダーは、前記第1当接部と前記第2当接部のいずれか一方が前記第1保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第2保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、近位側への変位が制限され、前記第3当接部と前記第4当接部のいずれか一方が前記第3保持部に保持された前記ストッパーまたは前記第4保持部に保持された前記ストッパーに当接することにより、遠位側への変位が制限されるカテーテルハンドル。
[4] 前記第1保持部と前記第2保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチは0.5mm以上4.0mm以下である[1]または[3]に記載のカテーテルハンドル。
[5] 前記第3保持部と前記第4保持部における前記凹部の前記長手方向の配置ピッチは0.5mm以上4.0mm以下である[2]~[4]のいずれかに記載のカテーテルハンドル。
[6] 前記ハンドルは、前記長手方向に延びる回転軸を有し、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられた回転ノブを有しており、
前記回転ノブは前記長手方向に延びる内腔を有し、当該内腔に前記スライダーの一部が配置され、
前記スライダーの外面に第1係合部が設けられ、前記回転ノブの内面に前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、
前記第1係合部と前記第2係合部の少なくとも一方が、らせん状に延びるように配置されている[1]~[5]のいずれかに記載のカテーテルハンドル。
[7] 前記ハンドルは、前記長手方向に延びる回転軸を有し、前記ハンドル本体に対して回転可能に設けられた回転ノブを有しており、
前記スライダーは前記長手方向に延びる内腔を有し、当該内腔に前記回転ノブの一部が配置され、
前記スライダーの内面に第1係合部が設けられ、前記回転ノブの外面に前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、
前記第1係合部と前記第2係合部の少なくとも一方が、らせん状に延びるように配置されている[1]~[5]のいずれかに記載のカテーテルハンドル。
[8] 前記ハンドルは、前記長手方向の垂直方向に延びる回転軸を有する回転部材を有しており、
前記スライダーに第1係合部が設けられ、前記回転部材の外面に前記第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、
前記第1係合部を有する前記スライダーがラックとして機能し、前記第2係合部を有する前記回転部材がピニオンとして機能する[1]~[5]のいずれかに記載のカテーテルハンドル。
[9] [1]~[8]のいずれかに記載のカテーテルハンドルと、前記カテーテルハンドルの遠位側に設けられたチューブとを有するカテーテル。
【発明の効果】
【0010】
本発明のカーテルハンドルおよびカテーテルは、スライダーの第1当接部と第2当接部が長手方向にずれて配置され、スライダーは、第1当接部と第2当接部のいずれか一方がハンドル内部の第1保持部に保持されたストッパーまたは第2保持部に保持されたストッパーに当接することにより、近位側への変位が制限されるように構成されている。これにより、スライダーの近位側への変位範囲を細かく調整することができる。あるいは、本発明のカーテルハンドルおよびカテーテルは、スライダーの第3当接部と第4当接部が長手方向にずれて配置され、スライダーは、第3当接部と第4当接部のいずれか一方がハンドル内部の第3保持部に保持されたストッパーまたは第4保持部に保持されたストッパーに当接することにより、遠位側への変位が制限されるように構成されている。これにより、スライダーの遠位側への変位範囲を細かく調整することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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