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公開番号2025010903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113203
出願日2023-07-10
発明の名称重合体微粒子、樹脂組成物、および成形体
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08F 279/00 20060101AFI20250116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】流動性に優れる樹脂組成物と、耐衝撃性に優れた成形体と、を提供し得る重合体微粒子を提供する。
【解決手段】ファルネセン単位を含み、かつ体積平均粒子径が50nm未満である弾性体と、前記弾性体に対してグラフト結合されたグラフト部と、を有する、重合体微粒子、とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ファルネセン単位を含み、かつ体積平均粒子径が50nm未満である弾性体と、
前記弾性体に対してグラフト結合されたグラフト部と、を有する、重合体微粒子。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記弾性体は、
ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項3】
前記弾性体は、構成単位100重量%中、
前記ファルネセン単位を5.0重量%~99.9重量%含み、かつ
ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を、合計で、0.1重量%~95.0重量%含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項4】
前記弾性体は、構成単位100重量%中、
前記ファルネセン単位以外のジエン系単位を0重量%~95.0重量%含み、
前記ビニル系単位を0重量%~50.0重量%含み、かつ
前記多官能性単位を0重量%~20.0重量%含む、請求項3に記載の重合体微粒子。
【請求項5】
前記弾性体は、
スチレン単位、および/または、アルキル(メタ)アクリレート単位を含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項6】
前記弾性体は、スチレン単位を含み、
前記スチレン単位の含有量は、前記弾性体の構成単位100重量%中、20.0重量%以下である、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項7】
前記グラフト部は、スチレン単位を含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項8】
前記弾性体は、スチレン単位を含む、請求項7に記載の重合体微粒子。
【請求項9】
前記弾性体は、スチレン単位を含まない、請求項7に記載の重合体微粒子。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の重合体微粒子と、マトリクス樹脂と、を含む、樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体微粒子、樹脂組成物、および成形体に関する。
続きを表示(約 970 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のように、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂の耐衝撃性を改善するために、樹脂にエラストマー、特に、重合体微粒子を添加する方法が広く用いられている。
【0003】
加工性の観点から、流動性に優れる樹脂組成物を提供し得る重合体微粒子が求められている。また、透明性に優れる成形体が必要とされる場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2017/038724公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態の目的は、流動性に優れる樹脂組成物と、耐衝撃性および透明性に優れる成形体と、を提供し得る重合体微粒子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
【0007】
〔1〕ファルネセン単位を含み、かつ体積平均粒子径が50nm未満である弾性体と、前記弾性体に対してグラフト結合されたグラフト部と、を有する、重合体微粒子。
【0008】
〔2〕前記弾性体は、ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を含む、〔1〕に記載の重合体微粒子。
【0009】
〔3〕前記弾性体は、構成単位100重量%中、前記ファルネセン単位を5.0重量%~99.9重量%含み、かつファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を、合計で、0.1重量%~95.0重量%含む、〔1〕に記載の重合体微粒子。
【0010】
〔4〕前記弾性体は、構成単位100重量%中、前記ファルネセン単位以外のジエン系単位を0重量%~95.0重量%含み、前記ビニル系単位を0重量%~50.0重量%含み、かつ前記多官能性単位を0重量%~20.0重量%含む、〔3〕に記載の重合体微粒子。
(【0011】以降は省略されています)

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