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公開番号
2025010904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113204
出願日
2023-07-10
発明の名称
重合体微粒子の製造方法
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08F
279/00 20060101AFI20250116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】弾性体重合工程における内温および内圧の制御性に優れ、かつ流動性に優れる樹脂組成物を提供し得る、重合体微粒子の製造方法を提供すること。
【解決手段】ファルネセンを含む単量体Aを重合することにより体積平均粒子径が50nm未満である弾性体を得る弾性体重合工程とグラフト部重合工程とを含み、弾性体重合工程において、単量体Aの重合転化率の1時間当たりの上昇は20.0(%/時間)以下である、重合体微粒子の製造方法とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ファルネセンを含む単量体Aを重合することにより、ファルネセン単位を含み、かつ体積平均粒子径が50nm未満である弾性体を得る弾性体重合工程と、
前記弾性体に対してグラフト部を重合するグラフト部重合工程と、を含み、
前記弾性体重合工程において、
前記単量体Aの重合転化率の1時間当たりの上昇は、20.0(%/時間)以下である、重合体微粒子の製造方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記重合体微粒子は、前記弾性体と前記グラフト部とを有し、
前記グラフト部は、構成単位100重量%中、ビニル系単位を80重量%超含む、請求項1に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項3】
前記弾性体重合工程において、重合開始剤はパラメンタンハイドロパーオキサイドからなる、請求項1に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項4】
前記単量体Aの重合転化率の1時間当たりの上昇は、5.0(%/時間)以上である、請求項1に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項5】
前記弾性体は、ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を含む、請求項1に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項6】
前記弾性体は、構成単位100重量%中、
ファルネセン単位を5.0重量%~99.9重量%含み、かつ
ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を、合計で、0.1重量%~95.0重量%含む、請求項1に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項7】
前記弾性体は、構成単位100重量%中、
前記ファルネセン単位以外のジエン系単位を0重量%~95.0重量%含み、
前記ビニル系単位を0重量%~50.0重量%含み、かつ
前記多官能性単位を0重量%~20.0重量%含む、請求項6に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項8】
前記弾性体は、スチレン単位を含まず、かつ
前記グラフト部は、スチレン単位を含む、請求項1に記載の重合体微粒子の製造方法。
【請求項9】
前記グラフト部は、スチレン単位、および/または、アルキル(メタ)アクリレート単位を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の重合体微粒子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は重合体微粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤ用途等の樹脂改質剤として、被覆重合体粒子が使用されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2017/038724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、特許文献1に記載の製造方法では、被覆重合体粒子から得られる樹脂組成物の流動性(B法フロー)の観点から改善の余地があった。
【0005】
そこで、本発明者らは、流動性に優れる樹脂組成物を提供する重合体微粒子について、鋭意検討を行ったところ、体積平均粒子径が50nm未満である弾性体を有する重合体微粒子が、流動性に優れる樹脂組成物を提供することを新規に見出した。
【0006】
また、本発明者らは、体積平均粒子径が50nm未満である弾性体を有する重合体微粒子を製造する場合、弾性体重合工程において、反応容器の内温および内圧の制御が困難となるとの問題点が存在することを新規に見出した。
【0007】
本発明の一実施形態は、前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、弾性体重合工程における内温および内圧の制御性に優れ、かつ流動性に優れる樹脂組成物を提供し得る、重合体微粒子の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
【0009】
〔1〕ファルネセンを含む単量体Aを重合することにより、ファルネセン単位を含み、かつ体積平均粒子径が50nm未満である弾性体を得る弾性体重合工程と、前記弾性体に対してグラフト部を重合するグラフト部重合工程と、を含み、前記弾性体重合工程において、前記単量体Aの重合転化率の1時間当たりの上昇は、20.0(%/時間)以下である、重合体微粒子の製造方法。
【0010】
〔2〕前記重合体微粒子は、前記弾性体と前記グラフト部とを有し、前記グラフト部は、構成単位100重量%中、ビニル系単位を80重量%超含む、〔1〕に記載の重合体微粒子の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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