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公開番号
2025010905
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113205
出願日
2023-07-10
発明の名称
重合体微粒子、粉粒体、樹脂組成物および成形体
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08F
279/00 20060101AFI20250116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】低温耐衝撃性に優れる成形体を提供し得る、新規の重合体微粒子を提供すること。
【解決手段】弾性体と、当該弾性体にグラフト結合されたグラフト部と、を有し、前記グラフト部は、構成単位として、アルキルアクリレート単位および多官能性単位を特定量含む、重合体微粒子、とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性体と、当該弾性体にグラフト結合されたグラフト部と、を有し、
前記グラフト部は、構成単位100重量%中、アルキルアクリレート単位および多官能性単位を、合計で、90重量%以上含む、重合体微粒子。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記弾性体は、ファルネセン単位、当該ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項3】
前記弾性体は、(i)ファルネセン単位と、(ii)当該ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位と、を含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項4】
前記弾性体は、構成単位100重量%中、
ファルネセン単位を5.0重量%~99.9重量%含み、かつ
当該ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を、合計で、0.1重量%~95.0重量%含む、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項5】
前記弾性体は、構成単位100重量%中、
前記ファルネセン単位以外のジエン系単位を0重量%~95.0重量%含み、
前記ビニル系単位を0重量%~50.0重量%含み、かつ
前記多官能性単位を0重量%~20.0重量%含む、請求項4に記載の重合体微粒子。
【請求項6】
前記グラフト部における前記アルキルアクリレート単位は、ブチルアクリレート単位である、請求項1に記載の重合体微粒子。
【請求項7】
請求項1に記載の重合体微粒子を含む、粉粒体。
【請求項8】
(i)請求項1~6の何れか1項に記載の重合体微粒子、または請求項7に記載の粉粒体と、(ii)マトリクス樹脂と、を含む、樹脂組成物。
【請求項9】
前記マトリクス樹脂は、ポリ塩化ビニルである、請求項8に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
請求項8に記載の樹脂組成物を成形してなる成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体微粒子、粉粒体、樹脂組成物および成形体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂の改質(例えば、耐衝撃性の改善)を目的として、樹脂に重合体微粒子を配合する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-259942公報
国際公開公報WO2017/038724号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような従来技術は、重合体微粒子を含む樹脂組成物の成形体の、低温における耐衝撃性の観点で十分ではなく、さらなる改善の余地があった。
【0005】
本発明の一実施形態は、前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、低温耐衝撃性に優れる成形体を提供し得る、新規の重合体微粒子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
〔1〕弾性体と、当該弾性体にグラフト結合されたグラフト部と、を有し、前記グラフト部は、構成単位100重量%中、アルキルアクリレート単位および多官能性単位を、合計で、90重量%以上含む、重合体微粒子。
〔2〕前記弾性体は、ファルネセン単位、当該ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を含む、〔1〕に記載の重合体微粒子。
〔3〕前記弾性体は、(i)ファルネセン単位と、(ii)当該ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位と、を含む、〔1〕に記載の重合体微粒子。
〔4〕前記弾性体は、構成単位100重量%中、ファルネセン単位を5.0重量%~99.9重量%含み、かつ当該ファルネセン単位以外のジエン系単位、ビニル系単位および多官能性単位からなる群より選択される1種以上の構成単位を、合計で、0.1重量%~95.0重量%含む、〔1〕または〔3〕に記載の重合体微粒子。
〔5〕前記弾性体は、構成単位100重量%中、前記ファルネセン単位以外のジエン系単位を0重量%~95.0重量%含み、前記ビニル系単位を0重量%~50.0重量%含み、かつ前記多官能性単位を0重量%~20.0重量%含む、〔4〕に記載の重合体微粒子。
〔6〕前記グラフト部における前記アルキルアクリレート単位は、ブチルアクリレート単位である、〔1〕~〔5〕の何れか1つに記載の重合体微粒子。
〔7〕〔1〕に記載の重合体微粒子を含む、粉粒体。
〔8〕(i)〔1〕~〔6〕の何れか1つに記載の重合体微粒子、または〔7〕に記載の粉粒体と、(ii)マトリクス樹脂と、を含む、樹脂組成物。
〔9〕前記マトリクス樹脂は、ポリ塩化ビニルである、〔8〕に記載の樹脂組成物。
〔10〕〔8〕または〔9〕に記載の樹脂組成物を成形してなる成形体。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、低温耐衝撃性に優れる成形体を提供し得る、新規の重合体微粒子を提供することができる、という効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態について以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、以下に説明する各構成に限定されるものではなく、請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能である。また、異なる実施形態または実施例にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせて得られる実施形態または実施例についても、本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。なお、本明細書中に記載された学術文献および特許文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。また、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上(Aを含みかつAより大きい)B以下(Bを含みかつBより小さい)」を意図する。
【0010】
本明細書において、重合体、共重合体または樹脂に含まれる「X単位」とは、「X単量体に由来する構成単位」を意図する。例えば、「ファルネセン単位」とは、「ファルネセン単量体に由来する構成単位」を意図する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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