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公開番号2025006086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106653
出願日2023-06-29
発明の名称電極カテーテル
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類A61B 18/14 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】導線を通すための側孔の形成が容易であるとともに側孔が形成された区間の強度低下が防止でき、また、プッシャビリティの向上した電極カテーテルを提供する。
【解決手段】外側チューブ20と、外側チューブ20の内腔20aに延在している内側チューブ30と、外側チューブ20の遠位部の外側面において長手軸方向xに離隔して配置されている複数の電極40と、外側チューブ20の内腔20aであって内側チューブ30の外側に延在しており、複数の電極40にそれぞれ接続されている複数の導線50と、を有しており、内側チューブ30は、最近位電極41の近位端から最遠位電極42の遠位端までの電極配置区間40Dに線材35を有しており、外側チューブ20は、電極配置区間40Dの近位端よりも近位側に金属線材25を有しており、電極配置区間40Dの近位端から遠位側には金属線材25を有していない電極カテーテル。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
長手軸方向と前記長手軸方向に垂直な径方向を有し、前記長手軸方向に遠位端と近位端を有している電極カテーテルであって、
前記長手軸方向に延在している内腔を有する外側チューブと、
前記外側チューブの内腔に延在している内側チューブと、
前記外側チューブの遠位部の外側面において前記長手軸方向に離隔して配置されている複数の電極と、
前記外側チューブの内腔であって前記内側チューブの外側に延在しており、前記複数の電極にそれぞれ接続されている複数の導線と、を有しており、
前記内側チューブは、前記長手軸方向において前記複数の電極のうち最近位に配されている最近位電極の近位端から前記複数の電極のうち最遠位に配されている最遠位電極の遠位端までの電極配置区間に線材を有しており、
前記外側チューブは、前記電極配置区間の近位端よりも近位側に金属線材を有しており、前記電極配置区間の近位端から遠位側には前記金属線材を有していない電極カテーテル。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記長手軸方向において、前記内側チューブは、前記外側チューブの前記金属線材の遠位端よりも近位側には前記線材を有していない請求項1に記載の電極カテーテル。
【請求項3】
前記長手軸方向において、前記内側チューブの前記線材の近位端と前記外側チューブの前記金属線材の遠位端は同じ位置にあるか、又は、前記内側チューブの前記線材の近位端は前記外側チューブの前記金属線材の遠位端よりも遠位側に位置している請求項1又は2に記載の電極カテーテル。
【請求項4】
前記長手軸方向において、前記内側チューブの前記線材の遠位端は前記内側チューブの遠位端よりも近位側に位置している請求項1又は2に記載の電極カテーテル。
【請求項5】
前記外側チューブの前記金属線材は、らせん状に巻回されているコイル及び網目状に編まれているブレードの少なくとも1つである請求項1又は2に記載の電極カテーテル。
【請求項6】
前記内側チューブの前記線材は、らせん状に巻回されているコイル及び網目状に編まれているブレードの少なくとも1つである請求項1又は2に記載の電極カテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電極カテーテルに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
心房細動等の不整脈の検査や治療において、電極を有するカテーテルを用いることがある。検査時には、電極カテーテルを心腔内に挿入することで、心内電位を測定して不整脈の原因となっている心臓の異常部位を特定する。治療時には、カテーテルの電極から高周波電流を不整脈の原因となっている心筋へ流し、不整脈の発生源を焼灼することによって心臓から電気的に分離するアブレーション手術や、心房細動が発生した際にカテーテルの電極から電気的信号を心臓に与える除細動処置に電極カテーテルが用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、カテーテルシャフトと、リング状電極と、リング状電極に接続された導線とを備えてなり、カテーテルシャフトがその全長にわたり編組により補強されたブレードチューブであって、少なくともカテーテルシャフトの先端部分を補強している編組が樹脂製であるブレードチューブにより構成されている電極カテーテルが開示されている。特許文献1の電極カテーテルでは、ブレードチューブを用いることによりトルク伝達性を向上することが試みられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/145503号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の電極カテーテルでは、電極に接続される導線を通すための側孔をカテーテルシャフトに形成する必要があるところ、カテーテルシャフトがその全長にわたり編組により補強されたブレードチューブであるため、側孔の形成が容易ではないという課題があった。
【0006】
上記の事情に鑑み本発明は、導線を通すための側孔の形成が容易であるとともに側孔が形成された区間の強度低下が防止でき、また、プッシャビリティの向上した電極カテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し得た本発明の実施形態に係る電極カテーテルは以下の通りである。
[1]長手軸方向と前記長手軸方向に垂直な径方向を有し、前記長手軸方向に遠位端と近位端を有している電極カテーテルであって、前記長手軸方向に延在している内腔を有する外側チューブと、前記外側チューブの内腔に延在している内側チューブと、前記外側チューブの遠位部の外側面において前記長手軸方向に離隔して配置されている複数の電極と、前記外側チューブの内腔であって前記内側チューブの外側に延在しており、前記複数の電極にそれぞれ接続されている複数の導線と、を有しており、前記内側チューブは、前記長手軸方向において前記複数の電極のうち最近位に配されている最近位電極の近位端から前記複数の電極のうち最遠位に配されている最遠位電極の遠位端までの電極配置区間に線材を有しており、前記外側チューブは、前記電極配置区間の近位端よりも近位側に金属線材を有しており、前記電極配置区間の近位端から遠位側には前記金属線材を有していない電極カテーテル。
【0008】
上記電極カテーテルでは、外側チューブが電極配置区間の近位端から遠位側に金属線材を有していないことから、外側チューブの外側面に配置される電極に接続されている導線を通すための側孔を外側チューブに形成することが容易となる。また、外側チューブが電極配置区間の近位端から遠位側に金属線材を有していなくても、内側チューブが電極配置区間に線材を有しているため、側孔が形成されている区間の強度が低下することを防止できる。さらに、外側チューブが電極配置区間の近位端よりも近位側に金属線材を有しているため、プッシャビリティの向上した電極カテーテルとすることができる。
【0009】
本発明の実施形態に係る電極カテーテルは、以下の[2]~[6]のいずれかであることが好ましい。
[2]前記長手軸方向において、前記内側チューブは、前記外側チューブの前記金属線材の遠位端よりも近位側には前記線材を有していない[1]に記載の電極カテーテル。
[3]前記長手軸方向において、前記内側チューブの前記線材の近位端と前記外側チューブの前記金属線材の遠位端は同じ位置にあるか、又は、前記内側チューブの前記線材の近位端は前記外側チューブの前記金属線材の遠位端よりも遠位側に位置している[1]又は[2]に記載の電極カテーテル。
[4]前記長手軸方向において、前記内側チューブの前記線材の遠位端は前記内側チューブの遠位端よりも近位側に位置している[1]~[3]のいずれかに記載の電極カテーテル。
[5]前記外側チューブの前記金属線材は、らせん状に巻回されているコイル及び網目状に編まれているブレードの少なくとも1つである[1]~[4]のいずれかに記載の電極カテーテル。
[6]前記内側チューブの前記線材は、らせん状に巻回されているコイル及び網目状に編まれているブレードの少なくとも1つである[1]~[5]のいずれかに記載の電極カテーテル。
【発明の効果】
【0010】
上記電極カテーテルによれば、導線を通すための側孔の形成が容易であるとともに側孔が形成された区間の強度低下が防止でき、また、プッシャビリティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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