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公開番号
2025021644
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125506
出願日
2023-08-01
発明の名称
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、その製造方法、予備発泡粒子、及び発泡成形体
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
9/16 20060101AFI20250206BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】圧縮強度と難燃性に優れるポリスチレン系樹脂発泡成形体を形成し得る発泡性ポリスチレン系樹脂粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた型内発泡成形体を提供する。
【解決手段】ポリスチレン系樹脂(A)と、難燃剤(B)と、発泡剤(E)とを含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子であって、
前記ポリスチレン系樹脂(A)が、再生ポリスチレン系樹脂(A1)を含み、
前記再生ポリスチレン系樹脂(A1)の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)の総量に対して、20重量%以上であり、
前記難燃剤(B)が、臭素化ブタジエン系重合体を含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリスチレン系樹脂(A)と、難燃剤(B)と、発泡剤(E)とを含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子であって、
前記ポリスチレン系樹脂(A)が、再生ポリスチレン系樹脂(A1)を含み、
前記再生ポリスチレン系樹脂(A1)の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)の総量に対して、20重量%以上であり、
前記難燃剤(B)が、臭素化ブタジエン系重合体を含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記臭素化ブタジエン系重合体の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)100重量部に対して、2.0重量部以上8.0重量部以下である、請求項1に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
【請求項3】
さらにクメンを基本構成単位とする難燃助剤(F)を含む、請求項1又は2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
【請求項4】
前記難燃助剤(F)の10%熱分解温度が150℃以上250℃以下である、請求項3に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた発泡成形体。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた発泡ポリスチレンブロック。
【請求項8】
盛土用ブロックである、請求項7に記載の発泡ポリスチレンブロック。
【請求項9】
ポリスチレン系樹脂(A)と、難燃剤(B)と、発泡剤(E)とを含むポリスチレン系樹脂溶融物を、複数の小孔を有するダイスから加圧循環水中に押出し、回転カッターで切断して粒子化する発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法であって、
前記ポリスチレン系樹脂(A)が、再生ポリスチレン系樹脂(A1)を含み、
前記再生ポリスチレン系樹脂(A1)の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)の総量に対して、20重量%以上であり、
前記難燃剤(B)が、臭素化ブタジエン系重合体を含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、その製造方法、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子、及び当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた発泡成形体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を発泡させてなる発泡成形体は、軽量でありかつ緩衝性および断熱性に優れることから、食品容器等の包装材料(トレー)、各種梱包材、建築土木部材、自動車部材等として多岐に亘り使用されている。
近年、環境負荷低減の観点から、再生材料の使用が望まれている。中でも、使用済みの製品の廃棄物等から原料を回収してリサイクルするポストコンシューマ材料を使用した発泡成形品の需要が高まっている。
【0003】
このような用途に用いられる発泡性ポリスチレン系樹脂粒子として、再生スチレン系樹脂粒子に、スチレン系単量体を含浸し、重合した後、難燃剤及び発泡剤を含浸して得られる再生難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子において、上記再生スチレン系樹脂粒子の重量平均分子量と、上記再生難燃性発泡性スチレン系樹脂粒子の重量平均分子量との比が特定範囲にある発泡性スチレン系樹脂粒子が知られている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-064211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1は、比重調整された再生スチレン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸し、重合した後、難燃剤及び発泡剤を含浸して得る製法に限られてしまう。また、得られる再生ポリスチレン系樹脂発泡成形体の圧縮強度を、バージンポリスチレン系樹脂を用いた発泡成形体の圧縮強度に近づける観点がない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、圧縮強度と難燃性に優れるポリスチレン系樹脂発泡成形体を形成し得る発泡性ポリスチレン系樹脂粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた型内発泡成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、再生ポリスチレン系樹脂を含むポリスチレン系樹脂と、難燃剤と、発泡剤とを含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子において、特定の難燃剤を配合することにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
本開示の態様は、以下の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子から得られる型内発泡成形体に関する。
【0009】
[1] ポリスチレン系樹脂(A)と、難燃剤(B)と、発泡剤(E)とを含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子であって、
前記ポリスチレン系樹脂(A)が、再生ポリスチレン系樹脂(A1)を含み、
前記再生ポリスチレン系樹脂(A1)の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)の総量に対して、20重量%以上であり、
前記難燃剤(B)が、臭素化ブタジエン系重合体を含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
[2] 前記臭素化ブタジエン系重合体の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)100重量部に対して、2.0重量部以上8.0重量部以下である、[1]に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
[3] さらにクメンを基本構成単位とする難燃助剤(F)を含む、[1]又は[2]に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
[4] 前記難燃助剤(F)の10%熱分解温度が150℃以上250℃以下である、[3]に記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子。
[6] [1]~[4]のいずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた発泡成形体。
[7] [1]~[4]のいずれかに記載の発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた発泡ポリスチレンブロック。
[8] 盛土用ブロックである、[7]に記載の発泡ポリスチレンブロック。
[9] ポリスチレン系樹脂(A)と、難燃剤(B)と、発泡剤(E)とを含むポリスチレン系樹脂溶融物を、複数の小孔を有するダイスから加圧循環水中に押出し、回転カッターで切断して粒子化する発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法であって、
前記ポリスチレン系樹脂(A)が、再生ポリスチレン系樹脂(A1)を含み、
前記再生ポリスチレン系樹脂(A1)の含有量が、前記ポリスチレン系樹脂(A)の総量に対して、20重量%以上であり、
前記難燃剤(B)が、臭素化ブタジエン系重合体を含む、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、圧縮強度と難燃性に優れるポリスチレン系樹脂発泡成形体を形成し得る発泡性ポリスチレン系樹脂粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた予備発泡粒子と、当該発泡性ポリスチレン系樹脂粒子を用いた型内発泡成形体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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