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公開番号
2025006002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106508
出願日
2023-06-28
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約
【課題】ダウンレンジ操作時の応答感を改善することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】手動操作によってシフトポジションのロー側への切換えが選択されたときには、切換え前と切換え後との駆動トルク特性における要求駆動トルクの差に基づいて、シフトポジションの切換え直後から一時的に要求駆動トルクを、切換え後の駆動トルク特性における要求駆動トルクの値よりも増加させる、オーバーシュート制御が実施される。これにより、シフトポジションの切換え直後の要求駆動トルクを切換え後の要求駆動トルクに対して一時的に吹き上がらせることができ、ダウンレンジ操作に伴う実際の駆動トルク段差が適切に得られる。よって、ダウンレンジ操作時の応答感を改善することができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記電動機と前記動力伝達装置とを含む駆動装置の複数のシフトポジションを択一的に切り換える為に手動操作されるシフト切換装置と、を備えた車両の、制御装置であって、
前記シフトポジション毎に予め定められた、車速とアクセル操作量とで要求駆動トルクが求められると共に前記車速及び前記アクセル操作量が同じときの前記要求駆動トルクは前記シフトポジションのロー側の方がハイ側の方に比べて増加させられている駆動トルク特性を記憶しており、
前記シフト切換装置によって選択された前記シフトポジションに合わせて前記駆動トルク特性を切り換えるものであり、
手動操作によって前記シフトポジションの前記ロー側への切換えが選択されたときには、切換え前と切換え後との前記駆動トルク特性における前記要求駆動トルクの差に基づいて、前記シフトポジションの切換え直後から一時的に前記要求駆動トルクを、前記切換え後の前記駆動トルク特性における前記要求駆動トルクの値よりも増加させる、オーバーシュート制御を実施することを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機を備えた車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記電動機と前記動力伝達装置とを含む駆動装置の複数のシフトポジション(シフトレンジも同義)を択一的に切り換える為に手動操作されるシフト切換装置と、を備えた車両の制御装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたモータトルク制御装置がそれである。この特許文献1には、車速とアクセル操作量とで駆動トルクの目標値(要求値も同義)が求められる特性(マップ)がシフトレンジ毎に予め設定されていること、又、ローレンジのマップはドライブレンジ(ハイレンジ)のマップに対して車速及びアクセル操作量が同じであれば駆動トルクの目標値が大きな値となるように設定されていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-77585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シフト切換装置によってつまり手動操作によってシフトレンジの切換えを行う場合、マップの切換えに伴う駆動トルクの差である駆動トルク段差によっては、例えばシフトレンジをロー側に切り換えるダウンレンジ操作を行ったのに、駆動トルクの反応(変化、応答も同義)がないように(又は反応が少ないように)感じるおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ダウンレンジ操作時の応答感を改善することができる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記電動機と前記動力伝達装置とを含む駆動装置の複数のシフトポジションを択一的に切り換える為に手動操作されるシフト切換装置と、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前記シフトポジション毎に予め定められた、車速とアクセル操作量とで要求駆動トルクが求められると共に前記車速及び前記アクセル操作量が同じときの前記要求駆動トルクは前記シフトポジションのロー側の方がハイ側の方に比べて増加させられている駆動トルク特性を記憶しており、(c)前記シフト切換装置によって選択された前記シフトポジションに合わせて前記駆動トルク特性を切り換えるものであり、(d)手動操作によって前記シフトポジションの前記ロー側への切換えが選択されたときには、切換え前と切換え後との前記駆動トルク特性における前記要求駆動トルクの差に基づいて、前記シフトポジションの切換え直後から一時的に前記要求駆動トルクを、前記切換え後の前記駆動トルク特性における前記要求駆動トルクの値よりも増加させる、オーバーシュート制御を実施することにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、手動操作によってシフトポジションのロー側への切換えが選択されたときには、切換え前と切換え後との駆動トルク特性における要求駆動トルクの差に基づいて、シフトポジションの切換え直後から一時的に要求駆動トルクを、切換え後の駆動トルク特性における要求駆動トルクの値よりも増加させる、オーバーシュート制御が実施される。これにより、シフトポジションの切換え直後の要求駆動トルクを切換え後の要求駆動トルクに対して一時的に吹き上がらせることができ、ダウンレンジ操作に伴う実際の駆動トルク段差が適切に得られる。よって、ダウンレンジ操作時の応答感を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
シフト切換装置の一例を説明する図である。
要求駆動トルクマップの一例を説明する図である。
オーバーシュート制御の実施態様を設定する一例を説明する図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、ダウンレンジ操作時の応答感を改善する為の制御作動を説明するフローチャートである。
図5のフローチャートに示す制御作動を実行した場合のタイムチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、第1駆動装置12lと、第2駆動装置12rと、第1駆動輪14lと、第2駆動輪14rと、車体に取り付けられたケース16と、を備えている。第1駆動装置12lは車両10の前方に向かって左側つまり車幅方向の左側の駆動装置であり、第2駆動装置12rは車幅方向の右側の駆動装置である。第1駆動輪14lは車幅方向の左側の駆動輪であり、第2駆動輪14rは車幅方向の右側の駆動輪である。
(【0011】以降は省略されています)
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