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公開番号2025005296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105449
出願日2023-06-27
発明の名称生体内留置具試験方法、生体内留置具試験装置及び生体内留置具試験システム
出願人学校法人 中央大学,住友ベークライト株式会社,SBカワスミ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61F 2/95 20130101AFI20250108BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体内留置具の留置環境を高精度に再現できる生体内留置具試験方法、生体内留置具試験装置及び生体内留置具試験システムを提供する。
【解決手段】筒状の膨張・収縮部を有する流体圧アクチュエータ内に生体内留置具を設置する設置ステップと、前記生体内留置具を設置した状態で前記流体圧アクチュエータを作動させる作動ステップと、前記作動ステップの開始後に前記生体内留置具を評価する評価ステップとを有し、前記流体圧アクチュエータは、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させる、生体内留置具試験方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の膨張・収縮部を有する流体圧アクチュエータ内に生体内留置具を設置する設置ステップと、
前記生体内留置具を設置した状態で前記流体圧アクチュエータを作動させる作動ステップと、
前記作動ステップの開始後に前記生体内留置具を評価する評価ステップとを有し、
前記流体圧アクチュエータは、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させる、生体内留置具試験方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記作動ステップは、軸方向に連なる2つ以上の前記流体圧アクチュエータを、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させることにより繰り返される膨張・収縮サイクルが前記軸方向に順次ずれるように作動させる蠕動ステップを有する、請求項1に記載の生体内留置具試験方法。
【請求項3】
前記蠕動ステップは、前記軸方向に連なる3つ以上の前記流体圧アクチュエータを、前記膨張・収縮サイクルが前記軸方向に順次ずれるように作動させる、請求項2に記載の生体内留置具試験方法。
【請求項4】
前記蠕動ステップの蠕動の伝播速度は、10±5mm/sの範囲内である、請求項2に記載の生体内留置具試験方法。
【請求項5】
前記流体圧アクチュエータは、前記作動ステップ中に前記生体内留置具を外部から視認するための透光性を有する、請求項1に記載の生体内留置具試験方法。
【請求項6】
前記作動ステップにおいて、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させることにより繰り返される膨張・収縮サイクルは、消化管の運動を模して収縮、拡張及び非収縮状態をこの順に繰り返す、請求項1に記載の生体内留置具試験方法。
【請求項7】
筒状の膨張・収縮部を有する流体圧アクチュエータを有し、
前記流体圧アクチュエータは、前記流体圧アクチュエータ内に生体内留置具を設置した状態で、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させる、生体内留置具試験装置。
【請求項8】
前記流体圧アクチュエータが前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させることにより繰り返される膨張・収縮サイクルは、消化管の運動を模して収縮、拡張及び非収縮状態をこの順に繰り返す、請求項7に記載の生体内留置具試験装置。
【請求項9】
軸方向に連なる2つ以上の前記流体圧アクチュエータを有し、
上記2つ以上の流体圧アクチュエータは、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させることにより繰り返される膨張・収縮サイクルが前記軸方向に順次ずれるように作動する蠕動を行い、前記蠕動の伝播速度は、10±5mm/sの範囲内である、請求項7に記載の生体内留置具試験装置。
【請求項10】
請求項7に記載の生体内留置具試験装置と、
前記生体内留置具とを有する生体内留置具試験システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体内留置具試験方法、生体内留置具試験装置及び生体内留置具試験システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
腸閉塞等の治療のためのステント留置術が知られている(例えば非特許文献1参照)。ステント留置術は体内の狭窄部にステントを留置し、腸などの消化管を内側から広げて内容物を通過できるようにする手術である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「大腸閉塞に対する大腸ステント治療のコツと実際」斉田芳久著、日本消化器内視鏡学会雑誌、58巻(2016)10号、2201-2210
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ステントなどの生体内留置具の代表的な評価試験としては、例えば、耐久試験、移動試験の2種類が挙げられる。耐久試験では、圧縮を繰り返し行い生体内留置具の耐久力を評価する。移動試験では、連続的に圧縮し、圧縮の繰り返し回数に対する生体内留置具の移動量を評価する。これらの試験は、実際の生体内留置具の留置環境にできるだけ近い圧縮の条件で行うことが好ましい。
【0005】
そこで本発明の目的は、生体内留置具の留置環境を高精度に再現できる生体内留置具試験方法、生体内留置具試験装置及び生体内留置具試験システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
筒状の膨張・収縮部を有する流体圧アクチュエータ内に生体内留置具を設置する設置ステップと、
前記生体内留置具を設置した状態で前記流体圧アクチュエータを作動させる作動ステップと、
前記作動ステップの開始後に前記生体内留置具を評価する評価ステップとを有し、
前記流体圧アクチュエータは、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させる、生体内留置具試験方法。
【0008】
[2]
前記作動ステップは、軸方向に連なる2つ以上の前記流体圧アクチュエータを、前記膨張・収縮部の外周面に作用させる流体圧を変化させることで前記膨張・収縮部を径方向に膨張・収縮させることにより繰り返される膨張・収縮サイクルが前記軸方向に順次ずれるように作動させる蠕動ステップを有する、[1]に記載の生体内留置具試験方法。
【0009】
[3]
前記蠕動ステップは、前記軸方向に連なる3つ以上の前記流体圧アクチュエータを、前記膨張・収縮部の膨張・収縮サイクルが前記軸方向に順次ずれるように作動させる、[2]に記載の生体内留置具試験方法。
【0010】
[4]
前記蠕動ステップの蠕動の伝播速度は、10±5mm/sの範囲内である、[2]又は[3]の何れか1項に記載の生体内留置具試験方法。
(【0011】以降は省略されています)

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