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公開番号2025005269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105402
出願日2023-06-27
発明の名称支援具
出願人学校法人 中央大学,アストモスエネルギー株式会社
代理人個人
主分類B65G 7/12 20060101AFI20250108BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】重い荷物の積み下ろしや運搬作業の疲労を軽減可能な支援具を提供する。
【解決手段】荷物の積み下ろしや持ち歩きを支援するための支援具であって、作業者の胴周りに巻き付けられるベルトと、前記ベルトによって保持される台座と、を備え、前記台座は、作業者の腹部左側又は腹部右側に設けられ、前記ベルトよりも外側に突出し、荷物が載置可能とされた載置面と、前記載置面よりも作業者の正面側に設けられ、前記載置面に荷物を持ち上げるときや前記載置面から荷物を下ろすときの荷物の昇降を補助する昇降補助機構と、を備える構成とした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
荷物の積み下ろしや持ち歩きを支援するための支援具であって、
作業者の胴周りに巻き付けられるベルトと、
前記ベルトによって保持される台座と、
を備え、
前記台座は、
作業者の腹部左側又は腹部右側に設けられ、前記ベルトよりも外側に突出し、荷物が載置可能とされた載置面と、
前記載置面よりも作業者の正面側に設けられ、前記載置面に荷物を持ち上げるときや前記載置面から荷物を下ろすときの荷物の昇降を補助する昇降補助機構と、
を備えることを特徴とする支援具。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記昇降補助機構は、
前記載置面に荷物を持ち上げるときや前記載置面から荷物を下ろすときに荷物と接触し、荷物の昇降方向に沿うように回転する回転体であることを特徴とする請求項1に記載の支援具。
【請求項3】
前記回転体は、モーターを備え、モーターの駆動により回転することを特徴とする請求項2に記載の支援具。
【請求項4】
荷物に接触する前記回転体の表面は、荷物の表面に吸着する吸着性を有する請求項2又は請求項3に記載の支援具。
【請求項5】
前記昇降補助機構は、
タイミングプーリーと、
前記タイミングプーリーの回転を支持する軸と、
前記タイミングプーリーに掛け渡されるタイミングベルトと、
を備え、
前記タイミングプーリーは、
作業者の正面側に位置し、タイミングベルトが荷物の昇降方向に延長する昇降方向部と、
前記昇降方向部の上部から前記載置面の方向に延長する載置面方向部と、
を有するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の支援具。
【請求項6】
前記載置面方向部は、載置面よりも上方に位置することを特徴とする請求項5に記載の支援具。
【請求項7】
前記昇降補助機構は、
荷物の昇降に応じて、前記タイミングベルトを強制的に回転可能とされたことを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の支援具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、支援具に関し、特に、トラックからのガスボンベの積み下ろしやガスボンベの設置場所までの運搬を支援するための支援具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プロパンガス(LPガス)などのガスボンベ(以下単にボンベという)をトラックの荷台に運び上げたり、荷台から下ろしたり、また、荷台から下ろしたボンベの運搬を容易にするものの一つとして特許文献1に示すような運搬機が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-52804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボンベには、50kg容器や20kg容器等の規格化された複数のサイズがある。例えば、50kg容器は、高さが約140cm、直径が37cmの大きさとされ、20kg容器は、高さが約80cm、直径が32cmの程度の大きさとされる。
このような大きさの違いにより、実際の現場では、50kg容器のような大きなものには特許文献1に示すような運搬機が利用され、20kg容器のような大きさのものでは、大きさ、特に高さが中途半端のため、荷台への上げ下げや運搬が担いで行われる場合が多い。
しかしながら、20kg容器は、50kg容器に比べて大きさが小さいものの、重さが約40kg近くとなるため、無理な姿勢を取りながら重量物を上げ降ろしするため疲労も多く、所謂ギックリ腰の要因になったり、手足を痛めたりし易く、重労働であった。
【0005】
そこで、本発明では、重い荷物の積み下ろしや運搬作業の疲労を軽減可能な支援具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための支援具の構成として、荷物の積み下ろしや持ち歩きを支援するための支援具であって、作業者の胴周りに巻き付けられるベルトと、ベルトによって保持される台座とを備え、台座は、作業者の腹部左側又は腹部右側に設けられ、ベルトよりも外側に突出し、荷物が載置可能とされた載置面と、載置面よりも作業者の正面側に設けられ、載置面に荷物を持ち上げるときや載置面から荷物を下ろすときの荷物の昇降を補助する昇降補助機構とを備える構成とした。
本構成によれば、荷物の重さが、台座、ベルトを介して腰骨を含む下半身の骨格で支持されるので、作業者の体の一部に負担を強いることなく、長時間の作業でも疲労を軽減することができる。また、台座が作業者の腹部左側又は腹部右側に設けられることにより、荷物を作業者の左半身側又は右半身側に寄せて搬送することができ、前方の視界を確保しつつ荷物の積み下ろしや積み込み、搬送をすることができる。
また、台座が、昇降補助機構を備えることにより、荷物を持ち上げたり、持ち下ろしたりするときに必要とされる力を小さくすることができ、作業者がしゃがんだりすることなく、荷物を持ち上げたり、持ち下ろしたりすることができる。
また、支援具の他の構成として、昇降補助機構は、載置面に荷物を持ち上げるときや載置面から荷物を下ろすときに荷物と接触し、荷物の昇降方向に沿うように回転する回転体で構成された。
本構成によれば、作業者が荷物を持ち上げたり、持ち下ろしたりするときに、作業者の力とともに回転体が荷物の移動方向に回転しつつ荷物の重さを支えるので、荷物を持ち上げたり、持ち下ろしたりするときに必要とされる力を小さくし、作業者の負担を軽減することができる。
また、支援具の他の構成として、回転体は、モーターを備え、モーターの駆動により回転する構成とした。
本構成によれば、例えば、作業者が荷物を持ち上げるときに、回転体が積極的に荷物を持ち上げる方向に力を加えることができるので、荷物を持ち上げるときの作業者の負担を軽減することができる。
また、支援具の他の構成として、回転体は、表面に吸着性を有する構成とした。
本構成によれば、回転体が荷物に接触し、荷物の昇降にともなって回転するときに、荷物に対する滑りを防止できる。
また、支援具の他の構成として、昇降補助機構は、タイミングプーリーと、タイミングプーリーの回転を支持する軸と、タイミングプーリーに掛け渡されるタイミングベルトと、を備え、タイミングプーリーは、作業者の正面側に位置し、タイミングベルトが荷物の昇降方向に延長する昇降方向部と、昇降方向部の上部から載置面の方向に延長する載置面方向部とを有する構成とした。
本構成によれば、荷物をタイミングベルトに接触させた状態を維持しつつ、タイミングベルトの回転を利用して荷物を持ち上げたり、持ち下げたりすることにより、荷物を持ち上げたり、持ち下ろしたりするときに必要とされる力を小さくすることができる。
また、支援具の他の構成として、載置面方向部は、載置面よりも上方に位置する構成とした。
本構成によれば、昇降補助機構を利用して持ち上げた荷物を、載置面に移動させることができる。
また、支援具の他の構成として、昇降補助機構は、荷物の昇降に応じて、タイミングベルトを強制的に回転可能とされた構成とした。
本構成によれば、荷物を持ち上げるときに、タイミングベルトを荷物の持ち上げ方向に回転させることにより、荷物の持ち上げに必要とされる力を、より軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
支援具の装着図である。
ベルトの平面図である。
台座の斜視図及び平面図である。
台座からタイミングベルトを除外した図である。
【0008】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[支援具の概略構成]
図1は、支援具の装着図である。図1に示すように、支援具1は、作業者Mの胴部に装着され、例えば、ベルト2と、台座8とを備えた構成とされる。
【0010】
図2は、ベルトの平面図である。
ベルト2は、作業者Mの胴部周りに巻き付け可能な周長を有する帯状のベルト本体4と、作業者Mの胴部周りを包み込むサポート部6とを備える。ここで言う胴部周りとは、身体における腹部及び腰部を意味する。ベルト本体4は、端部同士の連結を可能とするバックル42;42を両端に備える。ベルト本体4は、例えば、バックル42に設けられた調整機構により作業者Mの体形に応じて長さが調整可能とされる。
(【0011】以降は省略されています)

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