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公開番号2025005201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105288
出願日2023-06-27
発明の名称操作桿付き電動作業機
出願人株式会社やまびこ
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類A01D 34/37 20060101AFI20250108BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】操作桿の基端側に設けた電動機の動力を操作桿の内部に通した伝動軸を介して操作桿先端側の作業部に伝達させる操作桿付き電動作業機において、操作桿先端側の作業部の姿勢を電気的に検出する安全対策制御などを行い易くする。
【解決手段】操作桿付き電動作業機は、操作桿の基端側に設けた電動機の動力を、操作桿の内部に通した伝動軸を介して操作桿の先端側に設けた作業部に伝達し、作業部は、刃部を操作桿に沿わせる収納姿勢が可能なように操作桿の先端部に軸支され、操作桿の先端部には、作業部の収納姿勢を検出する検出スイッチが設けられ、操作桿の基端部には、電動機の駆動を制御する制御部が設けられ、操作桿の内部には、検出スイッチの検出信号を制御部に送信するリード線が設けられ、制御部は、検出スイッチが作業部の収納姿勢を検出した場合に、電動機の作動を禁止させる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
操作桿の基端側に設けた電動機の動力を、前記操作桿の内部に通した伝動軸を介して前記操作桿の先端側に設けた作業部に伝達させる操作桿付き電動作業機において、
前記作業部は、刃部を前記操作桿に沿わせる収納姿勢が可能なように前記操作桿の先端部に軸支され、
前記操作桿の先端部には、前記収納姿勢を検出する検出スイッチが設けられ、
前記操作桿の基端部には、前記電動機の駆動を制御する制御部が設けられ、
前記操作桿の内部には、前記検出スイッチの検出信号を前記制御部に送信するリード線が設けられ、
前記制御部は、前記検出スイッチが前記作業部の収納姿勢を検出した場合に、前記電動機の作動を禁止させる、操作桿付き電動作業機。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記作業部には、前記作業部の軸周りの回転が設定範囲に入ると前記検出スイッチを操作するスイッチ操作機構が設けられている、請求項1記載の操作桿付き電動作業機。
【請求項3】
前記スイッチ操作機構は、前記作業部の一部又は前記作業部と一体に回転する部材によってスイッチ操作がなされる、請求項2記載の操作桿付き電動作業機。
【請求項4】
前記検出スイッチは、近接センサであり、前記スイッチ操作機構は、前記作業部の一部又は前記作業部と一体に回転する部材の接近によってスイッチ操作がなされる、請求項2記載の操作桿付き電動作業機。
【請求項5】
前記検出スイッチは、前記操作桿の先端部に設けられる固定ギヤケースの外側に取り付けられ、前記リード線の接続端子が前記操作桿の外側に引き出されて前記検出スイッチに接続される、請求項1記載の操作桿付き電動作業機。
【請求項6】
前記操作桿の先端部の外側には、
前記検出スイッチを覆うカバー部材が設けられている、請求項6記載の操作桿付き電動作業機。
【請求項7】
前記検出スイッチに加えて、複数の検出スイッチを設け、
前記制御部は、全ての検出スイッチで安全が検知された場合だけ前記電動機の作動を許容する、請求項1記載の操作桿付き電動作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操作桿付き電動作業機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
刈払機やヘッジトリマーなどの作業機は、一軸方向に延びる操作桿を備えており、操作桿の先端側に刈刃などを有する作業部が配備され、操作桿の基端側(先端側とは逆側)に操作ハンドルなどの操作部が設けられている。このような操作桿付き作業機は、騒音や振動がエンジン式に対して比較的少ない電動式が近年普及している。
【0003】
従来、電動式の操作桿付き作業機(操作桿付き電動作業機)は、重量の大きいバッテリを操作桿の基端側に設けるか或いは作業者に被着させ、操作桿の先端側に作業部を駆動する電動機を設け、電動機とバッテリとを繋ぐ給電線を操作桿の内部を通して配線している(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-202122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した従来の操作桿付き電動作業機は、操作桿の先端側に電動機を配置していることで、操作桿の先端側の重量が大きくなり、作業部を左右に振りながら作業を行う刈払作業などでは、作業者の手腕に掛かる作業負荷が大きくなる問題がある。この問題への対処としては、操作桿の基端側にバッテリと伴に電動機を設け、操作桿の内部に通した伝動軸を介して、操作桿先端側の作業部に動力を伝達することが考えられる。
【0006】
しかしながら、操作桿の基端側に設けた電動機の動力を、操作桿の内部に通した伝動軸を介して操作桿先端側の作業部に伝達させると、操作桿付き電動作業機の電装部品が操作桿の基端側に集中することになるので、操作桿の先端側に設けられる作業部の姿勢や操作桿に設けたフロントハンドルの操作を電気的に検出して電動機を停止させる安全対策制御が行い難くなる問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものである。すなわち、操作桿の基端側に設けた電動機の動力を操作桿の内部に通した伝動軸を介して操作桿先端側の作業部に伝達させる操作桿付き電動作業機において、操作桿先端側の作業部の姿勢を電気的に検出する安全対策制御などを行い易くすること、などが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
操作桿の基端側に設けた電動機の動力を、前記操作桿の内部に通した伝動軸を介して前記操作桿の先端側に設けた作業部に伝達させる操作桿付き電動作業機において、前記作業部は、刃部を前記操作桿に沿わせる収納姿勢が可能なように前記操作桿の先端部に軸支され、前記操作桿の先端部には、前記収納姿勢を検出する検出スイッチが設けられ、前記操作桿の基端部には、前記電動機の駆動を制御する制御部が設けられ、前記操作桿の内部には、前記検出スイッチの検出信号を前記制御部に送信するリード線が設けられ、前記制御部は、前記検出スイッチが前記作業部の収納姿勢を検出した場合に、前記電動機の作動を禁止させる、操作桿付き電動作業機。
【発明の効果】
【0009】
このような特徴を有する本発明によると、操作桿の基端側に設けた電動機の動力を操作桿の内部に通した伝動軸を介して操作桿先端側の作業部に伝達させる操作桿付き電動作業機において、操作桿先端側の作業部の姿勢を電気的に検出する安全対策制御などが行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る操作桿付き電動作業機の全体構成(作業姿勢)を示した説明図。
本発明の実施形態に係る操作桿付き電動作業機の全体構成(収納姿勢)を示した説明図。
本発明の実施形態に係る操作桿付き電動作業機の動力部の概略構成を示した説明図。
本発明の実施形態に係る操作桿付き電動作業機における操作桿の先端側の構造(カバー部材無)を示した説明図。
本発明の実施形態に係る操作桿付き電動作業機における操作桿の先端側の構造(カバー部材有り)を示した説明図。
本発明の実施形態に係る操作桿付き電動作業機におけるリード線の配線状態例を示した説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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