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公開番号2025004547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104290
出願日2023-06-26
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H10K 59/121 20230101AFI20250107BHJP()
要約【課題】 透光性に優れた表示装置を提供する。
【解決手段】 実施形態の一つの観点によれば、表示装置は、複数の副画素をそれぞれ含む第1領域および第2領域と、導電性の下部と、前記下部の側面から突出する端部を有する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、を備えている。前記複数の副画素の各々は、下電極と、前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、を含む。前記第2領域は、前記隔壁により囲われるとともに前記下電極と重ならない複数の透過領域を有している。さらに、前記第2領域の解像度は、前記第1領域の解像度よりも低い。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の副画素をそれぞれ含む第1領域および第2領域と、
導電性の下部と、前記下部の側面から突出する端部を有する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、
を備え、
前記複数の副画素の各々は、
下電極と、
前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、
前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、
を含み、
前記第2領域は、前記隔壁により囲われるとともに前記下電極と重ならない複数の透過領域を有し、
前記第2領域の解像度は、前記第1領域の解像度よりも低い、
表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記下電極の下方に配置された有機絶縁層と、
前記下電極の端部および前記有機絶縁層を覆い、前記複数の副画素の各々において画素開口を有するリブと、
をさらに備え、
前記有機層は、前記画素開口を通じて前記下電極を覆い、
前記隔壁は、前記リブの上に配置されている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記透過領域は、前記有機絶縁層および前記リブと重なっている、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記有機絶縁層および前記リブの少なくとも一方は、前記透過領域と重なる開口を有している、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1領域は、前記透過領域を有していない、
請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記複数の副画素の前記下電極に電圧を印加する複数の画素回路をさらに備え、
前記第2領域に配置された少なくとも1つの前記副画素の前記画素回路が前記第1領域に配置されている、
請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記透過領域は、平面視において円形状である、
請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項8】
複数の副画素をそれぞれ含む第1領域および第2領域と、
導電性の下部と、前記下部の側面から突出する端部を有する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、
を備え、
前記複数の副画素の各々は、
下電極と、
前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、
前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、
を含み、
前記第2領域は、前記隔壁により囲われるとともに前記下電極と重ならない複数の透過領域を有し、
前記複数の副画素は、
前記第1領域に配置された第1副画素と、
前記第2領域に配置され、前記第1副画素と同じ色を表示する第2副画素と、
を含み、
前記第1副画素および前記第2副画素は、互いに異なる形状またはサイズを有している、
表示装置。
【請求項9】
前記第2副画素のサイズは、前記第1副画素のサイズよりも小さい、
請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第2副画素のサイズは、前記第1副画素のサイズよりも大きい、
請求項8に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極とを備えている。各表示素子の上電極には、表示領域に配置された配線を通じて共通電圧が印加される。
【0003】
また、表示素子が配列された表示領域の少なくとも一部において透光性が求められることがある。しかしながら、上記下電極や配線が金属などの遮光性を有する材料で形成されていると、表示装置の透光性が大幅に低下し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、透光性に優れた表示装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一つの観点によれば、表示装置は、複数の副画素をそれぞれ含む第1領域および第2領域と、導電性の下部と、前記下部の側面から突出する端部を有する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、を備えている。前記複数の副画素の各々は、下電極と、前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、を含む。前記第2領域は、前記隔壁により囲われるとともに前記下電極と重ならない複数の透過領域を有している。さらに、前記第2領域の解像度は、前記第1領域の解像度よりも低い。
【0007】
実施形態の他の観点によれば、前記複数の副画素は、前記第1領域に配置された第1副画素と、前記第2領域に配置され、前記第1副画素と同じ色を表示する第2副画素と、を含む。さらに、前記第1副画素および前記第2副画素は、互いに異なる形状またはサイズを有している。
【0008】
実施形態のさらに他の観点によれば、表示装置は、下電極と、前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する第1有機層と、前記第1有機層と離間するとともに前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する第2有機層と、導電性の下部と、前記下部の側面から突出する端部を有する上部とを含み、少なくとも一部が前記第1有機層と前記第2有機層の間に位置する隔壁と、前記第1有機層を覆い、前記下部に接触した第1上電極と、前記第2有機層を覆い、前記下部に接触した第2上電極と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る第1領域の副画素のレイアウトの一例を示す概略的な平面図である。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図4は、第1実施形態に係る第2領域の概略的な平面図である。
図5は、図4におけるV-V線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図6は、第2領域に含まれる透過領域に適用可能な他の例を示す概略的な断面図である。
図7は、透過領域に適用可能なさらに他の例を示す概略的な断面図である。
図8は、透過領域に適用可能なさらに他の例を示す概略的な断面図である。
図9は、透過領域に適用可能なさらに他の例を示す概略的な断面図である。
図10は、第1実施形態に係る第2領域の一部を拡大して示す概略的な平面図である。
図11は、第2実施形態に係る第2領域の概略的な平面図である。
図12は、第3実施形態に係る第2領域の概略的な平面図である。
図13は、第3実施形態に係る第2領域に含まれる2つの副画素の概略的な平面図である。
図14は、図13におけるXIV-XIV線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図15は、第4実施形態に係る第2領域の概略的な平面図である。
図16は、第5実施形態に係る第2領域の概略的な平面図である。
図17は、第6実施形態に係る第2領域の概略的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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