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公開番号
2025004509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104237
出願日
2023-06-26
発明の名称
光学部材
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
G02B
5/00 20060101AFI20250107BHJP(光学)
要約
【課題】鉛直方向に対して傾斜した部位を有する遮光体に取り付けられる光学部材に、死角領域の光を射出しない領域が生じることを抑制する。
【解決手段】光学部材1は、入射面2a、複数の突起状のプリズム部3および平坦部4によりなる射出部2b、射出部2bと対向する平滑面2c、入射面2aとは反対側に位置する終端面2e、およびこれらの面を繋ぐ2つの側面2fを有する複数の導光体2で構成される。射出部2bは、入射面2aから終端面2eに向かう方向に沿って、複数の平坦部4がプリズム部3と交互に配列され、複数のプリズム部3が互いに平行配置されてなる。複数の導光体2は、複数のプリズム部3および平坦部4が配列される配列方向D2において、入射面2aの位置を互いにずらした状態で、側面2f同士が対向して配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外景光(L1)を内部で反射させて導光する光学部材であって、
前記外景光が入射する入射面(2a)と、複数の突起状のプリズム部(3)および平坦面である複数の平坦部(4)を有し、前記入射面に交差する方向に延設される射出部(2b)と、前記射出部と対向する平滑面(2c)と、前記入射面とは反対側に位置し、前記射出部と前記平滑面とを繋ぐ終端面(2e)と、前記入射面、前記射出部、前記平滑面および前記終端面を繋ぐ2つの側面(2f)とを有してなり、光透過性材料により構成される複数の導光体(2)を備え、
前記射出部は、前記入射面の側から前記終端面の側に向かう方向に沿って、複数の前記平坦部が前記プリズム部と交互に配列されるとともに、複数の前記プリズム部が互いに平行配置されており、
複数の前記プリズム部および前記平坦部が配列される方向に沿った方向を配列方向(D2)として、複数の前記導光体は、前記配列方向における前記入射面の位置を互いにずらした状態で、前記側面が隣接する他の前記導光体の前記側面と対向して配置されている、光学部材。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
複数の前記導光体は、前記側面が隣接する他の前記導光体のうち対向する前記側面と溶着されている、請求項1に記載の光学部材。
【請求項3】
複数の前記導光体は、前記側面が隣接する他の前記導光体のうち対向する前記側面と接着層(6)により接着されている、請求項1に記載の光学部材。
【請求項4】
前記接着層は、屈折率が前記光透過性材料の屈折率と同一である、請求項3に記載の光学部材。
【請求項5】
複数の前記導光体は、前記側面のうち隣接する他の前記導光体に接続されていない部分に反射抑制部(5)が形成されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光学部材。
【請求項6】
前記反射抑制部は、可視光を吸収する光吸収層である、請求項5に記載の光学部材。
【請求項7】
前記反射抑制部は、可視光を散乱させる光拡散層である、請求項5に記載の光学部材。
【請求項8】
前記反射抑制部は、可視光を散乱させるプリズムアレイである、請求項5に記載の光学部材。
【請求項9】
複数の前記導光体は、互いに距離を隔てて配置されている、請求項1に記載の光学部材。
【請求項10】
複数の前記導光体は、2つの前記側面を繋ぐ方向における前記入射面の幅(hf)が前記終端面の幅(hb)よりも大きい楔形状である、請求項1に記載の光学部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、入射面から入射した光の一部を内部で反射させ、入射した光およびその反射光を入射面とは異なる面から外部に射出する光学部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の光学部材は、例えば、遮光体に取り付けられ、当該遮光体により生じる死角領域からの外景光を内部に入射させ、内部で反射させ、外景光の入射面とは異なる面から当該外景光から射出することで死角領域を視認させる死角補助装置とされる。このような光学部材としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1に記載の光学部材は、透光性の導光体で構成され、導光体の入射面から入射した外光の一部が内部で全反射により導光されるとともに、入射面とは異なる射出面から外部に射出されることで、射出面側にいるユーザに死角の外景を視認させる。これにより、射出面側に導光体とは異なる反射性材料で構成されたハーフミラーが不要なハーフミラーレス構造となり、導光体内部における導光での外光の吸収による損失が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-028532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の光学部材は、射出面が光を外部に射出する突起状の複数のプリズム部と複数の平坦部とを有し、入射面と終端面とを繋ぐ方向に沿ってプリズム部と平坦部とが交互に繰り返し配列されてなる。この光学部材は、例えば、複数のプリズム部および平坦部が配列された方向が鉛直方向に対して直交する状態で遮光体に取り付けられる。
【0005】
しかしながら、この光学部材は、射出面側から見て矩形とされており、遮光体が例えば車両のピラーのように鉛直方向に対して傾いている場合には、入射面の一部が遮光体からはみ出さない取付状態となり、射出面に死角領域の光を射出しない領域が生じてしまう。
【0006】
そこで、鉛直方向に対して傾いている遮光体の傾斜に合わせて、射出面側から見て、光学部材を例えば平行四辺形の形状とし、入射面の全域が遮光体からはみ出さない取付状態が可能な構成とすることが考えられる。
【0007】
しかしながら、この場合、光学部材は、入射面が鉛直方向に対して傾いた構成とされることにより、入射面から入射した光が鉛直方向において屈曲してしまい、射出面の上部において死角領域の光を射出しない領域が生じてしまう。
【0008】
本開示は、上記の点に鑑み、鉛直方向に対して傾斜した部位を有する遮光体に取り付けた場合において、死角領域の光を射出しない領域が生じることが抑制された光学部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の1つの観点によれば、外景光(L1)を内部で反射させて導光する光学部材であって、外景光が入射する入射面(2a)と、複数の突起状のプリズム部(3)および平坦面である複数の平坦部(4)を有し、入射面に交差する方向に延設される射出部(2b)と、射出部と対向する平滑面(2c)と、入射面とは反対側に位置し、射出部と平滑面とを繋ぐ終端面(2e)と、入射面、射出部、平滑面および終端面を繋ぐ2つの側面(2f)とを有してなり、光透過性材料により構成される複数の導光体(2)を備え、射出部は、入射面の側から終端面の側に向かう方向に沿って、複数の平坦部がプリズム部と交互に配列されるとともに、複数のプリズム部が互いに平行配置されており、複数のプリズム部および平坦部が配列される方向に沿った方向を配列方向(D2)として、複数の導光体は、配列方向における入射面の位置を互いにずらした状態で、側面が隣接する他の導光体の側面と対向して配置されている。
【0010】
これにより、複数の導光体を有してなるとともに、複数の導光体がプリズム部と平坦部とが配列される配列方向における入射面の位置が互いにずらして配置された、いわば段々配置となった構成の光学部材となる。この光学部材は、遮光体が鉛直方向に対して傾いた部位を有していても、個々の導光体の入射面がずれた段々配置となっているため、入射面の全部が遮光体からはみ出した取付状態が可能であるとともに、取付状態において入射面が鉛直方向に沿って配置される。よって、入射面の全域に死角領域からの外景光を入射させることができ、かつ入射面から入射した光の鉛直方向における屈曲が抑制されるため、死角領域の光を射出しない領域が生じることが抑制された光学部材となる。
(【0011】以降は省略されています)
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