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公開番号
2025004351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023103978
出願日
2023-06-26
発明の名称
レンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体
出願人
マクセル株式会社
,
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250107BHJP(光学)
要約
【課題】振動機構を備えたレンズユニットにおいて、振動源と駆動回路基板とを接続する配線の振動を抑制することができるレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体を提供する。
【解決手段】第1レンズ31が設けられる第1筐体23と、第1レンズより像側に位置するレンズが設けられ、第1筐体より径方向内側に設けられる鏡筒22と、第1筐体より像側に配置されて、第1筐体に嵌合する第2筐体24と、第1筐体と鏡筒との間に設けられる振動機構60と、振動源に駆動信号を印加するための配線306とを備え、配線の途中が第2筐体に固定され、配線は振動源によって振動した際に、レンズユニット20を構成する部材に接触しない余長部分307を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のレンズが当該レンズの光軸に沿って並べられたレンズ群と、複数の前記レンズのうち、最も物体側に位置する第1レンズを振動させる、振動源を有する振動機構とを備えたレンズユニットにおいて、
前記第1レンズが設けられる第1筐体と、前記第1レンズより像側に位置するレンズが設けられ、前記第1筐体より径方向内側に設けられる鏡筒と、前記第1筐体より像側に配置されて、前記第1筐体に嵌合する第2筐体と、前記第1筐体と前記鏡筒との間に設けられる前記振動機構と、前記振動源に駆動信号を印加するための配線とを備え、
前記配線の途中が前記第2筐体に固定され、前記配線は前記振動源によって振動した際に、レンズユニットを構成する部材に接触しない余長部分を有することを特徴とするレンズユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2筐体に、前記振動源に前記配線を介して駆動信号を印加するための駆動回路基板が設けられ、当該駆動回路基板と前記振動源とが前記配線によって接続されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記第2筐体に前記配線を通す配線穴が形成され、この配線穴に前記配線が通され、
前記配線は前記第2筐体の内壁面に固定され、
前記内壁面に固定された前記配線の固定位置と前記振動源に接続されている接続位置との間の前記配線の余長部分が、前記配線穴に通された前記配線が前記振動源によって振動する際に前記配線穴の内壁面に干渉しないような長さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項4】
前記配線の途中を固定する固定機構を備え、
前記固定機構は、前記配線に設けられた凹部と、前記第2筐体に設けられ、前記凹部に嵌合する凸部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項5】
前記凹部に嵌合する前記凸部を熱カシメすることで前記配線を前記第2筐体に固定することを特徴とする請求項4に記載のレンズユニット。
【請求項6】
前記配線の途中が前記第1筐体と前記第2筐体とで挟み込まれることによって、前記配線の途中が前記第2筐体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項7】
前記配線の途中は、前記第1筐体と前記第2筐体とで弾性部材とともに挟み込まれていることを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
【請求項8】
前記配線が2つ以上の円環部を有し、少なくとも1つの前記円環部は前記第1筐体と前記第2筐体とで挟み込まれることを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
【請求項9】
前記配線が接続される前記振動源の像側の面と、前記配線の途中を挟み込む第1筐体の像側の面とが光軸方向において同位置にあることを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
【請求項10】
前記第1筐体に前記配線を前記第1筐体の外側に引き出すための配線穴が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される車載カメラを構成するレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび撮像システムを搭載した移動体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車に車載カメラを搭載し、駐車をサポートしたり、画像認識により衝突防止を図ったりすることが行なわれており、さらにそれを自動運転に応用する試みもなされている。また、このような車載カメラ等のカメラモジュールは、一般に、複数のレンズが光軸に沿って並べられて成るレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒(バレル)と、レンズ群の少なくとも一個所のレンズ間に配置される絞り部材とを有するレンズユニットを備える(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、このようなレンズユニットは、車両(自動車)のフロントグリル等の取付部に取り付けられ、最も物体側に位置する第1レンズは外部に露出している。したがって、第1レンズの表面(レンズ面)には水滴や泥水、氷雪、霜などの異物が付着し易いため、第1レンズを振動体によって振動(超音波振動)させることによって、第1レンズのレンズ表面(レンズ面)についた異物を除去しようとする場合がある。
このような振動によって第1レンズの表面に付着した異物を除去するレンズユニット100は、例えば以下のように構成される。
【0004】
レンズユニットを備えたカメラに設けられ、ドーム状のカバー(レンズカバー)に付着した水滴や埃などの異物を除去するための振動装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この振動装置2は、図18に示すように、ドーム状のカバー11と、前記カバー11が固定されている筒状の振動体12と、前記振動体12に固定されており、前記振動体12を介して前記カバー11を振動させる圧電素子13と、を備え、前記振動体12が、前記カバー11側に位置している第1の端部14aと、前記カバー11とは反対側に位置している第2の端部14bとを有する円筒部14と、前記円筒部14の前記第1の端部14aに連結されており、前記円筒部14よりも内径が大きい円筒からなる筒状の第1の連結部15と、前記第1の連結部15の前記カバー11側に連結されており、前記第1の連結部15の内径よりも内径が小さく、前記カバー11側の面に前記カバー11が固定されている、第1のリング状部16と、前記円筒部14の前記第2の端部14bに連結されており、前記円筒部14よりも外径が小さい円筒からなる第2の連結部17と、前記第2の連結部17の前記円筒部14が連結されている側とは反対の面に固定されており、前記第2の連結部17の外径よりも外径が大きい、第2のリング状部18と、を有し、前記第2のリング状部18の前記第2の連結部14bに固定されている側とは反対の面に前記圧電素子13が固定されているものであり、筒状の前記振動体12は、径方向断面において、略S字状の断面形状を有している。
このような振動装置2では、ドーム状のカバー11をより大きな振幅で振動させることができ、液滴の移動及び液滴の霧化をより効果的に果たし得る。
【0005】
このように振動装置2は、筒状の振動体12と圧電素子13とを備えており、振動体12に透光部品であるカバー11を固定して超音波振動させることで透光部品(カバー)11の表面に付着した異物を除去する。
また、特許文献2には記載されていないが、振動装置2を備えたカメラには、圧電素子(振動源)を駆動させるための駆動回路基板が設けられ、この駆動回路基板と圧電素子とがFPC等の配線によって電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-231993号公報
特許第6977784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように振動源(圧電素子)と駆動回路基板とは配線によって接続されているので、当該配線は振動(例えば超音波振動)する振動源と同期して振動する。配線が振動すると、当該配線が接触しているカメラやレンズユニットを構成する部材と干渉し、その結果、異音が発生したり、配線が損傷するおそれがある。さらに、配線が振動することにより振動源の振動特性に悪影響を及ぼすおそれもある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、振動機構を備えたレンズユニットにおいて、振動源に駆動信号を印加するための配線の振動を抑制することができるレンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のレンズユニットは、複数のレンズが当該レンズの光軸に沿って並べられたレンズ群と、複数の前記レンズのうち、最も物体側に位置する第1レンズを振動させる、振動源を有する振動機構とを備えたレンズユニットにおいて、
前記第1レンズが設けられる第1筐体と、前記第1レンズより像側に位置するレンズが設けられ、前記第1筐体より径方向内側に設けられる鏡筒と、前記第1筐体より像側に配置されて、前記第1筐体に嵌合する第2筐体と、前記第1筐体と前記鏡筒との間に設けられる前記振動機構と、前記振動源に駆動信号を印加するための配線とを備え、
前記配線の途中が前記第2筐体に固定され、前記配線は前記振動源によって振動した際に、レンズユニットを構成する部材に接触しない余長部分を有することを特徴とする。
【0010】
ここで、「前記配線は前記振動源によって振動した際に、レンズユニットを構成する部材に接触しない余長部分を有する」とは、振動源と駆動回路基板とを配線によって直線的に接続するのではなく、ある程度余裕(緩み)を持たせて接続し、かつ、振動した際に部材に接触しないような余長部分を有するという意味である。
また、配線の途中を第2筐体に固定する場合、配線の一端部は駆動回路基板に接続され、他端部は振動源に接続されるが、これら配線の接続部位および配線の途中以外の他の部位は、レンズユニットを構成する部材に接触しないように配線を配置する。
(【0011】以降は省略されています)
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