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公開番号2025004342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023103965
出願日2023-06-26
発明の名称シャープペンシル
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類B43K 21/00 20060101AFI20250107BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】キャップが軸筒の後端部に取り付けられた状態でのみ、筆記芯を繰り出すことが可能なシャープペンシルを提供する。
【解決手段】芯繰出機構2は、前後方向に延びる筒状をなし、内部に筆記芯が収容される芯タンク21と、芯タンク21の前端部に接続され、筆記芯を前側へ繰り出す芯チャックと、芯タンク21及び芯チャックを後側へ向けて付勢する第1付勢部材と、芯タンク21の後端部に設けられ、軸筒1の後端開口部内に配置されるノックボタン25と、を有し、ノックボタン25の後端面25aは、前後方向において軸筒1の後端面1aと同じ位置、または軸筒1の後端面1aよりも前側に配置され、キャップ3は、前後方向に延びる外筒31と、外筒31の内部に配置され、前後方向に延びる内筒33と、を有し、外筒31が軸筒1に後側から嵌合したときに、内筒33が、軸筒1の後端開口部内に挿入され、ノックボタン25を前側へ押し込み可能とされる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸に沿って前後方向に延びる軸筒と、
前記軸筒の内部に設けられる芯繰出機構と、
筒状をなし、内部に前記軸筒が着脱可能に嵌合するキャップと、を備え、
前記芯繰出機構は、
前後方向に延びる筒状をなし、内部に筆記芯が収容される芯タンクと、
前記芯タンクの前端部に接続され、前記筆記芯を前側へ繰り出す芯チャックと、
前記芯タンク及び前記芯チャックを後側へ向けて付勢する第1付勢部材と、
前記芯タンクの後端部に設けられ、前記軸筒の後端開口部内に配置されるノックボタンと、を有し、
前記ノックボタンの後端面は、前後方向において前記軸筒の後端面と同じ位置、または前記軸筒の後端面よりも前側に配置され、
前記キャップは、
前後方向に延びる外筒と、
前記外筒の内部に配置され、前後方向に延びる内筒と、を有し、
前記外筒が前記軸筒に後側から嵌合したときに、前記内筒が、前記軸筒の後端開口部内に挿入され、前記ノックボタンを前側へ押し込み可能とされる、
シャープペンシル。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記軸筒は、前記軸筒の後端開口部から径方向内側に突出する抜止め突起を有し、
前記内筒は、前記軸筒の後端開口部内に挿入されるときに前記抜止め突起を前側へ乗り越え、前記抜止め突起に前側から係止される係止突起を有する、
請求項1に記載のシャープペンシル。
【請求項3】
前記軸筒は、前記軸筒の後端開口部から径方向内側に突出する抜止め突起を有し、
前記芯繰出機構は、前記芯タンクと前記ノックボタンとの間に設けられ、前記ノックボタンを後側へ向けて付勢する第2付勢部材を有し、
前記ノックボタンは、前記第2付勢部材の付勢力により、前記抜止め突起に前側から係止されるボタン係止部を有する、
請求項1に記載のシャープペンシル。
【請求項4】
前記芯タンクは、前記芯タンクの周壁に設けられて後側を向く段部を有し、
前記段部は、前記内筒が前記軸筒の後端開口部内に挿入されたときに、前記ノックボタンの一部に前側から隙間をあけて対向し、または接触する、
請求項1に記載のシャープペンシル。
【請求項5】
前記内筒は、弾性変形により縮径可能であり、
前記外筒が前記軸筒に後側から嵌合したときに、前記内筒は、縮径されつつ前記軸筒の後端開口部内に挿入される、
請求項1から4のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
【請求項6】
前記内筒は、弾性変形可能であり、
前記外筒が前記軸筒に前側から嵌合したときに、前記内筒は、前記軸筒の前端外周部に隙間をあけて対向し、または接触する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
【請求項7】
前記内筒は、前記中心軸回りの周方向に並ぶ複数の弾性片を有し、
各前記弾性片は、それぞれ弾性変形可能である、
請求項6に記載のシャープペンシル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャープペンシルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、中心軸に沿って前後方向に延びる軸筒と、軸筒の内部に設けられる芯繰出機構と、筒状をなし、内部に軸筒が着脱可能に嵌合するキャップと、を備えたシャープペンシルが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この種のシャープペンシルでは、キャップを軸筒の前端部に嵌合することで、筆記芯が挿通される尖ったガイドパイプ(先端パイプ)を、キャップによりカバーすることができる。また、使用者が誤って机上等からシャープペンシルを落としてしまった場合などに、キャップによりガイドパイプ等が保護される。
【0004】
特許文献1に記載のキャップノック式シャープペンシルでは、キャップを軸筒の後端部に取り付けた状態で、使用者が、キャップをノック操作して筆記芯を繰り出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平1-70581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のキャップノック式シャープペンシルでは、キャップが軸筒の後端部に取り付けられていない状態においても、ノック杵のノック部が後軸(軸筒)から後側へ突出している。このため、キャップが軸筒の前端部に嵌合した状態において、ノック部がノック操作されると、筆記芯がガイドパイプから長く突き出してキャップ内で折れたり、あるいはキャップを取り外す際にキャップに接触して折れたりする。
【0007】
本発明は、キャップが軸筒の後端部に取り付けられた状態でのみ、筆記芯を繰り出すことが可能なシャープペンシルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
【0009】
〔本発明の態様1〕
中心軸に沿って前後方向に延びる軸筒と、前記軸筒の内部に設けられる芯繰出機構と、筒状をなし、内部に前記軸筒が着脱可能に嵌合するキャップと、を備え、前記芯繰出機構は、前後方向に延びる筒状をなし、内部に筆記芯が収容される芯タンクと、前記芯タンクの前端部に接続され、前記筆記芯を前側へ繰り出す芯チャックと、前記芯タンク及び前記芯チャックを後側へ向けて付勢する第1付勢部材と、前記芯タンクの後端部に設けられ、前記軸筒の後端開口部内に配置されるノックボタンと、を有し、前記ノックボタンの後端面は、前後方向において前記軸筒の後端面と同じ位置、または前記軸筒の後端面よりも前側に配置され、前記キャップは、前後方向に延びる外筒と、前記外筒の内部に配置され、前後方向に延びる内筒と、を有し、前記外筒が前記軸筒に後側から嵌合したときに、前記内筒が、前記軸筒の後端開口部内に挿入され、前記ノックボタンを前側へ押し込み可能とされる、シャープペンシル。
【0010】
本発明のシャープペンシルでは、キャップを軸筒の後端部に取り付けたときに、キャップの内筒が軸筒の後端開口部内に挿入されることで、内筒によりノックボタンを前側へ押し込み可能な状態となる。
(【0011】以降は省略されています)

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