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公開番号2024053389
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159627
出願日2022-10-03
発明の名称把持補助具
出願人株式会社ギケン
代理人個人,個人
主分類B43L 15/00 20060101AFI20240408BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】把持者の指の太さや形状に関係なく装着でき、把持対象を安定的に把持することが可能な把持補助具の提供。
【解決手段】把持補助具1は、帯状に連続する環状の単一部材として構成され、把持者の親指の腹と人差指の腹とを密着させた密着状態において親指及び人差指の双方をリング内側に挿通させて用いられる。把持補助具1は、親指包囲部2と、人差指包囲部3と、第一支持部4と、第一延在部5と、第二延在部6と、第二支持部7とを備える。第一支持部4は、親指包囲部2と人差指包囲部3との間を周方向に延在し、密着状態にある親指の基端側と人差指の基端側との間に形成された空隙に挿通される棒状の把持対象の上端側を支持する。第二支持部7は、第一延在部5のうち指先側の端部と第二延在部6のうち指先側の端部とを接続するように周方向に延在し、把持対象の下端側を支持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
帯状に連続する環状の単一部材として構成され、把持者の親指の腹と前記把持者の人差指の腹とを密着させた密着状態において前記親指及び前記人差指の双方をリング内側に挿通させて用いられる把持補助具であって、
前記親指の背側のうち前記親指の基節骨に対応する部分に沿って周方向に延在する円弧状の親指包囲部と、
前記人差指の背側のうち前記人差指の基節骨に対応する部分に沿って前記周方向に延在する円弧状の人差指包囲部と、
前記親指包囲部と前記人差指包囲部との間を前記周方向に延在する第一支持部であって前記密着状態にある前記親指の基端側と前記人差指の基端側との間に形成された空隙に挿通される棒状の把持対象の上端側を支持する第一支持部と、
前記親指包囲部の下端から前記密着状態にある指先側に向けて前記親指の下方を前記周方向に延在する第一延在部と、
前記人差指包囲部の下端から前記密着状態にある指先側に向けて前記人差指の下方を前記周方向に延在する第二延在部と、
前記第一延在部のうち前記指先側の端部と前記第二延在部のうち前記指先側の端部とを接続するように前記周方向に延在し、前記把持対象の下端側を支持する第二支持部と、
を備えることを特徴とする把持補助具。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記第一支持部は、前記空隙に対して凹となる円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の把持補助具。
【請求項3】
前記第一支持部を構成する外周面は、前記空隙に挿通された前記把持対象の傾斜と略同じ角度で傾斜するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の把持補助具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、把持補助具に関し、より詳細には、把持者が親指と人差指とで把持対象を把持する際の把持操作を補助する把持補助具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、手指の筋力低下や機能障害を伴う人のために、筆記具や箸等の把持対象を把持する際の把持操作を補助する技術が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、筆記具及び箸において、指で支えることなく、指先に特別力を入れずに誰でもが操作可能な筆記具及び箸等の軸保持補助具が開示されている。特許文献1に記載の軸保持補助具では、軸保持補助具本体(1)に、筒状(3)であって内径が湾曲し、その一部に開口部(2)を擁する、筆記具等の軸保持部(4)が設けられている。その背中合わせに、筒状(7)であって内径が湾曲し、その一部に開口部(5)を擁する、指保持部(6)が設けられている。
【0004】
また、特許文献2では、容易に装着して自然な筆記感覚で安定した運筆が可能になるとともに、胴体幅の異なる汎用の筆記具が容易に装着可能な筆記補助具が開示されている。特許文献2に記載の筆記補助具は、二つの開口を有する中央近傍で下方に屈曲した指挿入部(10)と、指挿入部(10)の両長側面に対向して配置した一対の帯状の押し当て部(20)と、指挿入部(10)と押し当て部(20)とを繋ぐ連結部(15)とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-260592号公報
特開2018-176479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に記載の軸保持補助具は、人さし指(F)を指保持部(6)に挿入することにより用いられる(特許文献1の図4参照)。また、上述した特許文献2に記載の筆記補助具は、人差指を指挿入部(10)に挿入することにより用いられる(特許文献2の図4参照)。
【0007】
しかしながら、人間の指の太さや形状には個人差があるため、指保持部(6)や指挿入部(10)の穴の大きさが人差指に対して大き過ぎると、使用時に安定し難くいという問題がある。逆に、指保持部(6)や指挿入部(10)の穴の径を小さくし過ぎると、今度は人差指を挿入できないという問題が生じる。
【0008】
そこで、本発明は、把持者の指の太さや形状に関係なく装着でき、把持対象を安定的に把持することが可能な把持補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、帯状に連続する環状の単一部材として構成され、把持者の親指の腹と前記把持者の人差指の腹とを密着させた密着状態において前記親指及び前記人差指の双方をリング内側に挿通させて用いられる把持補助具であって、前記親指の背側のうち前記親指の基節骨に対応する部分に沿って周方向に延在する円弧状の親指包囲部と、前記人差指の背側のうち前記人差指の基節骨に対応する部分に沿って前記周方向に延在する円弧状の人差指包囲部と、前記親指包囲部と前記人差指包囲部との間を前記周方向に延在する第一支持部であって前記密着状態にある前記親指の基端側と前記人差指の基端側との間に形成された空隙に挿通される棒状の把持対象の上端側を支持する第一支持部と、前記親指包囲部の下端から前記密着状態にある指先側に向けて前記親指の下方を前記周方向に延在する第一延在部と、前記人差指包囲部の下端から前記密着状態にある指先側に向けて前記人差指の下方を前記周方向に延在する第二延在部と、前記第一延在部のうち前記指先側の端部と前記第二延在部のうち前記指先側の端部とを接続するように前記周方向に延在し、前記把持対象の下端側を支持する第二支持部と、を備えることを特徴とする把持補助具を提供している。
【0010】
ここで、前記第一支持部は、前記空隙に対して凹となる円弧状に形成されているのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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