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公開番号
2025003893
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-10
出願番号
2023103804
出願日
2023-06-24
発明の名称
建造物に用いられるパネル加工体固定装置
出願人
ETERNIT株式会社
代理人
個人
主分類
E04F
13/08 20060101AFI20241227BHJP(建築物)
要約
【課題】下地材の帯板に強固に長尺状のパネル加工体を固定することができる取付装置を提供する。
【解決手段】同一平面上に複数配列したパネル加工体6を、帯板部2a、2bを有する下地材2に固定する。第1の取付金具4Aは、第1の挟持部8に形成された第1の差込口を介して第1の挟持部8を帯板部2a、2bの一方の開放端側に圧入し、第1の取付部12の長穴にボルト14とナットを介してパネル加工体6の枠部6aを固定する。第2の取付金具4Bは、第2の挟持部24に形成された差込口を介して第2の挟持部24を帯板部2a、2bの他方の開放端側に圧入し、第2の取付部28の長穴にボルト38とナットを介してパネル加工体6の枠部を固定する。第1の取付金具4Aの第1の挟持部8の帯板部2bに対する差し込み方向と、第2の取付金具4Bの第2の挟持部24の帯板部2aに対する差し込み方向は互いに逆向きとなっている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
同一平面上に複数配列したパネル加工体6を、パネル配列方向に沿って延びる長手方向に帯板部2a、2bを有する下地材2に固定するための固定装置であって、前記帯板部2a、2bの一方の開放端側に圧嵌するための第1の挟持部8とこれに一体的に形成された第1の平板部10と該平板部10に結合する第1の取付部12とを有し、前記第1の挟持部8に形成された第1の差込口8aを介して前記第1の挟持部8を前記帯板部2a、2bの一方の開放端側に圧入し、前記第1の取付部12の長穴20にボルト14とナットを介してパネル加工体6の枠部6aを固定するようにした第1の取付金具4Aと、前記帯板部2a、2bの他方の開放端側に圧嵌するための第2の挟持部24とこれに一体的に形成された第2の平板部26と、該平板部26に結合する第2の取付部28とを有し、前記第2の挟持部24に形成された差込口24aを介して前記第2の挟持部24を前記帯板部2a、2bの他方の開放端側に圧入し、前記第2の取付部28の長穴36にボルト38とナットを介してパネル加工体6の枠部60を固定するようにした第2の取付金具4Bとを備え、前記第1の取付金具4Aの第1の挟持部8の前記帯板部2bに対する差し込み方向Hと、前記第2の取付金具4Bの第2の挟持部24の前記帯板部2aに対する差し込み方向Iとが互いに逆向きとなるようにしたことを特徴とする建造物に用いられるパネル加工固定装置。
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【請求項2】
前記第1と第2の取付金具4A,4Bの平板部10,26と取付部12,28との結合部にL字状部16,32を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建造物に用いられるパネル加工体固定装置。
【請求項3】
前記第1と第2の取付金具4A,4Bの取付部12,28に補強用凹凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建造物に用いられるパネル加工体固定装置。
【請求項4】
前記第1の取付金具4Aの挟持部8と平板部10と取付部12とを一体成型加工し、第2の取付金具4Bの挟持部24と平板部26と取付部28とを一体成型加工したこと特徴とする請求項1に記載の建造物に用いられるパネル加工体固定装置。
【請求項5】
前記第1と第2の取付金具4A,4Bの平板部10,26に補強用凹凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建造物に用いられるパネル加工体固定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物のH型鋼など取付用帯板を備えた下地材に、内装用有孔デザイン金属板や外装用有孔デザイン金属板などの長尺板状のパネル加工体を固定するための建造物に用いられるパネル加工体固定装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の内装用や外装用の金属製折り板などの外囲体や屋根などの板材を取り付け金具を介して取り付ける外囲板取付装置は従来知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特許第3465127号公報
特許第6220189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
内外装用デザイン加工パネルを下地材に、クランプ(挟持部)と接続部材をボルトで固定した、クランプ別体型取付金具を用いて固定する場合、取付金具の組み立てにコストがかかってしまうという問題点がある。また、加工パネルの寸法が長手方向に大きな場合、長尺状加工パネルが地震や強風などの影響を受けてしまい、上下動してしまうという問題点がある。
本発明は、取付金具の組み立てにコストがかかってしまうという問題点を解消するとともに、下地材に対する取付金具の固定力を高め、加工パネルに対する外部応力によって加工パネルが移動しないように強固に下地材に固定することができる固定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明は、同一平面上に複数配列したパネル加工体6を、パネル配列方向に沿って延びる長手方向に帯板部2a、2bを有する下地材2に固定するための固定装置であって、前記帯板部2a、2bの一方の開放端側に圧嵌するための第1の挟持部8とこれに一体的に形成された第1の平板部10と該平板部10に結合する第1の取付部12とを有し、前記第1の挟持部8に形成された第1の差込口8aを介して前記第1の挟持部8を前記帯板部2a、2bの一方の開放端側に圧入し、前記第1の取付部12の長穴20にボルト14とナットを介してパネル加工体6の枠部6aを固定するようにした第1の取付金具4Aと、前記帯板部2a、2bの他方の開放端側に圧嵌するための第2の挟持部24とこれに一体的に形成された第2の平板部26と、該平板部26に結合する第2の取付部28とを有し、前記第2の挟持部24に形成された差込口24aを介して前記第2の挟持部24を前記帯板部2a、2bの他方の開放端側に圧入し、前記第2の取付部28の長穴36にボルト38とナットを介してパネル加工体6の枠部60を固定するようにした第2の取付金具4Bとを備え、前記第1の取付金具4Aの第1の挟持部8の前記帯板部2bに対する差し込み方向Hと、前記第2の取付金具4Bの第2の挟持部24の前記帯板部2aに対する差し込み方向Iとが互いに逆向きとなるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記第1と第2の取付金具4A,4Bの平板部10,26と取付部12,28との結合部にL字状部16,32を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記第1と第2の取付金具4A,4Bの取付部12,28に補強用凹凸部を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記第1の取付金具4Aの挟持部8と平板部10と取付部12とを一体成型加工し、第2の取付金具4Bの挟持部24と平板部26と取付部28とを一体成型加工したこと特徴とする。
また本発明は、前記第1と第2の取付金具4A,4Bの平板部10,26に補強用凹凸部を設けたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、クランプ(挟持部)と接続部材との接続にボルトを使用しない取付金具を用いることでコストを下げることできる。また、下地材の帯板に圧嵌させる挟持部を有する取付金具を二種類設け、それぞれを帯板に挟持部を反対向きに固定することによって、取付金具を強固に下地材に固定することができ、地震や強風などによる加工パネルの上下動や落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本装置の一部を構成する第1の取付金具の外観説明図である。
図1のD-D線断面端面図である。
図1のE-E線断面端面図である。
本装置の一部を構成する第1の取付金具の正面説明図である。
第1の取付金具のF―F線断面側面説明図である。
本装置の一部を構成する第2の取付金具の正面図である。
第2の取付金具のG―G線断面図である。
本装置の全体側面説明図である。
パネル加工体を示し、「a」は平面説明図、「b」は正面説明図である。
本装置の内・外装面の正面説明図である。
本装置の要部[A]の側面説明図である。
本装置の要部[B]の側面説明図である。
本装置の要部[C]の側面説明図である。
取付金具の他の実施形態を示す断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図8は、本装置の全体側面説明図を示している。符号2は、建築物の骨格材(鉄骨)から成る下地材であり、H型鋼により構成されている。上下に互いに平行に配設された複数の各下地材2には、取付金具4A,4Bにより、内・外装用の鋼板などの金属板から成るパネル加工体6が複数並列状に取り付けられている。上下2枚を一対とし、これらが並列状に配置されたパネル加工体6の表面は、建物の外壁を覆う化粧パネル面を構成している。
【0008】
本実施形態では、各パネル加工体6は、鋼板から成る有孔パネルを用いている。パネル加工体6は、外装用以外に建物の天井などに内装用としても用いることができる。本実施形態では、下地材2としてH型鋼を用いているが、特にH型鋼に限定されるものではない。
図11は、パネル加工体6の上部の取り付け構成を示している。4Aは、鋼材などの金属から成る第1の取付金具であり、図1,4,5に示す如く、下地材2の帯板部2bに一方向から圧嵌可能な2枚の対向板から成る挟持部(クランプ)8と、接続部材とから成り、挟持部(クランプ)8は、挟持部8内に帯板を差し込むための帯板用差し込み口8aと、挟持部8の奥端部に形成された帯板用係止部8bを備え、該挟持部8に、平板部(接続部材)10が一体的に形成されている。挟持部(クランプ)8の上位対向板には凹凸部8cが形成されている。
【0009】
平板部10の下部には、L字状に屈折部10aが形成されている。12は、板状の取付部(接続部材)であり、これに屈折部12aが形成され、該屈折部12aは、平板部10の屈折部10aに対接し、ボルト14とナットにより、屈折部10a,12aが互いに固定されている。平板部10と取付部12は取付金具4Aの接続部材を構成し、互いに段差を有して平行に配置され、段差を形成するL字状部16は、取付金具4Aの強度を増大させている。平板部10と取付部12には、ビード加工により凹凸部11,21が形成されている。取付部12、平板部10に形成された凹凸部21,11、は、取付部12、平板部10の強度を増大させている。取付部12には、その両側縁に対して平行に延びる、ボルト挿入用の長穴20が形成されている。
【0010】
第1の取付金具4Aは、図4中、下地材2に対して、右方向に圧嵌方向H有する挟持部8が下地材2の帯板部2bに圧入されて、帯板部2bに固定されている。図11に示す下地材2と、これに結合する第1の取付金具4Aは、建築物に内装用や外装用のパネル加工体6を取り付けるための第1の固定装置を構成している。パネル加工体6は、横断面形状がコ字状に形成され、有孔デザイン面が形成された平板状の主部6b(図9参照)の両側側に枠部6a,6aを備えている。図11に示す如く、パネル加工体6の枠部6aは、取付金具4Aの取付部12に、長穴20を介してボルト14と、これに螺合するナットにより固定されている。
(【0011】以降は省略されています)
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