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公開番号2025003559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024185817,2022071662
出願日2024-10-22,2022-04-25
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/209 20210101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】エネルギ密度を向上させ、かつ、蓄電モジュールの保護性を高めることができる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電モジュール10と、第1方向に沿って延在し、複数の蓄電モジュール10が間に位置するように、第1方向に直交する第2方向に並んで配置される一対のフレーム部材25,26と、複数の蓄電モジュール10の各々が配置される領域を区画するように、各々が一対のフレーム部材25,26を接続する複数のクロス部材21と、複数の蓄電モジュール10を覆うパネル部材60と、を備える。複数のクロス部材21は、第2方向に沿って延在し、第1方向に並んで配置されている。パネル部材60は、第1方向に沿って延在し、第2方向に並んで配置される複数のパネル構成部材61を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電モジュールと、
第1方向に沿って延在し、前記複数の蓄電モジュールが間に位置するように、前記第1方向に直交する第2方向に並んで配置される一対のフレーム部材と、
前記複数の蓄電モジュールの各々が配置される領域を区画するように、各々が前記一対のフレーム部材を接続する複数のクロス部材と、
前記複数の蓄電モジュールを覆うパネル部材と、を備え、
前記複数のクロス部材は、前記第2方向に沿って延在し、前記第1方向に並んで配置されており、
前記パネル部材は、前記第1方向に沿って延在し、前記第2方向に並んで配置される複数のパネル構成部材を含む、蓄電装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記複数のパネル構成部材は、前記第2方向に隣り合う第1構成部材および第2構成部材とを含み、
前記第2構成部材側に位置する前記第1構成部材の端部、および前記第1構成部材側に位置する前記第2構成部材の端部は、前記複数の蓄電モジュールと前記パネル部材とが並ぶ方向に互いに当接する当接部を含み、
当該当接部によって前記第1構成部材と前記第2構成部材との間の隙間が封止されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第2構成部材側に位置する前記第1構成部材の前記端部と、前記第1構成部材側に位置する前記第2構成部材の前記端部とによってラビリンス構造が形成されている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第1構成部材および前記第2構成部材は、同一形状を有する同種の部材によって構成されている、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第1構成部材と前記第2構成部材とは、熱膨張係数が異なる金属部材によって構成されている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記複数のパネル構成部材の各々は、前記第1方向に沿って延びる閉断面を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の蓄電装置として、特開2012-176751号公報(特許文献1)には、T字部材によって内部が区画された外枠部材の内部に3つのバッテリ(蓄電モジュール)を収容する構成が開示されている。外枠部材は、車両の骨格を形成する骨格形成部材に接続されている。
【0003】
具体的には、外枠部材の前端部材は、エクステンションサイドメンバに接続され、外枠部材の一対の側端部材は、一対のサイドメンバに接続される。外枠部材の後端部材は、車両の骨格を形成するリヤクロスメンバに接続される。また、外枠部材の底部には、バッテリの放熱性を高めるための開口部が設けられており、当該開口部から車体下方に向けてバッテリが露出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-176751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の構成にあっては、外枠部材の底部に開口部が設けられているため、当該底部の強度が低下し、耐衝撃性も低下することが懸念される。
【0006】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、衝撃に対する耐久性を高めることができる蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく蓄電装置は、複数の蓄電モジュールと、第1方向に沿って延在し、上記複数の蓄電モジュールが間に位置するように、上記第1方向に直交する第2方向に並んで配置される一対のフレーム部材と、上記複数の蓄電モジュールの各々が配置される領域を区画するように、各々が上記一対のフレーム部材を接続する複数のクロス部材と、上記複数の蓄電モジュールを覆うパネル部材と、を備える。上記複数のクロス部材は、上記第2方向に沿って延在し、上記第1方向に並んで配置されている。上記パネル部材は、上記第1方向に沿って延在し、上記第2方向に並んで配置される複数のパネル構成部材を含む。
【0008】
上記構成によれば、複数のクロス部材が第1方向に延在するように設けられ、パネル部材を構成する複数のパネル構成部材が第2方向に延在するように設けられることにより、第1方向および第2方向のいずれの方向からの衝撃に対して耐久性を高めることができる。
【0009】
上記本開示に基づく蓄電装置にあっては、上記複数のパネル構成部材は、上記第2方向に隣り合う第1構成部材および第2構成部材とを含んでいてもよい。また、上記第2構成部材側に位置する上記第1構成部材の端部、および上記第1構成部材側に位置する上記第2構成部材の端部は、上記複数の蓄電モジュールと上記パネル部材とが並ぶ方向に互いに当接する当接部を含んでいてもよい。この場合には、当該当接部によって上記第1構成部材と上記第2構成部材との間の隙間が封止されていることが好ましい。
【0010】
上記構成によれば、当接部によって第1構成部材と第2構成部材との間の隙間が封止されることにより、他の部材を用いることなく、パネル部材の外側から蓄電モジュール側への水の浸入を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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