TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025003371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2024097267
出願日2024-06-17
発明の名称半導体装置及びその製造方法
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.,コリア ユニバーシティ リサーチ アンド ビジネス ファウンデーション,KOREA UNIVERSITY RESEARCH AND BUSINESS FOUNDATION
代理人個人,個人
主分類H10D 1/68 20250101AFI20241226BHJP()
要約【課題】半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、キャパシタを含み、キャパシタは、第1電極;第2電極;及び第1電極と第2電極との間に配置される誘電層;を含み、第1電極及び第2電極のうち、少なくとも1つは、ナノラミネート電極を含み、ナノラミネート電極は、交互に配置された複数の第1物質層と複数の第2物質層を含み、複数の第1物質層は、インジウム酸化物(In2O3)を含み、複数の第2物質層は、モリブデン酸化物(MoOx)を含み、複数の第1物質層それぞれは、2~6Åの厚さを有し、複数の第2物質層それぞれは、モリブデン酸化物の単層(monolayer)を含む。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
キャパシタを含み、前記キャパシタは、
第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に配置される誘電層と、を含み、
前記第1電極及び前記第2電極のうち、少なくとも1つは、ナノラミネート電極を含み、
前記ナノラミネート電極は、交互に配置された複数の第1物質層と、複数の第2物質層と、を含み、
前記複数の第1物質層は、インジウム酸化物(In



)を含み、
前記複数の第2物質層は、モリブデン酸化物(MoO

)を含み、
前記複数の第1物質層それぞれは、2~6Åの厚さを有し、
前記複数の第2物質層それぞれは、モリブデン酸化物の単層(monolayer)を含むことを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ナノラミネート電極は、10~50nmの厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ナノラミネート電極は、4.95~5.05eVの仕事関数を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記ナノラミネート電極は、X線回折分析結果において30.48±0.02°で立方構造を有するインジウム酸化物の(222)面に由来する第1ピークと、35.43±0.02°でインジウム酸化物の(400)面に由来する第2ピークと、を示すことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記誘電層は、高誘電率金属酸化物を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記誘電層は、チタン酸化物(TiO

)を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ナノラミネート電極は、1nm以下の表面粗さを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記キャパシタは、1kHzで第1キャパシタンスを有し、
前記キャパシタは、1MHzで第2キャパシタンスを有し、
前記第2キャパシタンスは、前記第1キャパシタンスの50%より大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2キャパシタンスは、前記第1キャパシタンスの80%より大きいことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
キャパシタを含み、前記キャパシタは、
第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に配置される誘電層と、を含み、
前記第1電極及び前記第2電極のうち、少なくとも1つは、ナノラミネート電極を含み、
前記ナノラミネート電極は、
インジウム酸化物(In



)を含む複数の第1物質層と、
前記複数の第1物質層のうち隣接した2個の第1物質層間にそれぞれ配置され、モリブデン酸化物(MoO

)の単層からなる複数の第2物質層と、を含み、
前記ナノラミネート電極は、4.95~5.05eVの仕事関数を有することを特徴とする半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、さらに詳細には、キャパシタを含む半導体装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
半導体装置のダウンスケーリングによってDRAM装置などに使用されるキャパシタの大きさも縮小されている。キャパシタの大きさが減少することにより、漏れ電流が増加する問題があり、高誘電率の誘電物質を誘電層として使用するための研究が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、高い仕事関数を有する新規な電極物質を採用し、減少した漏れ電流を有し、かつ高周波数領域でも相対的に高いキャパシタンスを示すキャパシタを含む半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記技術的課題を達成するための例示的な実施例による半導体装置は、キャパシタを含み、前記キャパシタは、第1電極;第2電極;及び前記第1電極と前記第2電極との間に配置される誘電層;を含み、前記第1電極及び前記第2電極のうち、少なくとも1つは、ナノラミネート電極を含み、前記ナノラミネート電極は、交互に配置された複数の第1物質層と複数の第2物質層を含み、前記複数の第1物質層は、インジウム酸化物(In



)を含み、前記複数の第2物質層は、モリブデン酸化物(MoO

)を含み、前記複数の第1物質層それぞれは、2~6Åの厚さを有し、前記複数の第2物質層それぞれは、モリブデン酸化物の単層(monolayer)を含む。
【0005】
前記技術的課題を達成するための例示的な実施例による半導体装置は、キャパシタを含み、前記キャパシタは、第1電極;第2電極;及び前記第1電極と前記第2電極との間に配置される誘電層を含み、前記第1電極及び前記第2電極のうち、少なくとも1つは、ナノラミネート電極;を含み、前記ナノラミネート電極は、インジウム酸化物(In



)を含む複数の第1物質層と、前記複数の第1物質層のうち隣接した2個の第1物質層の間にそれぞれ配置され、モリブデン酸化物(MoO

)の単層からなる複数の第2物質層を含み、前記ナノラミネート電極は、4.95~5.05eVの仕事関数を有する。
【0006】
前記技術的課題を達成するための例示的な実施例による半導体装置は、基板;前記基板上に配置されるコンタクト構造物;前記コンタクト構造物上に配置され、シリンダ形状を有し、第1ナノラミネート電極を含む下部電極;前記下部電極上に配置される誘電層;前記誘電層上に配置される上部電極;を含み、前記第1ナノラミネート電極は、インジウム酸化物(In



)を含む複数の第1物質層と、前記複数の第1物質層のうち隣接した2個の第1物質層の間にそれぞれ配置され、モリブデン酸化物(MoO

)の単層からなる複数の第2物質層を含み、前記ナノラミネート電極は、4.95~5.05eVの仕事関数を有する。
【0007】
前記技術的課題を達成するための例示的な実施例による半導体装置の製造方法は、基板上に原子層積層工程によってナノラミネート電極を形成する段階を含み、前記ナノラミネート電極を形成する段階は、物質層ペアの堆積サイクルをk回繰り返す段階を含み、前記物質層ペアの堆積サイクルは、前記基板上に第1物質層堆積サイクルをm回繰り返す段階;及び前記基板上に第2物質層堆積サイクルをn回繰り返す段階;を含み、前記第1物質層堆積サイクルは、インジウム酸化物(In



)を堆積するための工程であり、前記mは、10~30の範囲であり、前記第2物質層堆積サイクルは、モリブデン酸化物(MoO

)を堆積するための工程であり、前記nは、1である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
例示的な実施例による半導体装置を示す断面図である。
図1の第1電極の断面図である。
図1の第2電極の断面図である。
例示的な実施例によるナノラミネート電極の製造方法を示すタイミング図である。
第1物質層堆積サイクルを概略的に示すフローチャートである。
第2物質層堆積サイクルを概略的に示すフローチャートである。
例示的な実施例によるナノラミネート電極のX線回折分析グラフである。
紫外線光電子分光法(Ultraviolet Photoelectron Spectroscopy, UPS)によって測定された例示的な実施例によるナノラミネート電極のバインディングエネルギーを示すグラフである。
例示的な実施例によるナノラミネート電極の比抵抗、キャリア濃度、移動度を示すグラフである。
原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscopy, AFM)を使用して測定された例示的な実施例によるナノラミネート電極の表面モルフォロジーを示すイメージである。
比較例によるキャパシタの走査電子顕微鏡(scanning electron microscopy)イメージである。
実施例によるキャパシタの走査電子顕微鏡イメージである。
比較例によるキャパシタのエネルギーバンドダイヤグラムの概略図である。
実施例によるキャパシタのエネルギーバンドダイヤグラムの概略図である。
例示的な実施例によるキャパシタの周波数に係わるキャパシタンスを示すグラフである。
例示的な実施例によるキャパシタの高周波領域でのキャパシタンスを示すグラフである。
例示的な実施例によるキャパシタの電流密度対電圧特性を示すグラフである。
例示的な実施例による半導体装置を示す断面図である。
図18のA部分の拡大図である。
例示的な実施例による半導体装置を示す断面図である。
例示的な実施例による半導体装置を示す断面図である。
例示的な実施例による半導体装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照して、本発明の技術的思想の例示的な実施例を詳細に説明する。
【0010】
図1は、例示的な実施例による半導体装置1を示す断面図である。図2は、図1の第1電極20の断面図である。図3は、図1の第2電極40の断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

三星電子株式会社
半導体装置
1日前
三星電子株式会社
半導体装置
15日前
三星電子株式会社
集積回路素子
15日前
三星電子株式会社
イメージセンサ
1日前
三星電子株式会社
イメージセンサー
15日前
三星電子株式会社
半導体装置及びその製造方法
1日前
三星電子株式会社
集積回路素子及びその製造方法
16日前
三星電子株式会社
電圧制御発振回路
1日前
日機装株式会社
半導体発光装置
1日前
日機装株式会社
半導体発光装置
1日前
日機装株式会社
半導体発光装置
1日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
3日前
個人
発電装置及びそれを用いる発電システム
15日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
住友電気工業株式会社
半導体装置の製造方法
1日前
ローム株式会社
半導体装置及び半導体回路
1日前
キオクシア株式会社
半導体装置
1日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
29日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
29日前
キオクシア株式会社
メモリデバイス
15日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置、表示装置および電子機器
1日前
日本電気株式会社
量子デバイス及び量子デバイス製造方法
1日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
29日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置及びその製造方法
2日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
3日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
3日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置およびその製造方法
2日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置、及び、半導体装置の作製方法
1日前
日本電気株式会社
複合材料、ボロメータ、及び複合材料形成方法
17日前
天合光能股フン有限公司
太陽電池および太陽電池の製造方法
1日前
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
固体撮像装置及び電子機器
2日前
住友化学株式会社
組成物及びそれを含有する発光素子
29日前
株式会社日本触媒
有機電界発光素子
1日前
株式会社アイシン
太陽電池の電子輸送層及び太陽電池の製造方法
22日前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置の製造装置
15日前
続きを見る