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公開番号
2025003054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103513
出願日
2023-06-23
発明の名称
樹脂障子および樹脂框材
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E06B
3/20 20060101AFI20241226BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】リサイクル樹脂材料を用いてコストダウンを図りつつ外観意匠を向上し得る樹脂障子および樹脂框材を提供すること。
【解決手段】樹脂障子3は、樹脂枠体2内に開閉可能に配置されるものであって、面材30と、面材30の縁部に沿って配置される樹脂框材40とを備え、樹脂框材40は、室外見付け面部46と、室内見付け面部47と、Z軸方向において室外見付け面部46および室内見付け面部47の間に配置される内周側見込み面部48と、室外見付け面部46および室内見付け面部47の間の位置であって内周側見込み面部48に対して外周側の位置に配置される外周側見込み面部49とを有する。内周側見込み面部48のうち、少なくとも面材30の縁部に対して面内方向に対向する部分はリサイクル樹脂材料で構成され、外周側見込み面部49のうち、少なくとも外部に露呈する露呈部分は未使用樹脂材料で構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
枠体内に開閉可能に配置される樹脂障子であって、
面材と、前記面材の縁部に沿って配置される樹脂框材とを備え、
前記樹脂框材は、室外見付け面部と、室内見付け面部と、見込み方向において前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間に配置される内周側見込み面部と、前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間の位置であって前記内周側見込み面部に対して外周側の位置に配置される外周側見込み面部とを有し、
前記内周側見込み面部のうち、少なくとも前記面材の縁部に対して面内方向に対向する部分はリサイクル樹脂材料で構成され、
前記外周側見込み面部のうち、少なくとも外部に露呈する露呈部分は未使用樹脂材料で構成される
ことを特徴とする樹脂障子。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の樹脂障子において、
前記樹脂框材の外部に露出する部分の全ては未使用樹脂材料で構成される
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項3】
請求項1に記載の樹脂障子において、
前記面材は、少なくとも二枚のパネル板の縁部の間にスペーサーを介在して構成され、
前記内周側見込み面部は、内周側に延出し且つ前記面材に対して見込み方向に対向する受け部を有し、
前記受け部は、前記スペーサーよりも内周側に突出しない範囲内に、リサイクル樹脂材料で形成される部分を有する
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項4】
請求項3に記載の樹脂障子において、
前記受け部は、未使用樹脂材料で構成される部分を有し、当該未使用樹脂材料で構成される部分で前記面材と接着される
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項5】
請求項1に記載の樹脂障子において、
前記室外見付け面部には、その本体層を室外側から覆う表面層が設けられる
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項6】
請求項1に記載の樹脂障子において、
前記室内見付け面部は、未使用樹脂材料で形成される
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項7】
請求項1に記載の樹脂障子において、
前記室外見付け面部および前記室内見付け面部のうち少なくとも一方は、未使用樹脂材料で構成され、または、リサイクル樹脂材料で形成される本体層および当該本体層の表面を覆う表面層とで構成される
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項8】
請求項1に記載の樹脂障子において、
前記内周側見込み面部は、前記面材の縁部に対して面内方向に対向する部分と前記外周側見込み面部とに接続され且つ当該部分と前記外周側見込み面部との間に中空部を形成する仕切り片部を有し、
前記仕切り片部は、リサイクル樹脂材料で構成される
ことを特徴とする樹脂障子。
【請求項9】
面材の縁部に沿って配置される樹脂框材であって、
室外見付け面部と、室内見付け面部と、見込み方向において前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間に配置される内周側見込み面部と、前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間の位置であって前記内周側見込み面部に対して外周側の位置に配置される外周側見込み面部とを有し、
前記内周側見込み面部のうち、少なくとも前記面材の縁部に対して面内方向に対向可能な部分はリサイクル樹脂材料で構成され、
前記外周側見込み面部のうち、少なくとも外部に露呈する露呈部分は未使用樹脂材料で構成される
ことを特徴とする樹脂框材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リサイクル樹脂材料を含む樹脂窓などの建具における樹脂障子および樹脂框材に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂サッシに用いられる樹脂建材として、リサイクル樹脂材料からなる基材に未使用樹脂材料からなる表面層を形成してなる樹脂枠材や樹脂框材が知られており、リサイクル樹脂材料を基材に用いることでコストダウンを図ることが知られている(特許文献1参照)。樹脂框材では、その室内側面(室内見付け面)や室外側面(室外見付け面)に未使用樹脂材料からなる表面層が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-101084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の樹脂框材においては、例えば、戸先框などの樹脂框材に外周側溝部、すなわち、樹脂枠材と対向する外周側見込み面を構成する部分に表面材は設けられていない。ここで、リサイクル樹脂材料で構成される部分は、意図せずに未使用樹脂材料で構成される部分とは異なる色合いとなることが多いので外部に露呈させたくない部分であるが、特許文献1に記載の樹脂框材では、樹脂サッシの開口開放時などにはリサイクル樹脂材料で構成される当該外周側見込み面部が外部に露呈してしまい、外観意匠が低下する虞がある。
【0005】
本発明の目的は、リサイクル樹脂材料を用いてコストダウンを図りつつ外観意匠を向上し得る樹脂障子および樹脂框材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の樹脂障子は、枠体内に開閉可能に配置される樹脂障子であって、面材と、前記面材の縁部に沿って配置される樹脂框材とを備え、前記樹脂框材は、室外見付け面部と、室内見付け面部と、見込み方向において前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間に配置される内周側見込み面部と、前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間の位置であって前記内周側見込み面部に対して外周側の位置に配置される外周側見込み面部とを有し、前記内周側見込み面部のうち、少なくとも前記面材の縁部に対して面内方向に対向する部分はリサイクル樹脂材料で構成され、前記外周側見込み面部のうち、少なくとも外部に露呈する露呈部分は未使用樹脂材料で構成されることを特徴とする。
本発明の樹脂框材は、面材の縁部に沿って配置される樹脂框材であって、室外見付け面部と、室内見付け面部と、見込み方向において前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間に配置される内周側見込み面部と、前記室外見付け面部および前記室内見付け面部の間の位置であって前記内周側見込み面部に対して外周側の位置に配置される外周側見込み面部とを有し、前記内周側見込み面部のうち、少なくとも前記面材の縁部に対して面内方向に対向可能な部分はリサイクル樹脂材料で構成され、前記外周側見込み面部のうち、少なくとも外部に露呈する露呈部分は未使用樹脂材料で構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、リサイクル樹脂材料を用いてコストダウンを図りつつ外観意匠を向上し得る樹脂障子および樹脂框材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る樹脂障子を備える縦すべり出し窓を示す縦断面図。
図1に示す縦すべり出し窓を示す横断面図。
図1に示す縦すべり出し窓の要部を示す拡大縦断面図。
前記実施形態に係る樹脂障子における樹脂框材の第1変形例を示す拡大縦断面図。
前記実施形態に係る樹脂障子における樹脂框材の第2変形例を示す拡大縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2において、本実施形態に係る樹脂障子を備える建具としての縦すべり出し窓1は、建物躯体の開口部に設置される枠体としての樹脂枠体2と、樹脂枠体2内において面外方向に開閉可能に配置される樹脂障子3とを備えており、樹脂障子3に設けられたハンドル91の操作によって樹脂枠体2および樹脂障子3に構成されたラッチ機構90を作動させて開口開放可能状態とし、また開口閉鎖維持状態とする。
以下の説明において、縦すべり出し窓1の左右方向をX軸方向とし、縦すべり出し窓1の上下方向をY軸方向とし、縦すべり出し窓1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。X,Y軸方向は縦すべり出し窓1の面内方向に沿っており、Z軸方向は縦すべり出し窓1の面外方向に沿っている。
【0010】
樹脂枠体2は、枠材である上枠21、下枠22および左右の縦枠23を枠組みして構成されている。上枠21、下枠22および左右の縦枠23は、合成樹脂製の共通の押出形材で中空枠状にそれぞれ形成されており、それぞれの室外部分、室内部分に表面層が設けられており、本実施形態では、室外部分にはアクリル積層8が表面層として設けられ、室内部分にはPVC(ポリ塩化ビニル)積層8Bが表面層として設けられている。上枠21、下枠22および左右の縦枠23の本体部分は未使用樹脂材料で構成されているが、外部に露出しない部分はリサイクル樹脂材料で構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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