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公開番号
2025002858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103231
出願日
2023-06-23
発明の名称
表示装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G02F
1/1347 20060101AFI20241226BHJP(光学)
要約
【課題】 高分子分散型液晶層を低電圧化させ、かつ、散乱輝度の低下を抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 表示装置は、第1表示パネルと、第2表示パネルと、第1光源と、を備え、前記第1表示パネル及び前記第2表示パネルは、接して配置され、前記第1高分子分散液晶層は、前記第1配向膜及び前記第2配向膜の間に設けられ、前記第2高分子分散液晶層は、前記第3配向膜及び前記第4配向膜の間に設けられ、前記第1配向膜及び前記第2配向膜の間の第1厚さ、及び、前記第3配向膜及び前記第4配向膜の間の第2厚さは、それぞれ、2μm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1基板と、第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板間に設けられる第1高分子分散液晶層と、を有する、第1表示パネルと、
第3基板と、第4基板と、前記第3基板及び前記第4基板間に設けられる第2高分子分散液晶層と、を有する第2表示パネルと、
前記第1表示パネルの端部に設けられた、第1光源と、
を備え、
前記第1基板は、
複数の第1信号線と、
複数の第1走査線と、
前記複数の第1信号線及び前記複数の第1走査線で区画された、複数の第1画素と、
前記複数の第1画素に設けられた、複数の第1スイッチング素子と、
第1配向膜と、
を備え、
前記第2基板は、前記第1配向膜に対向する、第2配向膜と、を備え、
前記第3基板は、
複数の第2信号線と、
複数の第2走査線と、
前記複数の第2信号線及び前記複数の第2走査線で区画された、複数の第2画素と、
前記複数の第2画素に設けられた、複数の第2スイッチング素子と、
第3配向膜と、
を備え、
前記第4基板は、前記第3配向膜に対向する、第4配向膜と、を備え、
前記第1表示パネル及び前記第2表示パネルは、接して配置され、
前記第1高分子分散液晶層は、前記第1配向膜及び前記第2配向膜の間に設けられ、
前記第2高分子分散液晶層は、前記第3配向膜及び前記第4配向膜の間に設けられ、
前記第1配向膜及び前記第2配向膜の間の距離を、第1厚さとし、
前記第3配向膜及び前記第4配向膜の間の距離を、第2厚さとし、
前記第1厚さ及び前記第2厚さは、それぞれ、2μm以下である、表示装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第2基板に接して、第1導光板が設けられ、
前記第4基板に接して、第2導光板が設けられる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2表示パネルの端部に設けられた、第2光源を、さらに備え、
前記第1光源は、前記第1導光板の端部に対向して設けられ、
前記第2光源は、前記第2導光板の端部に対向して設けられ、
前記第1光源からの光は、前記第1導光板の端部に入射し、
前記第2光源からの光は、前記第2導光板の端部に入射する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1光源からの光が前記第1表示パネルに入射する方向と、前記第2光源からの光が前記第2表示パネルに入射する方向は、互いに逆方向である、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1光源からの光が前記第1表示パネルに入射する方向と、前記第2光源からの光が前記第2表示パネルに入射する方向は、同じ方向である、請求項3に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1基板及び前記第3基板は、接して設けられる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1導光板及び前記第3基板は、接して設けられる、請求項2に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1基板は、前記第1スイッチング素子に重畳する第1有機絶縁層を備え、
前記第3基板は、前記第2スイッチング素子に重畳する第2有機絶縁層を備え、
前記複数の第1画素は、前記複数の第1信号線及び前記複数の第1走査線に重畳するように前記第1有機絶縁層が設けられる第1領域と、前記複数の第1画素の内側において前記第1有機絶縁層が設けられない第2領域と、を有し、
前記複数の第2画素は、前記複数の第2信号線及び前記複数の第2走査線に重畳するように前記第2有機絶縁層が設けられる第3領域と、前記複数の第2画素の内側において前記第2有機絶縁層が設けられない第4領域と、を有し、
前記第1厚さは、前記第2領域における前記第1高分子分散液晶層の厚みであり、
前記第2厚さは、前記第4領域における前記第2高分子分散液晶層の厚みである、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、入射光を散乱する散乱状態と入射光を透過する透過状態とを切り替え可能な高分子分散液晶を用いた表示装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6654014号公報
特開2020-091389号公報
特開2020-086089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態は、高分子分散型液晶層を低電圧化させ、かつ、散乱輝度の低下を抑制することが可能な表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る表示装置は、
第1基板と、第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板間に設けられる第1高分子分散液晶層と、を有する、第1表示パネルと、
第3基板と、第4基板と、前記第3基板及び前記第4基板間に設けられる第2高分子分散液晶層と、を有する第2表示パネルと、
前記第1表示パネルの端部に設けられた、第1光源と、
を備え、
前記第1基板は、
複数の第1信号線と、
複数の第1走査線と、
前記複数の第1信号線及び前記複数の第1走査線で区画された、複数の第1画素と、
前記複数の第1画素に設けられた、複数の第1スイッチング素子と、
第1配向膜と、
を備え、
前記第2基板は、前記第1配向膜に対向する、第2配向膜と、を備え、
前記第3基板は、
複数の第2信号線と、
複数の第2走査線と、
前記複数の第2信号線及び前記複数の第2走査線で区画された、複数の第2画素と、
前記複数の第2画素に設けられた、複数の第2スイッチング素子と、
第3配向膜と、
を備え、
前記第4基板は、前記第3配向膜に対向する、第4配向膜と、を備え、
前記第1表示パネル及び前記第2表示パネルは、接して配置され、
前記第1高分子分散液晶層は、前記第1配向膜及び前記第2配向膜の間に設けられ、
前記第2高分子分散液晶層は、前記第3配向膜及び前記第4配向膜の間に設けられ、
前記第1配向膜及び前記第2配向膜の間の距離を、第1厚さとし、
前記第3配向膜及び前記第4配向膜の間の距離を、第2厚さとし、
前記第1厚さ及び前記第2厚さは、それぞれ、2μm以下である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、2枚の表示パネルを備える表示装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。
図2は、表示装置の概略的な構成の一例を示す断面図である。
図3は、表示装置の概略的な構成の一例を示す断面図である。
図4は、表示装置の概略的な構成の一例を示す断面図である。
図5は、表示装置の概略的な構成の一例を示す断面図である。
図6は、基板における画素の構成を示す平面図である。
図7は、図6に示すスイッチング素子の一例を示す拡大平面図である。
図8は、図7に示す表示パネルの線A1-A2に沿う断面図である。
図9は、液晶層の厚さに対して、印加される電圧及び散乱輝度の関係を示す図である。
図10は、図9に示す点線で囲まれた箇所の拡大図である。
図11は、液晶層の厚さに対する、しきい値電圧の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
本明細書で述べる実施形態は、一般的なものでなく、本発明の同一又は対応する特別な技術的特徴について説明する実施形態である。以下、図面を参照しながら一実施形態に係る表示装置について詳細に説明する。
【0009】
本実施形態においては、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第3方向Zの矢印の先端に向かう方向を上又は上方と定義し、第3方向Zの矢印の先端に向かう方向とは反対側の方向を下又は下方と定義する。なお第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zを、それぞれ、X方向、Y方向、及び、Z方向と呼ぶこともある。
【0010】
また、「第1部材の上方の第2部材」及び「第1部材の下方の第2部材」とした場合、第2部材は、第1部材に接していてもよく、又は第1部材から離れて位置していてもよい。後者の場合、第1部材と第2部材との間に、第3の部材が介在していてもよい。一方、「第1部材の上の第2部材」及び「第1部材の下の第2部材」とした場合、第2部材は第1部材に接している。
(【0011】以降は省略されています)
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