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公開番号
2025002400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102564
出願日
2023-06-22
発明の名称
コート部品およびコート部品の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
B05D
3/06 20060101AFI20241226BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】電子部品の耐熱性によることなくコーティングされたコート部品を製造する方法を提供する。
【解決手段】電子部品にコーティングを施したコート部品を製造する方法であって、シロキサンを含有する部材を備えた電子部品に対して、部材を覆うようにポリオレフィンを含有するコート剤を塗布する工程、およびコート剤を塗布した電子部品に特定波長の光を照射することによって、シロキサンとポリオレフィンとを酸素を介して化学的に結合させる工程、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電子部品にコーティングを施したコート部品を製造する方法であって、
シロキサンを含有する部材を備えた電子部品に対して、前記部材を覆うようにポリオレフィンを含有するコート剤を塗布する工程、および
前記コート剤を塗布した前記電子部品に特定波長の光を照射することによって、前記シロキサンと前記ポリオレフィンとを酸素を介して化学的に結合させる工程、を含む、コート部品の製造方法。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記電子部品は、前記部材として前記シロキサンを含有する蛍光体を含む樹脂でチップを封止したLEDである、請求項1に記載のコート部品の製造方法。
【請求項3】
前記光源が発生する前記特定波長の光は、波長が380nm以下の非可視光である、請求項1または2に記載のコート部品の製造方法。
【請求項4】
前記コート剤は前記シロキサンを含まない、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコート部品の製造方法。
【請求項5】
電子部品にコーティングを施したコート部品であって、
前記電子部品が備えるシロキサンを含有する部材の前記シロキサンと、前記部材を覆うように塗布されたポリオレフィンを含有するコート剤の前記ポリオレフィンとが、酸素を介して化学的に結合している、コート部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品にコーティングを施したコート部品およびそのコート部品を製造する方法などに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、含硫黄ガス透過性の低い硬化性コーティングを施したコート部品の製造方法が、開示されている。この特許文献1に記載された製造方法では、まず、ポリオレフィンとシロキサンとを含む組成物を電子部品に塗布する。次に、組成物を塗布した後の電子部品を加熱することで、組成物を硬化反応させる。この硬化反応によって生成された反応生成物が電子部品の保護被膜となって、電子部品がコーティングされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-082429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された製造方法では、ポリオレフィンとシロキサンとを含む組成物から反応生成物を生成する(コーティングとして付着させる)ためには、組成物を加熱する(焼き付け)工程が必要となる。このため、この製造方法では、電子部品の耐熱性によってはコーティングを施すことができないことがある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、電子部品の耐熱性によることなく、コーティングされたコート部品を製造する方法、およびそのコート部品を、提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、電子部品にコーティングを施したコート部品を製造する方法であって、シロキサンを含有する部材を備えた電子部品に対して、部材を覆うようにポリオレフィンを含有するコート剤を塗布する工程、およびコート剤を塗布した電子部品に向けて特定波長の光を照射することによって、シロキサンとポリオレフィンとを酸素を介して化学的に結合させる工程、を含む、コート部品の製造方法である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電子部品の部材が含有するシロキサンとコート剤が含有するポリオレフィンとを酸素を介して化学的に結合させることによって、電子部品の耐熱性にかかわらず、コーティングされたコート部品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係るコート部品の製造方法の工程を説明するフローチャート
コート部品の製造方法のイメージ図
コート部品となった電子部品(LED)の断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示によるコート部品の製造方法は、電子部品の部材に元々含まれているシロキサンと、電子部品に塗布したポリオレフィンを含有するコート剤とを、酸素を介して化学的に結合させる。これにより、シロキサンを含有しないコート剤を用いて、電子部品をコーティングすることができる。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、本開示の一実施形態に係るコート部品の製造方法の工程を説明するフローチャートである。図2は、図1に示した各工程における電子部品などの状態を説明するイメージ図である。
(【0011】以降は省略されています)
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