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公開番号2025001787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101462
出願日2023-06-21
発明の名称墜落防止用器具の取付装置
出願人山九株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A62B 35/00 20060101AFI20241226BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】コンテナの扉に着脱可能な墜落防止用器具の取付装置を提供する。
【解決手段】本発明の墜落防止用器具の取付装置は、コンテナの扉を構成するロックバーに対して着脱自在に設置される。コンテナのロックバー固定部材を挟むように上下に離間して配置される2つの把持部と、2つの把持部を連結する連結ブラケットと、連結ブラケットを介して2つの把持部それぞれに固定され、墜落防止用器具の係止フックが取り付けられるフック係止部とを備える。把持部は、本体ブラケットと、本体ブラケットの開口に対して進退し、本体ブラケットに回動可能に設けられる可動部材と、可動部材をロック状態にするストッパー機構とを有する。2つの把持部の各ストッパーレバーが互いに連結されて同時に操作可能であるとともに、2つの把持部の一方のストッパーレバーに、可動部材のロック状態を解除する操作を阻止するロック機構が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンテナの扉を構成するロックバーに対して着脱自在に設置される墜落防止用器具の取付装置であって、
ロックバーを把持するとともに、ロックバーを扉に固定するためのロックバー固定部材を挟むように上下に離間して配置される2つの把持部と、
前記2つの把持部を連結する連結ブラケットと、
前記連結ブラケットを介して前記2つの把持部それぞれに固定され、墜落防止用器具の係止フックが取り付けられるフック係止部と、を備え、
前記把持部は、
ロックバーに向かって開口する本体ブラケットと、
前記本体ブラケットの開口に対して進退し、前記本体ブラケットに回動可能に設けられる可動部材と、
前記可動部材の回動経路において、前記可動部材の回動を許容するアンロック位置と、前記可動部材の回動を阻止するロック位置とに移動するストッパー部と、前記ストッパー部をロック位置からアンロック位置に操作するためのストッパーレバーと、を備え、前記本体ブラケット内にロックバーが収容され、前記本体ブラケットの開口を覆うように前記可動部材が位置して前記ロックバーを把持した状態において、前記可動部材をロック状態にするストッパー機構と、を有し、
前記2つの把持部の各ストッパーレバーが互いに連結され、前記2つの把持部の各ストッパー機構が同時に操作可能であるとともに、
前記2つの把持部の一方の前記ストッパーレバーに、前記可動部材のロック状態を解除する操作を阻止するロック機構が設けられていることを特徴とする墜落防止用器具の取付装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記ロック機構は、前記ストッパーレバーに軸支され、回転可能なロック部材と、前記ロック部材を付勢する付勢部材と、を備え、
前記ロック部材は、前記本体ブラケットに形成された段差部に向かって延び、前記段差部の段差面と対向して配置されるロック部と、前記ロック部を回転させ、前記ロック部が前記段差面と対向した状態から離脱させる回転操作部と、を有し、
前記ロック部は、前記可動部材のロック状態を解除する前記ストッパーレバーの操作に伴う当該ストッパーレバーの移動に対して前記段差面と接触し、前記ストッパーレバーの移動を阻止するとともに、
前記付勢部材は、前記可動部材がロック状態にあるときの前記ストッパーレバーに対し、前記ロック部が前記段差部と対向する位置になるように付勢することを特徴とする請求項1に記載の墜落防止用器具の取付装置。
【請求項3】
前記ロック部は、前記ロック部材が軸支される回転中心から前記段差部に向かって長尺状に形成され、前記回転操作部は、前記回転中心に近い位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の墜落防止用器具の取付装置。
【請求項4】
前記本体ブラケットは、開口側の端部においてコンテナの扉に面して配置される当接部材を備え、
上下方向に延設されるロックバーを前記2つの把持部が把持した状態において、前記当接部材がコンテナの扉に当接することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の墜落防止用器具の取付装置。
【請求項5】
前記連結ブラケットに固定され、前記連結ブラケットの上端から下端に向かって延び、左右の端部が折り曲げられた補強部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の墜落防止用器具の取付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高所作業等において作業員が装着する墜落防止用器具を取り付ける取付装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
高所作業は、墜落防止用器具を着用して作業を行う(労働安全衛生規則等)。墜落防止用器具を着用した作業者は、取付設備に墜落防止用器具のフックを連結する。取付設備とは、墜落防止用器具を安全に取り付けるための設備等のことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3234898号
特許第5437413号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
取付設備は、親綱や足場などが知られているが、当該取付設備は、墜落等を制止するため、所定の荷重(墜落時の衝撃荷重)に耐える強度が必要となる一方で、作業環境によっては、取付設備が設置し難い、又は設置されていない場所もある。
【0005】
例えば、特許文献1に記載のように、船舶でコンテナを輸送する場合、多くのコンテナが船の甲板上又はハッチカバー上に積み上げられている。船の甲板上などの限られたスペースには、墜落防止用器具を取り付けるための取付設備が設置されてないことがある。そこで、特許文献1は、コンテナに設けられた隅金具のジョイント孔を利用した、当該ジョイント孔に取付け取外し可能なコンテナラッシング作業時墜落防止用治具10を提案している。
【0006】
特許文献1は、コンテナが積み上げられる船の甲板上などの限られたスペースにおいて、コンテナを利用して墜落防止用器具を安全に取り付けることができ、コンテナラッシング作業の安全性を確保しつつ、作業効率を向上させることができる。
【0007】
そして、墜落防止用器具を安全に取り付ける場所としてコンテナを利用する観点において、コンテナの扉は、墜落防止用器具を取り付け可能な場所でもある。
【0008】
そこで、本発明は、コンテナの扉に着脱可能な墜落防止用器具の取付装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明の墜落防止用器具の取付装置は、コンテナの扉を構成するロックバーに対して着脱自在に設置される。本取付装置は、ロックバーを把持するとともに、ロックバーを扉に固定するためのロックバー固定部材を挟むように上下に離間して配置される2つの把持部と、2つの把持部を連結する連結ブラケットと、連結ブラケットを介して2つの把持部それぞれに固定され、墜落防止用器具の係止フックが取り付けられるフック係止部と、を備える。
【0010】
把持部は、ロックバーに向かって開口する本体ブラケットと、本体ブラケットの開口に対して進退し、本体ブラケットに回動可能に設けられる可動部材と、可動部材の回動経路において、可動部材の回動を許容するアンロック位置と、可動部材の回動を阻止するロック位置とに移動するストッパー部と、ストッパー部をロック位置からアンロック位置に操作するためのストッパーレバーとを備えるストッパー機構と、を有する。ストッパー機構は、本体ブラケット内にロックバーが収容され、本体ブラケットの開口を覆うように可動部材が位置してロックバーを把持した状態において、可動部材をロック状態にする。
(【0011】以降は省略されています)

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