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公開番号2024180000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099397
出願日2023-06-16
発明の名称ブラケット補強構造
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 1/18 20060101AFI20241219BHJP(建築物)
要約【課題】容易にブラケットの剛性を向上させる。
【解決手段】ブラケット12と、補強板13と、を備えている。ブラケット12は、軸線Laに沿って屈曲し、一方の板部21及び他方の板部22によってL字状に形成されている。補強板13は、軸線方向から見て両端に形成されたクリップ片31が板部21及び板部22の先端に嵌まり合うことでブラケット12を補強する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸線に沿って屈曲し、一方の板部及び他方の板部によってL字状に形成されたブラケットと、
軸線方向から見て両端に形成されたクリップ片が前記板部の先端に嵌まり合うことで前記ブラケットを補強する補強板と、を備えることを特徴とするブラケット補強構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記補強板は、軸線方向にスライドさせて前記ブラケットに嵌め合わされることを特徴とする請求項1に記載のブラケット補強構造。
【請求項3】
前記クリップ片は、
前記板部の内周面に接触する内周片と、
前記板部の外周面に接触する外周片と、を備え、
二つの前記内周片及び双方の間に設けられた一つの前記外周片が軸線方向に沿って形成されている、又は二つの前記外周片及び双方の間に設けられた一つの前記内周片が軸線方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット補強構造。
【請求項4】
前記板部には、凹部及び凸部の一方が形成され、
前記クリップ片には、前記凹部及び前記凸部の一方に嵌まり合う他方が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット補強構造。
【請求項5】
前記クリップ片は、
前記板部の内周面に接触する内周片と、
前記板部の外周面に接触する外周片と、を備え、
二つの前記内周片及び双方の間に設けられた一つの前記外周片が軸線方向に沿って形成されている、又は二つの前記外周片及び双方の間に設けられた一つの前記内周片が軸線方向に沿って形成され、
互いに嵌まり合い軸線方向に沿って複数ある前記凹部及び前記凸部の各対は、軸線方向と直交する方向の位置が異なっていることを特徴とする請求項4に記載のブラケット補強構造。
【請求項6】
前記凹部及び前記凸部の他方は、前記内周片及び前記外周片の一方にだけ形成されていることを特徴とする請求項5に記載のブラケット補強構造。
【請求項7】
前記板部の前記凹部は、厚さ方向に貫通し、
前記内周片の前記凸部又は前記外周片の前記凸部は、前記凹部に嵌まり合うように先端を鉤状に曲げて形成されていることを特徴とする請求項5に記載のブラケット補強構造。
【請求項8】
前記補強板は、軸線方向から見て直線形状であることを特徴とする請求項1に記載のブラケット補強構造。
【請求項9】
前記補強板は、軸線方向から見て湾曲形状であることを特徴とする請求項1に記載のブラケット補強構造。
【請求項10】
前記補強板は、ばね鋼材によって成形されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット補強構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラケット補強構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一枚の鋼板を直角に折り曲げ、当接面及び受面によって断面形状がL字状となる支持ブラケットについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-115565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
断面形状がL字状のブラケットは、剛性を向上させるために厚さを大きくすると、板金加工が困難になる。
本発明の目的は、容易にブラケットの剛性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るブラケット補強構造は、ブラケットと、補強板と、を備える。ブラケットは、軸線に沿って屈曲し、一方の板部及び他方の板部によってL字状に形成されている。補強板は、軸線方向から見て両端に形成されたクリップ片が板部の先端に嵌まり合うことでブラケットを補強する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、補強板によってブラケットを補強することができるので、容易にブラケットの剛性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ブラケット補強構造を示す図である。
ブラケットを示す図である。
補強板を示す図である。
ブラケット補強構造の取付けを示す図である。
比較例を示す図である。
凸部の変形例を示す図である。
補強板の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
《実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、軸線方向、x方向、及びy方向とする。x方向及びy方向は、夫々、軸線Laに近い側を内側とし、軸線Laから遠い側を外側とする。
図1は、ブラケット補強構造11を示す図である。
図中の(a)は、ブラケット補強構造11を、軸線方向の一方、x方向の内側、y方向の内側から見た状態を示している。図中の(b)は、ブラケット補強構造11を、軸線方向の一方、x方向の外側、及びy方向の外側から見た状態を示している。図中の(c)は、ブラケット補強構造11を、軸線方向の一方から見た状態を示している。ブラケット補強構造11は、ブラケット12と、補強板13と、を備えている。
【0010】
図2は、ブラケット12を示す図である。
図中の(a)は、ブラケット12を、軸線方向の一方、x方向の外側、及びy方向の外側から見た状態を示している。図中の(b)は、ブラケット12を、軸線方向の一方から見た状態を示している。図中の(c)は、ブラケット12を、y方向の外側から見た状態を示している。ブラケット12は、プレス加工された鋼板であり、軸線Laに沿って直角に屈曲し、一方の板部21及び他方の板部22によってL字状に形成され、一般にアングルブラケットやアングルピースと呼ばれている。一方の板部21は、軸線方向及びx方向に沿った平板であり、y方向から見て軸線方向を長手方向としx方向を短手方向とした長方形である。他方の板部22は、軸線方向及びy方向に沿った平板であり、x方向から見て軸線方向を長手方向としy方向を短手方向とした長方形である。
(【0011】以降は省略されています)

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