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公開番号2024179607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098589
出願日2023-06-15
発明の名称塗布具、及び、塗布具の使用方法
出願人テイボー株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類B43K 27/08 20060101AFI20241219BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】2つの軸筒を連結した状態であっても、連結せずに各軸筒単体の状態であっても使用可能であり、また、連結時に2つの軸筒の連結角度が一定程度ずれても連結可能な塗布具を提供することを課題とする。
【解決手段】第1の軸筒及び第2の軸筒を備え、前記第1の軸筒は、第1の筆先連結部と、該第1の筆先連結部とは反対側に第1の軸筒連結部を有し、前記第2の軸筒は、第2の筆先連結部と、該第2の筆先連結部とは反対側に第2の軸筒連結部を有し、前記第1の軸筒連結部は、第1の外側連結片と第1の内側連結片を有し、前記第2の軸筒連結部は、第2の外側連結片と第2の内側連結片を有し、前記第1の外側連結片の端部と前記第2の外側連結片の端部を互いに沿わせて接触させるように係合可能であることを特徴とする塗布具を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の軸筒及び第2の軸筒を備える塗布具であって、
前記第1の軸筒は、第1の筆先連結部と、該第1の筆先連結部とは反対側に第1の軸筒連結部を有し、
前記第2の軸筒は、第2の筆先連結部と、該第2の筆先連結部とは反対側に第2の軸筒連結部を有し、
前記第1の軸筒連結部は、第1の外側連結片と第1の内側連結片を有し、前記第1の内側連結片は前記第1の外側連結片の内側に位置し、
前記第2の軸筒連結部は、第2の外側連結片と第2の内側連結片を有し、前記第2の内側連結片は前記第2の外側連結片の内側に位置し、
前記第1の軸筒連結部の横断面において、前記第1の外側連結片は円弧状であり、前記第1の内側連結片は円弧状であり、
前記第2の軸筒連結部の横断面において、前記第2の外側連結片は円弧状であり、前記第2の内側連結片は円弧状であり、
前記第1の軸筒連結部のうち前記第1の外側連結片の軸方向の長さが最も短い部分と軸方向の長さが最も長い部分を通るように切った縦断面において、前記第1の外側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、
前記第2の軸筒連結部のうち前記第2の外側連結片の軸方向の長さが最も短い部分と軸方向の長さが最も長い部分を通るように切った縦断面において、前記第2の外側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、
前記第1の軸筒連結部の前記縦断面において、前記第1の内側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、
前記第2の軸筒連結部の前記縦断面において、前記第2の内側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、
前記第1の軸筒連結部の前記縦断面において、前記第1の外側連結片の端部のS字曲線と、前記第1の内側連結片の端部のS字曲線は、前記第1の軸筒連結部の軸芯に対して略線対称であり、
前記第1の軸筒連結部と前記第2の軸筒連結部は同じ形状であり、前記第1の外側連結片の端部と前記第2の外側連結片の端部を互いに沿わせて接触させるように係合可能な、塗布具。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第1の外側連結片の端部と前記第2の外側連結片の端部が係合する場合、
前記第1の内側連結片のS字曲線形状の端部の一部又は全部と、前記第2の内側連結片のS字曲線形状の端部の一部又は全部を互いに沿わせて接触可能な、請求項1に記載の塗布具。
【請求項3】
前記第1の軸筒連結部の長さは、5mm以上である、請求項1に記載の塗布具。
【請求項4】
前記第1の軸筒のうち前記第1の筆先連結部を除いた長さは、40mm以上であり、
前記第2の軸筒のうち前記第2の筆先連結部を除いた長さは、40mm以上である、請求項1に記載の塗布具。
【請求項5】
前記第1の外側連結片の内面に、直線凸部を軸方向に設け、
前記第1の内側連結片の外表面に、前記直線凸部に噛み合わせ可能な直線凹部が軸方向に設けられる、請求項1に記載の塗布具。
【請求項6】
前記第1の外側連結片の内面に、環状凹部を周方向に設け、
前記第1の内側連結片の外表面に、前記環状凹部に噛み合わせ可能な環状凸部が周方向に設けられる、請求項1に記載の塗布具。
【請求項7】
前記第1の軸筒は一体的に成形され、前記第2の軸筒は一体的に形成される、請求項1に記載の塗布具。
【請求項8】
請求項1に記載の塗布具の使用方法であって、
前記第1の外側連結片と前記第2の外側連結片を係合させることにより、前記第1の軸筒及び前記第2の軸筒を連結した状態で使用する工程、又は、
前記第1の外側連結片と前記第2の外側連結片を脱離させることにより、前記第1の軸筒又は前記第2の軸筒を別々にして使用する工程、を含む、塗布具の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧用具や筆記具等の塗布具、及び、該塗布具の使用方法に関する。特に、2つの軸筒を連結した状態でも、該2つの軸筒を切り離して単体とした状態でも塗布可能な塗布具に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
化粧用具や筆記具等の分野では、塗布具1本で複数の化粧料やインクを別々に塗布可能な、様々なタイプの塗布具が開発されてきている。なかでも、軸筒の両端に2つの筆先を設け、仕切られた軸筒内部それぞれに異なる種類の化粧料やインクを貯留し、使用時に軸筒の上下をひっくり返して把持部分を変更することで、2種類(特に色違い)の化粧料やインクを塗布可能な塗布具が知られている。
【0003】
しかしながら、2種類の化粧料やインクを同時に使い切るように使用されることは稀であり、一方の化粧料やインクが先になくなり、他方の化粧料やインクが残ったまま廃棄されることも少なくないという課題があった。また、2種類の化粧料やインクが既に製品として組み込まれている場合、使用者の気に入った組み合わせの化粧料やインクに詰め替えることはできないという課題もあった。
【0004】
そこで、2つの筆先を2つの軸筒に別々に設けて、2つの軸筒を連結する方法も開発されている。
特許文献1には、2本のマーカー等の筆記具を連結するための尾栓の連結機構が開示されている。該連結機構は尾栓の基端側に装着部を形成するものであり、該装着部の先端側は周方向の断面を放射状に四等分した対向する扇形筒状の接続部を対峙させて長手方向に延設したものである。
しかしながら、特許文献1の連結機構は、軸筒(インク等が貯留された容器)とは別に、連結機構を設けた尾栓が必要となり、部品点数が多くなるという問題があった。また、連結する際に少しでも角度がずれると連結できないという問題があった。さらに、2つの軸筒を連結して使用することを想定しており、軸筒を単体で使用した場合に、尾栓部分の意匠性に劣るという問題があった。
【0005】
特許文献2には、一対のペンを同一軸線上で背中合わせ状に連結することができるペンが開示されている。該連結部は、円弧状の外側連結片が2つ、該外側連結片の内側に内側連結片が2つ設けられる構造である。また、2つの外側連結片及び2つの内側連結片は同じ長さであり、連結部の端部において面一となっている。
このため、連結する際に少しでも角度がずれると連結できないという問題があった。また、外側連結片及び内側連結片の長さが一定以上に長いと、一対のペンの嵌合力は強いが、取り外しにくく、折れやすいという課題があった。逆に、外側連結片及び内側連結片の長さが一定以下であると、一対のペンの嵌合力が弱く、使用時や携帯時に連結が解除されやすいという問題があった。
【0006】
特許文献3には、軸筒の両側にペン先を備えた直液タイプの両頭式筆記具及び両頭式筆記具用の筆記体が開示されている。連結部材は、一対の外側円弧状連結片と、一対の内側円弧状連結片とからなる構造である。また、軸筒の縦断面において、外側円弧状連結片の端部は同じ長さで切断された構造であり、内側円弧状連結片の端部も同じ長さで切断された構造である。このため、連結する際に少しでも角度がずれると連結できないという問題があった、また、筒状の内周面と外周面で嵌合するため、嵌合面積が大きく、高い寸法精度での製造が要求されるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3084849号公報
特開2003-127589号公報
特開2005-178050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、2つの軸筒を連結した状態であっても、連結せずに各軸筒単体の状態であっても使用可能であり、また、連結時に2つの軸筒の連結角度が一定程度ずれても連結可能な塗布具を提供することを課題とする。
さらに、各軸筒単体で使用した場合でも、軸筒連結部の意匠性が高い塗布具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の塗布具は、第1の軸筒及び第2の軸筒を備える塗布具であって、前記第1の軸筒は、第1の筆先連結部と、該第1の筆先連結部とは反対側に第1の軸筒連結部を有し、前記第2の軸筒は、第2の筆先連結部と、該第2の筆先連結部とは反対側に第2の軸筒連結部を有し、前記第1の軸筒連結部は、第1の外側連結片と第1の内側連結片を有し、前記第1の内側連結片は前記第1の外側連結片の内側に位置し、前記第2の軸筒連結部は、第2の外側連結片と第2の内側連結片を有し、前記第2の内側連結片は前記第2の外側連結片の内側に位置し、前記第1の軸筒連結部の横断面において、前記第1の外側連結片は円弧状であり、前記第1の内側連結片は円弧状であり、前記第2の軸筒連結部の横断面において、前記第2の外側連結片は円弧状であり、前記第2の内側連結片は円弧状であり、前記第1の軸筒連結部のうち前記第1の外側連結片の軸方向の長さが最も短い部分と軸方向の長さが最も長い部分を通るように切った縦断面において、前記第1の外側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、前記第2の軸筒連結部のうち前記第2の外側連結片の軸方向の長さが最も短い部分と軸方向の長さが最も長い部分を通るように切った縦断面において、前記第2の外側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、前記第1の軸筒連結部の前記縦断面において、前記第1の内側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、前記第2の軸筒連結部の前記縦断面において、前記第2の内側連結片の端部は、S字曲線の形状であり、前記第1の軸筒連結部の前記縦断面において、前記第1の外側連結片の端部のS字曲線と、前記第1の内側連結片の端部のS字曲線は、前記第1の軸筒連結部の軸芯に対して略線対称であり、前記第1の軸筒連結部と前記第2の軸筒連結部は同じ形状であり、前記第1の外側連結片の端部と前記第2の外側連結片の端部を互いに沿わせて接触させるように係合可能であることを特徴とする。
【0010】
前記第1の外側連結片の端部と前記第2の外側連結片の端部が係合する場合、前記第1の内側連結片のS字曲線形状の端部の一部又は全部と、前記第2の内側連結片のS字曲線形状の端部の一部又は全部を互いに沿わせて接触可能であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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