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公開番号2024179603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098584
出願日2023-06-15
発明の名称液晶表示装置
出願人シャープディスプレイテクノロジー株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類G02F 1/133 20060101AFI20241219BHJP(光学)
要約【課題】プライバシーモードとパブリックモードとを切り替えることができ、かつ、プライバシーモードとパブリックモードとで、液晶パネルの輝度と色味の変化が抑制された液晶表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、液晶パネルと、上記液晶パネルを駆動させる制御部とを備え、上記液晶パネルの第一基板は、第一電極と第二電極とを有し、第二基板は、第三電極を有し、上記制御部は、表示モード切り替え部と、ガンマ補正テーブル記憶部と、ガンマ補正部と、画像データ出力部とを有し、上記ガンマ補正テーブル記憶部は、階調値と上記第一電極及び/又は上記第二電極への印加電圧とを対応付けるガンマ補正テーブルを格納しており、上記ガンマ補正部は、上記狭視野角モードと上記広視野角モードとで、上記ガンマ補正テーブル記憶部から異なるガンマ補正テーブルを取得し、それぞれのガンマ補正テーブルに基づいてガンマ補正を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液晶パネルと、前記液晶パネルを駆動させる制御部とを備え、
前記液晶パネルは、第一基板と、液晶層と、第二基板とをこの順に有し、
前記第一基板は、第一の絶縁層を介して積層された第一電極と第二電極とを有するか、又は、互いに対向して配置された第一電極と第二電極とを有し、
前記第二基板は、第三電極を有し、
前記制御部は、表示モード切り替え部と、ガンマ補正テーブル記憶部と、ガンマ補正部と、画像データ出力部とを有し、
前記表示モード切り替え部は、前記第三電極へ印加する電圧を制御することで狭視野角モードと広視野角モードとの切り替えを行い、
前記ガンマ補正テーブル記憶部は、階調値と前記第一電極及び/又は前記第二電極への印加電圧とを対応付けるガンマ補正テーブルを格納しており、
前記ガンマ補正部は、前記狭視野角モードと前記広視野角モードとで、前記ガンマ補正テーブル記憶部から異なるガンマ補正テーブルを取得し、それぞれのガンマ補正テーブルに基づいて、原画像データに対してガンマ補正を行い、得られたガンマ補正後画像データを前記画像データ出力部に出力し、
前記画像データ出力部は、液晶パネル駆動信号を前記液晶パネルへ出力し、前記第一電極及び/又は前記第二電極への印加電圧を調整することを特徴とする液晶表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値と、前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値との差は、0.4以下であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値は、前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記ガンマ補正テーブル記憶部は、階調0~255の間でガンマ値が一定であるガンマ補正テーブルを含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
前記ガンマ補正テーブル記憶部は、階調0~255の間でガンマ値が複数の値を有するガンマ補正テーブルを含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項6】
前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルは、階調0~255の間でガンマ値が一定であり、前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルは、階調0~255の間でガンマ値が複数の値を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
階調0~255の間の任意の階調を階調Xとすると、
0以上、X未満の階調では、前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルの前記ガンマ値は、前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値よりも小さく、
X以上、255の以下の階調では、前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値は、前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値より大きいことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
0~255階調の任意の階調をXとし、Xより大きい任意の階調をYとすると、
0以上、X未満の階調では、前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルの前記ガンマ値は、前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値よりも小さく、
Y以上、255の以下の階調では、前記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値は、前記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値より大きいことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
【請求項9】
前記第一電極及び前記第二電極の少なくとも一方は、絵素毎に配置され、第一の方向に延伸する線状電極部を含み、
前記第三電極は、平面視において、前記第一の方向と交差する第二の方向に延伸する線状電極部を含むことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液晶表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、表示のために液晶組成物を利用する表示装置であり、その代表的な表示方式は、一対の基板間に封入された液晶組成物に対して電圧を印加し、印加した電圧に応じて液晶組成物中の液晶分子の配向状態を変化させることにより、光の透過量を制御するものである。このような液晶表示装置は、薄型、軽量及び低消費電力といった特長を活かし、幅広い分野で用いられている。
【0003】
従来、液晶表示装置は、狭い視野角の範囲から観察しても、広い角度の範囲から観察しても同様の画像が観察できるように視野角特性を向上させることが検討されている。一方で、プライバシー保持の観点からは、狭い視野角の範囲からは画像を観察できるが、視野角の広い範囲からは上記画像を観察し難くする表示方法が検討されている。例えば、特許文献1には、カラーフィルタ基板に設けられた第三電極に印加する電圧を制御することで、狭視野角モードと広視野角モードとを切り替えることができる液晶表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-67852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によると、対向基板側に配置された第三電極に電圧を印加することでパブリックモードとプライバシーモードとを切り替えると、パブリックモードとプライバシーモードとで、液晶パネルの正面輝度や色味が異なることがあった。
【0006】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、プライバシーモードとパブリックモードとを切り替えることができ、かつ、プライバシーモードとパブリックモードとで、液晶パネルの輝度と色味の変化が抑制された液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の一実施形態は、液晶パネルと、上記液晶パネルを駆動させる制御部とを備え、上記液晶パネルは、第一基板と、液晶層と、第二基板とをこの順に有し、上記第一基板は、第一の絶縁層を介して積層された第一電極と第二電極とを有するか、又は、互いに対向して配置された第一電極と第二電極とを有し、上記第二基板は、第三電極を有し、上記制御部は、表示モード切り替え部と、ガンマ補正テーブル記憶部と、ガンマ補正部と、画像データ出力部とを有し、上記表示モード切り替え部は、上記第三電極へ印加する電圧を制御することで狭視野角モードと広視野角モードとの切り替えを行い、上記ガンマ補正テーブル記憶部は、階調値と上記第一電極及び/又は上記第二電極への印加電圧とを対応付けるガンマ補正テーブルを格納しており、上記ガンマ補正部は、上記狭視野角モードと上記広視野角モードとで、上記ガンマ補正テーブル記憶部から異なるガンマ補正テーブルを取得し、それぞれのガンマ補正テーブルに基づいて、原画像データに対してガンマ補正を行い、得られたガンマ補正後画像データを上記画像データ出力部に出力し、上記画像データ出力部は、液晶パネル駆動信号を上記液晶パネルへ出力し、上記第一電極及び/又は上記第二電極への印加電圧を調整する液晶表示装置。
【0008】
(2)また、本発明のある実施形態は、上記(1)の構成に加え、上記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値と、上記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値との差は、0.4以下である液晶表示装置。
【0009】
(3)また、本発明のある実施形態は、上記(1)又は(2)の構成に加え、上記狭視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値は、上記広視野角モードで用いられるガンマ補正テーブルのガンマ値よりも小さい液晶表示装置。
【0010】
(4)また、本発明のある実施形態は、上記(1)~(3)のいずれかの構成に加え、上記ガンマ補正テーブル記憶部は、階調0~255の間でガンマ値が一定であるガンマ補正テーブルを含む液晶表示装置。
(【0011】以降は省略されています)

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