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公開番号2024179418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098265
出願日2023-06-15
発明の名称バキュームポンプ
出願人株式会社ミクニ
代理人SSIP弁理士法人
主分類F04B 39/12 20060101AFI20241219BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】排気通路のシールとコンパクト化の両立が可能なバキュームポンプを提供する。
【解決手段】バキュームポンプ1は、ポンプ室10と、ポンプ室10に連通する吸気通路20および排気通路30とを含むケーシング2を備える。ケーシング2は、排気通路30のうち第1排気通路32が内部に形成された凸部102を有する第1部品100と、排気通路30のうち第1排気通路32に連通する第2排気通路34を形成するとともに凸部102が嵌合可能な嵌合孔202、および、嵌合孔202の外周側において第1部品100に向かって突出して設けられる外周縁部210を有する第2部品200と、を含む。バキュームポンプ1は、径方向において第1部品100の凸部102と第2部品200の外周縁部210との間に位置するように第1部品100と第2部品200との間に保持され、第1排気通路32及び第2排気通路34を含む排気通路30をシールするためのシール部材300をさらに備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ポンプ室と、前記ポンプ室に連通する吸気通路および排気通路とを含むケーシングを備え、
前記ケーシングは、
前記排気通路のうち第1排気通路が内部に形成された凸部を有する第1部品と、
前記排気通路のうち前記第1排気通路に連通する第2排気通路を形成するとともに前記凸部が嵌合可能な嵌合孔、および、前記嵌合孔の外周側において前記第1部品に向かって突出して設けられる外周縁部を有する第2部品と、
を含み、
径方向において前記第1部品の前記凸部と前記第2部品の前記外周縁部との間に位置するように前記第1部品と前記第2部品との間に保持され、前記第1排気通路及び前記第2排気通路を含む前記排気通路をシールするためのシール部材をさらに備える
バキュームポンプ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1部品は、前記第2部品の上方に位置し、
前記第1部品の前記凸部は、前記第2部品に向かって下方に突出するように設けられて前記第2部品の前記嵌合孔に嵌合された
請求項1に記載のバキュームポンプ。
【請求項3】
前記排気通路に連通するように前記第2部品に取り付けられ、前記凸部との嵌合部とは反対側における前記嵌合孔の端部に接続される延長管を備え、
前記延長管は、
前記第2部品から下方に延在する上流側部分と、
前記上流側部分の下流側に位置し、前記第2部品よりも高所まで上方に向かって延在する下流側部分と、
を含み、
前記延長管は、前記第1排気通路及び前記第2排気通路を通過した排気流れを、前記第2部品よりも高所に位置する前記延長管の出口まで導くように構成された
請求項2に記載のバキュームポンプ。
【請求項4】
前記延長管は、
前記第2部品から下方に延在するように前記第2部品の前記嵌合孔に圧入された前記上流側部分としてのニップルと、
前記ニップルのうち前記第2部品からの突出部分に装着される前記下流側部分としてのU字状のホースと、
を含む請求項3に記載のバキュームポンプ。
【請求項5】
前記ケーシングは、
前記第1部品としてのポンプカバーと、
前記第2部品としてのケーシング本体と、
前記ポンプカバーを挟んで前記ケーシング本体とは反対側に位置し、前記ポンプカバーに取り付けられるトップカバーと、
を含み、
前記ポンプ室は、前記ケーシング本体に設けられた凹部の開口を前記ポンプカバーが塞ぐことで、前記ポンプカバーと前記ケーシング本体とによって形成され、
前記ポンプ室から吐出された気体を前記第1排気通路に導く消音室が、前記ポンプカバーおよび前記トップカバーにより、前記ポンプ室の上方において前記ポンプカバーを挟んで前記ポンプ室とは反対側に形成される
請求項1又は2に記載のバキュームポンプ。
【請求項6】
前記第1部品は、前記凸部の外周側において前記第2部品と対向する平坦面を有し、
前記第2部品は、前記外周縁部の径方向内側において前記外周縁部を基準として凹んだ凹部を有し、
前記嵌合孔は、前記第1部品の前記平坦面に対向する前記凹部の底面に開口し、
前記シール部材は、軸方向において前記第1部品の前記平坦面と前記第2部品の前記底面との間に挟まれた状態で保持される
請求項1又は2に記載のバキュームポンプ。
【請求項7】
前記シール部材は、軸方向において前記第1部品の前記平坦面と前記第2部品の前記底面との間に挟まれた状態で、前記凸部の外周面との間に径方向隙間を空けて配置された
請求項6に記載のバキュームポンプ。
【請求項8】
前記シール部材は、軸方向において前記第1部品の前記平坦面と前記第2部品の前記底面との間に挟まれた状態で、前記第2部品の前記外周縁部に密着するように構成された
請求項7に記載のバキュームポンプ。
【請求項9】
前記シール部材は、径方向において、前記第1部品の前記凸部の外周面と、前記第2部品の前記外周縁部の内周面に連なる前記嵌合孔の内壁面との間に挟まれた状態で保持される
請求項1又は2に記載のバキュームポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バキュームポンプに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、容器内を大気圧以下に維持するためにバキュームポンプが知られている。
例えば、特許文献1には、自動車等の車両におけるブレーキブースターの負圧室を大気圧以下に維持するためのバキュームポンプが記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、使用環境によっては水しぶき等の液体が排気口に付着する可能性があることに鑑みて、部品点数の増大を抑制しつつ排気口に液体がかかることを抑制可能にしたバキュームポンプが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-25413号公報
特開2020-76336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、バキュームポンプのケーシングは、複数の部品を組み立てて形成することが一般的である。
このとき、ケーシングの内部流路のレイアウトによっては、バキュームポンプの排気通路を複数の区間に分割し、複数のケーシング部品にそれぞれの区間の排気通路を分散して設ける場合がある。複数のケーシング部品を組み立てることで、隣り合う区間の排気通路はケーシング部品間の接合面において互いに接続される。
【0006】
上述のように、複数の区間に分割された排気通路を複数のケーシング部品に分散して設ける場合、ケーシング部品間の接合面には排気通路をシールするためのシール部材を設ける必要がある。
しかし、ケーシング部品間の接合面にシール部材の設置スペースを確保することは、バキュームポンプのコンパクト化の障壁になり得る。
【0007】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、排気通路のシールとコンパクト化の両立が可能なバキュームポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るバキュームポンプは、
ポンプ室と、ポンプ室に連通する吸気通路および排気通路とを含むケーシングを備え、
ケーシングは、
排気通路のうち第1排気通路が内部に形成された凸部を有する第1部品と、
排気通路のうち第1排気通路に連通する第2排気通路を形成するとともに凸部が嵌合可能な嵌合孔、および、嵌合孔の外周側において第1部品に向かって突出して設けられる外周縁部を有する第2部品と、
を含み、
径方向において第1部品の凸部と第2部品の外周縁部との間に位置するように第1部品と第2部品との間に保持され、第1排気通路及び第2排気通路を含む排気通路をシールするためのシール部材をさらに備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、径方向において第1部品の凸部と第2部品の外周縁部との間に位置するように第1部品及び第2部品間にシール部材が保持されるので、第1部品又は第2部品の何れかにシール部材を収容するための溝を形成する必要がない。このため、バキュームポンプのコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るバキュームポンプの内部流路を概略的に示す図である。
他の実施形態に係るバキュームポンプの内部流路を概略的に示す図である。
さらに別の実施形態に係るバキュームポンプの内部流路を概略的に示す図である。
一実施形態に係るバキュームポンプのケーシングの部分断面図であり、排気通路周辺の構造を示している。
図4に示すバキュームポンプのケーシングの組立前の状態を示す図である。
他の実施形態に係るバキュームポンプのケーシングの部分断面図であり、排気通路周辺の構造を示している。
図6に示すバキュームポンプのケーシングの組立前の状態を示す図である。
一実施形態に係るバキュームポンプにおける延長管の構成を示す図である。
一実施形態に係るバキュームポンプの全体構造を示す斜視分解図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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