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公開番号
2024178833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097281
出願日
2023-06-13
発明の名称
車両制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
B60W
20/15 20160101AFI20241218BHJP(車両一般)
要約
【課題】エンジンの作動頻度を低下させて燃料消費率の改善を図ることが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】HEVモードでの走行中において(ステップST1でYES判定)、外気温度が所定値以下(ステップST2でYES判定)、車両の目的地までの距離が所定距離以下(ステップST3でYES判定)、および、車両停止後の次始動までの予測時間が所定時間以上(ステップST4でYES判定)の各条件が共に成立している場合、内燃機関作動要求SOCを低く設定する処理および水加熱ヒータを作動させる処理を実行する(ステップST5)。これにより、エンジンの作動頻度を低下させることができ、燃料消費率の改善を図ることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
走行用駆動力源として内燃機関と電動機とを備えると共に、車室内暖房用の熱源として水加熱ヒータを備え、前記電動機に給電を行う電池のSOCが内燃機関作動要求SOCまで低下したことを条件として前記内燃機関を作動させるようにした車両に搭載された車両制御装置において、
前記走行用駆動力源として少なくとも前記内燃機関を使用するHEVモードでの走行中において、以下の条件(1)および条件(2)を共に満たす場合に、前記内燃機関作動要求SOCを低く設定する処理および前記水加熱ヒータを作動させる処理のうち少なくとも一方を実行することを特徴とする車両制御装置。
条件(1)外気温度が所定値以下および内燃機関冷却水温度が所定値以下のうち少なくとも一方が成立していること、
条件(2)車両の目的地までの距離が所定距離以下および車両停止後の次始動までの予測時間が所定時間以上のうち少なくとも一方が成立していること。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両制御装置に係る。特に、本発明は、走行用駆動力源として内燃機関と電動機とを備えた車両における内燃機関の作動頻度を低下させるための対策に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ハイブリッド車両やプラグインハイブリッド車両に代表されるように走行用駆動力源として内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ場合もある)と電動機(以下、走行用モータと呼ぶ場合もある)とを備えた車両が知られている。この種の車両にあっては、所謂ハイブリッドモード(HEVモード)での走行時に、走行用モータに給電を行う駆動用バッテリ(以下、バッテリと呼ぶ場合もある)のSOC(State Of Charge)が所定値まで低下すると、エンジンを作動させてバッテリの充電を行う。また、車室内の暖房要求が生じている場合、エンジン冷却水温度に応じてエンジンのON/OFF制御が行われる。つまり、エンジン冷却水温度が所定値まで低下すると、エンジンを作動させてエンジン冷却水温度を上昇させるようにしている。
【0003】
エンジン冷却水温度に応じたエンジンのON/OFF制御の例として特許文献1が提案されている。この特許文献1には、暖房用の熱源としてエンジンおよび補助ヒータを備えた車両において、補助ヒータが使用されていない場合には、エンジン冷却水温度が目標吹き出し温度に応じて予め定められた閾値以下となった場合に通常エンジン始動要求制御を行ってエンジン冷却水の温度低下を防止する一方、補助ヒータが使用されている場合には、通常エンジン始動要求制御における水温の閾値よりも低い水温の閾値とした省動力なエンジンON要求制御を行うことによってエンジン停止時間を長くすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-308133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の発明者らは、前述したように単にバッテリのSOCやエンジン冷却水温度に応じてエンジンのON/OFF制御を行うものにあっては燃料消費率の改善を図るには限界がある点に鑑み、更なる燃料消費率の改善を図るための対策について考察した。例えば、低温始動時には暖機要求に応じてエンジンが作動することになると共に、前トリップにおいて目的地に到着する直前でエンジンが作動していると、エンジンの作動頻度が2重で増加する状況を招いており、トータルの燃料消費率が悪化してしまうといった現状に着目した。つまり、本発明の発明者らは、車両の走行状況(目的地までの距離等)に関わらず単にバッテリのSOCやエンジン冷却水温度に応じてエンジンを制御している点に着目し、このような状況において燃料消費率の改善の余地があることを新たな知見として得て本発明に至った。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの作動頻度を低下させて燃料消費率の改善を図ることが可能な車両制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、走行用駆動力源として内燃機関と電動機とを備えると共に、車室内暖房用の熱源として水加熱ヒータを備え、前記電動機に給電を行う電池のSOCが内燃機関作動要求SOCまで低下したことを条件として前記内燃機関を作動させるようにした車両に搭載された車両制御装置を前提とする。そして、この車両制御装置は、前記走行用駆動力源として少なくとも前記内燃機関を使用するHEVモードでの走行中において、以下の条件(1)および条件(2)を共に満たす場合に、前記内燃機関作動要求SOCを低く設定する処理および前記水加熱ヒータを作動させる処理のうち少なくとも一方を実行することを特徴とする。
条件(1)外気温度が所定値以下および内燃機関冷却水温度が所定値以下のうち少なくとも一方が成立していること、
条件(2)車両の目的地までの距離が所定距離以下および車両停止後の次始動までの予測時間が所定時間以上のうち少なくとも一方が成立していること。
【0008】
この特定事項により、車室内の暖房要求が生じている可能性が高い状況において、車両の目的地までの距離が所定距離以下であったり車両停止後の次始動までの予測時間が所定時間以上であったりすることで、電池のSOCを高くしておく必要がない状況にあっては、内燃機関作動要求SOCを低く設定する処理を行ったり、水加熱ヒータを作動させる処理を行ったりすることにより、内燃機関の作動頻度を低下させることができ、燃料消費率の改善を図ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、HEVモードでの走行中において、条件(1)外気温度が所定値以下および内燃機関冷却水温度が所定値以下のうち少なくとも一方が成立していること、条件(2)車両の目的地までの距離が所定距離以下および車両停止後の次始動までの予測時間が所定時間以上のうち少なくとも一方が成立していること、を共に満たす場合に、内燃機関作動要求SOCを低く設定する処理および水加熱ヒータを作動させる処理のうち少なくとも一方を実行するようにしている。これにより、内燃機関の作動頻度を低下させることができ、燃料消費率の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る車両の制御系の概略を示す図である。
実施形態に係る車両に搭載された冷却水回路の概略を示す図である。
エンジン作動頻度低下制御の手順を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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