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公開番号
2024178786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097203
出願日
2023-06-13
発明の名称
車両懸架装置用スプリングシート
出願人
日産自動車株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
B60G
15/06 20060101AFI20241218BHJP(車両一般)
要約
【課題】高減衰材料を用いても低温時の亀裂や割れを抑制できる車両懸架装置用スプリングシートを提供する。
【解決手段】車体側部材と車輪側部材との間に配置されるコイルスプリング17の端部に設けられるスプリングシート2において、前記コイルスプリング17と当接する第1当接面212を有する弾性部材21と、少なくとも前記第1当接面212において前記弾性部材21に埋設され、前記弾性部材21より高剛性の剛性部材22と、を有し、前記弾性部材21は、前記第1当接面212の一部に第1穴部215を有し、前記剛性部材22は、前記第1穴部215の位置に設けられ、当該第1穴部215の開口縁より低い、前記コイルスプリング17に向かう第1凸部223を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車体側部材と車輪側部材との間に配置されるコイルスプリングの端部に設けられるスプリングシートにおいて、
前記コイルスプリングと当接する第1当接面を有する弾性部材と、
少なくとも前記第1当接面において前記弾性部材の前記コイルスプリングとは反対側に配置され、前記弾性部材より高剛性の剛性部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記第1当接面の一部に第1穴部を有し、
前記剛性部材は、前記第1穴部の位置に設けられ、前記コイルスプリングに向かう第1凸部であって、当該第1凸部の頂面が前記第1穴部の開口縁より没入する没入位置にある第1凸部を有する車両懸架装置用スプリングシート。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記コイルスプリングが収縮した場合に、当該コイルスプリングが、前記第1穴部の位置において前記第1凸部に当接する請求項1に記載の車両懸架装置用スプリングシート。
【請求項3】
前記第1穴部及び前記第1凸部は、前記第1当接面の両端部に設けられている請求項1に記載の車両懸架装置用スプリングシート。
【請求項4】
前記第1穴部及び前記第1凸部は、前記第1当接面の両端部と、当該両端部の間とに設けられ、
前記両端部の間に設けられた第1凸部の頂面は、前記両端部に設けられた第1凸部の頂面より前記第1穴部の開口縁に近い請求項1に記載の車両懸架装置用スプリングシート。
【請求項5】
前記弾性部材の前記第1当接面の反対側の面に当接する台座部材をさらに備え、
前記弾性部材は、前記台座部材に当接する第2当接面の一部に第2穴部を有し、
前記剛性部材は、前記第2穴部の位置に設けられ、前記台座部材に向かう第2凸部であって、当該第2凸部の頂面が前記第2穴部の開口縁より没入する没入位置にある第2凸部を有する請求項1~4のいずれか一項に記載の車両懸架装置用スプリングシート。
【請求項6】
前記弾性部材は、前記第2当接面に、前記第2穴部が外気と連通する空気抜き孔を有する請求項5に記載の車両懸架装置用スプリングシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両懸架装置用スプリングシートに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
サスペンション用アッパサポートにおいて、サスペンションスプリング(70)の上端を支持するスプリング受金具(32)を設け、ロワ側支持金具(24)とスプリング受金具(32)との対向面に形成された上側当接ゴム層(30)及び下側当接ゴム層(40)が、サスペンションスプリング(70)の付勢力で相互に当接して重ね合わされるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。サスペンションスプリング(70)が収縮するときの力は座面ゴム(42)に加わる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-196574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術の座面ゴムの減衰特性を向上させるために、座面ゴムにロスファクタが高い高減衰材料を採用することが検討されているが、この種の高減衰材料は低温時の剛性が高いので、大きな入力があると亀裂や割れが発生するおそれがある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、高減衰材料を用いても低温時の亀裂や割れを抑制できる車両懸架装置用スプリングシートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、コイルスプリングと当接する当接面を有する弾性部材は、当接面の一部に穴部を有し、前記弾性部材のコイルスプリングとは反対側に配置された高剛性の剛性部材は、穴部の位置において当該穴部の開口縁より没入する没入位置に凸部を有することによって、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、スプリングシートの弾性部材に高減衰材料を用いても、低温時の亀裂や割れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るスプリングシートが用いられる車両懸架装置の一例を示す概略図である。
本発明に係るスプリングシートの一実施の形態を示す半断面図である。
図2のスプリングシートを示す平面図及び断面図である。
図2のスプリングシートの作用を説明するための半断面図である。
本発明に係るスプリングシートの他の実施の形態を示す半断面図である。
図5のスプリングシートを示す平面図である。
本発明に係るスプリングシートのさらに他の実施の形態を示す半断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態例を説明する。図1は、本発明に係るスプリングシート2が用いられる車両懸架装置1の一例を示す概略図である。図1において、符号11は車両、符号1は車両懸架装置を示し、車両懸架装置1において、符号12はタイヤ、符号13はドライブシャフト、符号14はロアリンク、符号15はアクスル、符号16はショックアブソーバ、符号17はコイルスプリングをそれぞれ示す。
【0010】
本発明に係るスプリングシート2は、車両懸架装置1のコイルスプリング17の上端部又は下端部に設けられる部品である。本発明に係るスプリングシート2は、コイルスプリング17の上端部と車体側部材(車両ボディなど)との間、又はコイルスプリング17の下端部と車輪側部材(ロアリンクなど)との間に配置される。図2は、本発明に係るスプリングシート2の一実施の形態を示す半断面図、図3は、図2のスプリングシート2を示す平面図及びA-A線,B-B線,C-C線のそれぞれに沿う断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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