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公開番号
2024178740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097113
出願日
2023-06-13
発明の名称
リヤサスペンション装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60G
3/20 20060101AFI20241218BHJP(車両一般)
要約
【課題】外力によって生じたサスペンションジオメトリの変化を外部から見出すことができるリヤサスペンション装置を提供する。
【解決手段】リンク5を有するリンク機構4が車体1と車輪2の間に基準取付位置を有して介装され、後輪3L,3Rにおいて、後軸中心から車両前後方向に離れた位置に所定の大きさ以上の外力が加わった場合に、リンク機構4が基準取付位置から相対移動される相対移動可能部7を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
リンクを有するリンク機構が車体と車輪との間に基準取付位置を有して介装されたリヤサスペンション装置において、
前記車輪において、後軸中心から車両前後方向に離れた位置に所定の大きさ以上の外力が加わった場合に、前記リンク機構が前記基準取付位置から相対移動される相対移動可能部を有することを特徴とするリヤサスペンション装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記相対移動可能部は、前記リンク機構を前記車体側に連結するための締結部品と、前記車体側に設けられ、前記締結部品の軸部が挿通され、車両左右方向において前記軸部よりも大きい開口を有する長穴と、を備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のリヤサスペンション装置。
【請求項3】
前記締結部品は前記長穴に前記軸部が挿通された状態で締結され、前記長穴の車両左右方向の少なくとも一方に、前記締結部品と当接又は近接して設けられ前記締結部品の車両左右方向の少なくとも一方への移動を規制し且つ前記所定の大きさ以上の外力が加わった場合に破断可能な規制部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載のリヤサスペンション装置。
【請求項4】
前記リンク機構は後輪を転舵するための後輪転舵アクチュエータを有し、前記相対移動可能部は、前記後輪転舵アクチュエータと前記車体との間に設けられたことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のリヤサスペンション装置。
【請求項5】
前記相対移動可能部は、前記後輪転舵アクチュエータを前記車体に連結するための締結部品と、
前記車体に設けられ、前記締結部品の軸部が挿通され、車両左右方向において前記軸部よりも大きい開口を有する長穴と、
前記軸部と前記長穴との間に介装される円筒部材と、を備え
前記円筒部材は、前記所定の大きさ以上の外力が加わった場合に破断可能に前記長穴の内周面及び/又はその近傍に固着されていることを特徴とする請求項4に記載のリヤサスペンション装置。
【請求項6】
前記長穴の長手方向両端部における前記長穴の短手方向の寸法は長手方向中央部における前記長穴の短手方向の寸法より小さく且つ前記円筒部材の外径より小さいことを特徴とする請求項4に記載のリヤサスペンション装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のリヤサスペンション装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、後軸中心から車両前後方向(後方)に離れた位置でハブキャリア(アクスルハウジング)に接続されるサイドロッド(リンク)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-47824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、後軸中心から車両前後方向に離れた位置に車両左右(横)方向から大きな外力が作用すると、後軸中心から離れた位置でハブキャリアに固定されるサイドロッドなどのリンク機構が位置ずれしてサスペンションジオメトリが変化するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、リンクを有するリンク機構が車体と車輪との間に基準取付位置を有して介装されたリヤサスペンション装置において、車輪において、後軸中心から車両前後方向に離れた位置に所定の大きさ以上の外力が加わった場合に、リンク機構が基準取付位置から相対移動される相対移動可能部を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、後軸中心から車両前後方向に離れた位置に所定の大きさ以上の外力が加わると、リンク機構が基準取付位置から相対移動されるので、外力によって加わるリンク機構へのエネルギーを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両用リヤサスペンション装置の第1実施形態を示す斜視図である。
図1のリヤサスペンション装置の機能説明図である。
図1のリヤサスペンション装置に設けられた相対移動可能部の構成を示す組立図である。
図3の相対移動可能部の長穴と規制部の説明図である。
図4の長穴と規制部が設けられたブラケットの正面図である。
図3の締結部材の三面図である。
図3の相対移動可能部を組み立てた状態の平面図である。
図7の相対移動可能部によるリンク調整の説明図である。
図7の相対移動可能部に外力が作用した場合の説明図である。
図9の正面図である。
車両用リヤサスペンション装置の第2実施形態を示す斜視図である。
図11のリヤサスペンション装置における後輪転舵アクチュエータと相対移動可能部の組立図である。
図12のアクチュエータマウント部の斜視図である。
図11の相対移動可能部に外力が作用した場合の説明図である。
図11の相対移動可能部の他の例を示す外力作用時の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
図1に示す第1実施形態の車両用のリヤサスペンション装置は、後輪3L,3Rが取り付けられるハブキャリア2と車体であるサスペンションメンバ1の間に、主として後輪3L,3Rの上下方向への移動(ストローク)を許容するリンク機構4が介装されて構成されている。このリンク機構4は、フロントアッパーリンク51、リヤアッパーリンク52、フロントロアリンク53、リヤロアリンク54、トーコントロールリンク(ロッド)5を有する。これらのリンクの車輪側端部は、周知のリヤサスペンション装置と同様に、ハブキャリア2に弾性的に連結されている。また、フロントアッパーリンク51、リヤアッパーリンク52、フロントロアリンク53、リヤロアリンク54の車体側端部も、周知のリヤサスペンション装置と同様に、サスペンションメンバ1に弾性的に連結されている。また、このリヤサスペンション装置は、車両の後輪3L,3Rを能動的に転舵するための後輪転舵アクチュエータ6を備える。この実施形態の後輪転舵アクチュエータ6は、サスペンションメンバ1の車両左右方向中央部に形成されたアクチュエータマウント部55にリジットに固定されている。この後輪転舵アクチュエータ6は、車両左右方向両側にアクチュエータロッド55が突出しており、それらアクチュエータロッド55の突出先端部に車両左右方向両側のトーコントロールリンク5の車体側端部が弾性的に連結されている。この後輪転舵アクチュエータ6では、車両左右方向両側のトーコントロールリンク5を車両左右方向に同時に移動することにより、図2に示すように、後輪3L,3Rのトーの向き(トー角)を変更して後輪3L,3Rを転舵する。後輪転舵アクチュエータ6の作動は、図示しないコントローラからの制御信号(駆動信号)によって電子制御されるが、その制御態様については省略する。また、後輪転舵アクチュエータ6は、例えば、車両左右方向両側のアクチュエータロッド55が独立して作動するものであってもよい。
【0010】
トーコントロールリンク5と後輪転舵アクチュエータ6のアクチュエータロッド55の連結部位には、トーコントロールリンク5を車両左右方向に移動して後輪3L,3Rのトー角を調整するトー角調整機構56が設けられている。このトー角調整機構56は、例えば、部品の製造公差や組み立て誤差の累積などによって生じる後輪3L,3Rのトー角の誤差を規定の範囲内に収まるように調整するためのものである。また、このトー角調整機構56は、後軸(後輪3L,3Rの車軸)中心から車両前後方向に離れた位置に主として車両左右方向への大きな外力が作用した場合にトーコントロールリンク5を車両左右方向に移動させる相対移動可能部7を構成している。図3の組立図を用いてトー角調整機構56(相対移動可能部7)の構成要素を説明する。このトー角調整機構56は、後輪転舵アクチュエータ6の(車両左側の)アクチュエータロッド55の突出先端部に固定されたブラケット21、ブラケット21に差し込まれたトーコントロールリンク5の車体側端部にブラケット21の一方の外側から差し込まれるカムボルト22、ブラケット21の他方の外側に突出されたカムボルト22の軸部22b(ねじ部22c)に被嵌されてカムボルト22と一体的に回転されるカムワッシャ23、及びカムボルト22のねじ部22cに螺着されるナット24を備えて構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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