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公開番号2024178018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096499
出願日2023-06-12
発明の名称通信装置、制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類H04W 24/02 20090101AFI20241217BHJP(電気通信技術)
要約【課題】境界IABノードとして動作可能なIABノードを把握可能とする仕組みを提供する。
【解決手段】一のIAB(Integrated Access and Backhaul)ネットワークを形成するIABノードとして機能している自ノードが、一のIABネットワークと他の一のIABネットワークの両方へ接続するIABノードである境界IABノードとして動作可能であるか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、判定結果に応じた通信メッセージを送信する送信手段を有することを特徴とする、通信装置が開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一のIAB(Integrated Access and Backhaul)ネットワークを形成するIABノードとして機能している自ノードが、前記一のIABネットワークと他の一のIABネットワークの両方へ接続するIABノードである境界IABノードとして動作可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記判定結果に応じた通信メッセージを送信する送信手段を有することを特徴とする、通信装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記通信メッセージは、自ノードが前記境界IABノードとして動作可能であるか否かを表す所定情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記所定情報は、前記判定結果を表すパラメータの値を含むことを特徴とする、請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
モバイルIABノードとして移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
一のIAB(Integrated Access and Backhaul)ネットワークを形成するIABドナーとして機能する通信装置であって、
IABノードとして機能する他の通信装置から、通信メッセージを受信する受信手段と、
前記通信メッセージに基づいて、前記他の通信装置が、前記一のIABネットワークと他の一のIABネットワークの両方へ接続するIABノードである境界IABノードとして動作可能であるか否かを判断する判断手段とを有することを特徴とする、通信装置。
【請求項6】
前記判断手段は、前記通信メッセージに所定情報が含まれているか否かに基づいて、前記他の通信装置が境界IABノードとして動作可能であるか否かを判断することを特徴とする、請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記判断手段は、前記通信メッセージに前記所定情報が含まれている場合に、前記所定情報に基づいて、前記他の通信装置が境界IABノードとして動作可能であるか否かを判断することを特徴とする、請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記所定情報は、前記他の通信装置が境界IABノードとして動作可能であるか否かを表すパラメータの値を含むことを特徴とする、請求項7に記載の通信装置。
【請求項9】
前記通信メッセージは、RRC(Radio Resource Control)メッセージ、BAP(Backhaul Adaptation Protocol)メッセージ、又はMeasurementReportメッセージであることを特徴とする、請求項1又は5に記載の通信装置。
【請求項10】
前記通信メッセージは、RRCメッセージであり、
前記RRCメッセージは、RRC SetupCompleteメッセージ又はMeasurementReportメッセージであることを特徴とする、請求項9に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)(登録商標)において、バックホール用の通信技術としてIAB(Integrated Access and Backhaul)の規格化が進んでいる。
【0003】
IAB技術は、基地局とユーザ機器(UE:User Equipment)との間のアクセス通信に用いられる28GHz帯等のミリ波無線通信を、バックホール通信として同時に利用する技術である(特許文献1)。
【0004】
IAB技術を用いたバックホール通信においては、IABノードと呼ばれる中継機器が、基地局であるIABドナーからの通信をミリ波通信により中継する。
IAB技術を用いることで、従来の光ファイバーなどによる有線通信と比較して低コストでエリアのカバレッジを広げることができる。
【0005】
これまで3GPPでは、Rel-17まで境界IABノードについて仕様策定を実施してきた。
【0006】
特許文献2に開示されるように、境界IABノードとはRel-17から議論されている内容で、異なるIABドナーによって管理される各IABネットワークの両方へ接続するIABノードである。境界IABノードの制御は単一のIABドナーによって実行される。そのため、境界IABノードの下位に接続するIABノードは、境界IABノードを制御するIABドナーによって管理されるIABネットワークへと接続する。
【0007】
境界IABノードによる利点は、境界IABノードを制御するIABドナーが、境界IABノードへ接続する装置と通信する際に、他のIABドナーが管理するIABネットワークを経由して通信することが可能である点である。これにより、境界IABノードを制御するIABドナーは、自身が管理するネットワークにおいて、無線リンク障害が発生した場合に不都合を低減できる。すなわち、他のIABネットワークを利用することで無線リンク障害を回避して通信することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2019-534625号公報
米国特許公開第2022/0394571号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
今後5G(5th Generation Mobile Communication System)が普及し、IABノードや、特にモバイルIABノードが一般に広く利用されるようになってくると予想される。この場合、機器スペックやリソース制限等により全てのIABノードが境界IABノードとして機能できない可能性がある。
【0010】
本発明は、上述の課題の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明の1つの側面としては、境界IABノードとして動作可能なIABノードを把握可能とする仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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